登山やキャンプなどのアウトドアシーンで、意外とかさばるのが「水筒」ですよね。中身を飲み干した後も空のボトルがザックのスペースを占領しているのを見て、「もっとコンパクトになればいいのに……」と思ったことはありませんか?
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、日本を代表するアウトドアブランド、モンベル(mont-bell)から発売されているモンベル フレックス ウォーター パックです。
軽量で、飲み終わったらクルクルと丸めて収納できるこのアイテム。登山愛好家の間ではもはや定番ですが、実は「メンテナンス」や「使い勝手」について気になっている方も多いはず。
今回は、このモンベル フレックス ウォーター パックの魅力から、多くのユーザーが直面する「乾かし方」の裏技まで、徹底的に深掘りしてご紹介します。
登山者がモンベルのフレックスウォーターパックを選ぶ3つの理由
なぜ、多くの登山者が数あるボトルの中からモンベル フレックス ウォーター パックを選ぶのでしょうか。そこには、過酷な山行を支える計算された機能美があります。
圧倒的なパッキング効率の良さ
最大のメリットは、何といっても「形状が自由自在」であることです。ハードボトル(プラスチックやアルミの固い水筒)は、中身が減っても体積が変わりません。
しかし、モンベル フレックス ウォーター パックはソフト素材で作られているため、水が減るにつれて本体がしぼんでいきます。最終的に飲み終えた後は、手のひらサイズにまで丸めてパッキングできるので、帰りのザックにゆとりが生まれます。
独自の「自立する」構造
ソフトボトルの中には、水を入れるとフニャフニャして自立しないものも多いですよね。休憩中に地面に置けなくて困る、というのはよくある話です。
その点、このパックは底部にマチが設けられており、水を入れるとしっかりと自立します。テント泊の際、調理台の脇に立てて置いておける安定感は、一度使うと手放せません。
におい移りが少なく、タフな素材
直接口にする水を入れるものだから、素材の安全性やにおいも気になりますよね。モンベル フレックス ウォーター パックは抗菌仕様のポリエチレンを採用しており、独特のビニール臭が抑えられています。
また、折り曲げに対する耐久性が非常に高く、長期間の使用でも「折り目から水が漏れてきた」というトラブルが起きにくい設計になっています。
スペックから見る活用術:冷凍はOK?熱湯は?
実際に使用する上で知っておきたいのが、対応温度や容量のバリエーションです。自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
豊富なサイズ展開
モンベル フレックス ウォーター パックには、主に1.0L、1.5L、2.0Lの3つのサイズがあります。
- 日帰り登山なら:1.0L〜1.5L
- テント泊や縦走なら:2.0L
用途に合わせて複数持っておき、予備の水としてザックの底に忍ばせておくのも賢い使い方です。
夏山で大活躍!「冷凍」の裏技
このパックの耐冷温度は-20℃。つまり、中身を凍らせて持ち運ぶことができます。
夏場の登山では、半分ほど水を入れて凍らせたモンベル フレックス ウォーター パックを背中の近くにパッキングしてみてください。
背中を冷やす保冷剤としての役割を果たしながら、歩いているうちに溶けた冷たい水を飲むことができます。ただし、凍らせる際は膨張による破損を防ぐため、満水にはせず、少し空気を抜いた状態で凍らせるのがコツです。
耐熱温度の注意点
一方で、耐熱温度は60℃までとなっています。沸騰したての熱湯を入れてしまうと、本体が変形したり接合部が弱まったりする恐れがあるため厳禁です。
冬場に「湯たんぽ」として使いたい場合は、必ずお湯の温度を60℃以下(手で触れて熱いと感じる程度)に調整してから入れるようにしましょう。
競合製品「プラティパス」との違いをチェック
ソフトボトルの代名詞といえば、アメリカ生まれの「プラティパス」を思い浮かべる方も多いでしょう。モンベルの製品と何が違うのか、比較してみましょう。
まず、モンベル フレックス ウォーター パックには、注ぎ口の近くに「フィンガーリング(指をかける穴)」が付いています。これがあるおかげで、水を注ぐ時に本体を安定させやすく、手が濡れていても滑り落とす心配がありません。
一方のプラティパスは、よりシンプルで極限まで軽量化されています。モンベルの方が、底部にマチがある分、水を少量にした際でも自立しやすいという特徴があります。
価格面でもモンベルは非常にリーズナブル。コストパフォーマンスを重視しつつ、使い勝手の良さを求めるなら、モンベル フレックス ウォーター パックに軍配が上がるでしょう。
悩みの種「乾かない」を解決!メンテナンスの極意
多くのユーザーが頭を抱えるのが、「使用後の乾燥」です。中が完全に乾かずに放置してしまうと、カビや雑菌の繁殖を招いてしまいます。
ここでは、モンベル愛用者たちが実践している「効率的な乾かし方」をご紹介します。
基本は「逆さま」+「空気の通り道」
単に逆さまにして吊るしておくだけでは、内側同士がペタッとくっついてしまい、一向に乾きません。
100円ショップなどで売られている「ペットボトル乾燥スタンド」を利用したり、キッチンにある菜箸を差し込んで隙間を作ったりするのが基本です。
キッチンペーパーを活用する
どうしても水滴が残る隅の部分には、丸めたキッチンペーパーを菜箸で押し込み、中の水分を吸い取ってしまうのが手っ取り早い方法です。大まかな水分を吸い取るだけで、乾燥時間は劇的に短縮されます。
便利な「吊り下げタブ」の自作
モンベル フレックス ウォーター パックは底部に吊り下げるための穴がありません。そこで、底の端に防水のガムテープなどを貼り付けて「吊り下げ用のタブ」を自作するユーザーもいます。
これによって口を真下に向けて安定して干せるようになるため、非常に効率的です。
究極の保管術:乾燥させずに「冷凍」?
どうしても乾かす時間がない、というベテラン登山者が行っている裏技が「洗浄後にそのまま冷凍庫で保管する」という方法です。
菌は低温下では繁殖しにくいため、次に使う時まで冷凍庫に入れておけば、カビに悩まされることもありません。使用前にさっと水ですすぐだけで準備完了です。
さらに便利に!ハイドレーション化する拡張性
モンベル フレックス ウォーター パックの優れた点は、単なる水筒で終わらない拡張性にあります。
別売りのモンベル フレックスウォーターパック ドリンクチューブを装着すれば、ザックに収納したまま歩きながら水分補給ができる「ハイドレーションシステム」に早変わりします。
いちいちザックを下ろして休憩する必要がなくなるため、長距離を歩く縦走登山や、こまめな水分補給が欠かせないトレイルランニングでも大活躍します。
本体の注ぎ口は一般的なペットボトルと近い形状ですが、この純正チューブは専用設計されているため、漏れにくくスムーズな給水が可能です。最初はボトルとして使い始め、ステップアップとしてチューブを買い足す、という使い方もおすすめです。
モンベルのフレックスウォーターパックを使いこなして快適な山行を
登山装備において「水」の管理は、安全と快適さを左右する極めて重要な要素です。
モンベル フレックス ウォーター パックは、その軽量さ、自立する安定感、そして高い耐久性によって、初心者からベテランまで幅広い層に支持されています。
確かに「乾かしにくい」というソフトボトル特有の弱点はありますが、今回ご紹介したようなキッチンペーパーやスタンドを活用したケアを行えば、長く清潔に使い続けることができます。
一度このパッキングの快適さを知ってしまうと、もう重くてかさばる予備ボトルには戻れないかもしれません。
ぜひ、次回の山行にはモンベル フレックス ウォーター パックを携えて、スマートで身軽な登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。メンテナンスのコツさえ掴めば、あなたの心強い相棒になってくれるはずですよ。

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