「雨の日の登山をもっと快適にしたい」「長く使える一着が欲しい」と考えたとき、真っ先に候補に挙がるのがモンベルのレインウェアですよね。なかでも世界最高水準の防水透湿性を誇る「ゴアテックス」を採用したモデルは、登山者の憧れであり、信頼の証でもあります。
しかし、いざショップに行ってみるとモンベル ストームクルーザーやモンベル レインダンサーなど、似たような名前のジャケットがずらりと並んでいて、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いはず。
実は、モンベルのゴアテックス製品には明確な「使い分け」が存在します。この記事では、初心者からベテランまで納得できる失敗しない選び方と、今手に入れるべきおすすめモデル15選を徹底的に解説します。
そもそも「モンベルのゴアテックス」が最強と言われる理由
アウトドアブランドは数あれど、なぜモンベルのゴアテックス製品がこれほどまでに支持されるのでしょうか。その理由は、圧倒的な「コストパフォーマンス」と「日本人のための設計」にあります。
海外ブランドのゴアテックスジャケットが6万円〜10万円することも珍しくないなか、モンベルなら2万円〜4万円台で同等の、あるいはそれ以上のスペックを手に入れることができます。これは広告宣伝費を抑え、自社で企画から流通まで一貫して行っているからこそ成せる業です。
また、欧米ブランドは袖が長すぎたり、身幅がタイトすぎたりすることがありますが、モンベルは日本人の体型を基準にパターンを起こしています。この絶妙なフィット感が、動きやすさと快適さを生んでいるのです。
失敗しないための3つのチェックポイント
自分にぴったりの一着を見つけるために、まずは以下の3つの基準を押さえておきましょう。
1. 生地の厚さ(デニール)を確認する
生地の強さを表す単位が「デニール」です。
- 10〜20デニール: 薄くて軽い。トレイルランニングや、万が一の備えとして持ち歩くのに最適。
- 30〜50デニール: 汎用性が高い。無雪期の登山やキャンプ、フェスなど一番使い勝手が良い厚み。
- 70デニール以上: 非常に丈夫。積雪期の登山や、岩場が多いハードな縦走向け。
2. ゴアテックスの種類(裏地の構造)を知る
同じゴアテックスでも、裏地の処理によって着心地が劇的に変わります。
- GORE C-ニットバッカー: 極薄のニットを裏地に使用。しなやかで「シャカシャカ感」が少なく、Tシャツの上に着てもベタつきにくいのが特徴。
- GORE パックライトプラス: 裏地をなくし、代わりに特殊な粒子をコーティング。驚くほど軽く、収納サイズがコンパクトになります。
- GORE-TEX プロ: 耐久性と透湿性を極限まで高めた、プロ仕様の堅牢な素材。
3. 必要な機能を見極める
例えば、運動量が多くて汗をかきやすいなら、脇の下をガバッと開けられる「ピットジップ(換気窓)」が付いているモデルがおすすめ。逆に、軽さを最優先するなら、ポケットの数を絞ったシンプルなモデルが適しています。
カテゴリ別!モンベルのゴアテックスおすすめ15選
それでは、具体的なおすすめモデルを見ていきましょう。用途に合わせて最適なものを選んでみてください。
【王道のレインウェア・ジャケット編】
1. ストームクルーザー ジャケット
モンベル ストームクルーザーは、モンベルを代表する大ベストセラーです。最新の「C-ニットバッカー」を採用し、防水性、透湿性、そして軽量性のバランスが完璧。迷ったらこれを選べば間違いありません。
2. レインダンサー ジャケット
モンベル レインダンサーは、50デニールのタフな生地を使用した質実剛健なモデル。ストームクルーザーより少し重いですが、その分価格が抑えられており、初めての本格レインウェアとして根強い人気があります。
3. トレントフライヤー ジャケット
「世界最高水準の透湿性」を謳う、スピード重視のモデル。脇に大きなベンチレーションが付いており、雨の中を激しく動いても内部が蒸れにくいのが特徴です。
4. ピークドライシェル
表地をなくし、ゴアテックス メンブレンを剥き出しにした特殊構造。水を全く吸わないため、濡れて重くなることがなく、振るだけで水滴が飛び散ります。
5. バーサライト ジャケット
とにかく軽さを追求したモデル。わずか130g前後の重量でゴアテックスの防水性を備えているため、軽量化を突き詰めるウルトラライト(UL)ハイカーに愛用されています。
6. フィールド レインジャケット
農作業や林業などのワークシーンを想定したモデル。一般的な登山用よりも摩耗に強く、落ち着いたカラー展開が特徴です。
【過酷な環境に耐えるアルパインウェア編】
7. ストリームパーカ
モンベル ストリームパーカは、3,000m級の冬山にも対応するフラッグシップモデル。極めて頑丈な「ゴアテックス プロ」を採用し、アイゼンやピッケルが当たっても破れにくい強靭さを備えています。
8. ダイナアクションパーカ
驚異のストレッチ性を持つモデル。アイスクライミングやスキーなど、大きな動きを伴うアクティビティでもストレスなく着用できます。
9. ドロワットパーカ
ゴアテックスのシェルに薄手の保温材を組み合わせた中綿入りモデル。冬のトレッキングやスノーシュー、あるいは極寒地のキャンプでその威力を発揮します。
【足元を守るフットウェア編】
10. マウンテンクルーザー600
軽量で歩きやすく、日帰り登山から小屋泊まりまで広く対応。ゴアテックスのブーティが内蔵されているため、ぬかるみや渡渉でも足が濡れる心配はありません。
11. アルパインクルーザー2000
モンベル アルパインクルーザーは、本格的な縦走登山向けのタフな一足。重い荷物を背負っても足首が安定し、厳しい路面状況でもしっかりグリップします。
12. タイオガブーツ
足入れが柔らかく、初心者の方でも違和感なく履けるエントリーモデル。雨天時の滑りやすさを考慮したソール設計も魅力です。
【小物・その他のギア編】
13. GORE-TEX メドーパーカ
街着としても馴染むデザインながら、スペックは本格派。旅行や通勤・通学など、日常にゴアテックスを取り入れたい方に最適です。
14. GORE-TEX クラッシャーハット
モンベル ゴアテックス ハットは、雨の日の視界を確保する必需品。レインウェアのフードを被るのが苦手な人でも、これがあれば快適です。
15. GORE-TEX バイク レインコート
自転車走行時の姿勢を考慮して作られたモデル。バタつきを抑え、ヘルメットの上から被れるフードなど、自転車乗りのための工夫が詰まっています。
ゴアテックスを10年使うためのメンテナンス術
せっかく手に入れた高品質なジャケットも、メンテナンスを怠ると寿命が縮まってしまいます。
よくある誤解が「ゴアテックスは洗うと防水性能が落ちる」というもの。実はこれ、正反対です。皮脂汚れや泥が生地に詰まると、透湿性が失われて内部が結露し、まるで雨漏りしているかのように濡れてしまいます。
正しいお手入れの手順:
- 洗濯機で洗う: 中性洗剤を使い、ネットに入れて弱水流で洗います。柔軟剤は撥水性を損なうので厳禁です。
- 念入りにすすぐ: 洗剤成分が残っていると水を吸い寄せてしまうため、すすぎは通常の2倍行いましょう。
- 熱を加える: これが最大のポイント!乾燥機に入れるか、低温のアイロン(当て布必須)をかけることで、表面の撥水基が立ち上がり、水弾きが劇的に復活します。
もし水弾きが戻らなくなったら、モンベル O.D.メンテナンス はっ水スプレーなどを使用して補ってあげてください。
自分にぴったりのモンベル・ゴアテックスを見つけよう
モンベルの製品ラインナップは非常に豊富ですが、それはあらゆるユーザーの「困りごと」に寄り添ってきた結果でもあります。
- 「最初の一着」を探しているなら: モンベル ストームクルーザー。
- 「予算を抑えつつ本格的に」なら: モンベル レインダンサー。
- 「とにかく軽さ重視」なら: モンベル トレントフライヤー。
このように、自分の登山スタイルをイメージすれば、自ずと答えは見えてくるはずです。
山の上では、天候の急変は避けて通れません。しかし、信頼できるゴアテックスのウェアがバックパックに入っていれば、雨の音すら楽しむ余裕が生まれるものです。
最高のギアを相棒にして、次の山行をもっと自由に、もっと安全に楽しんでくださいね。モンベルのゴアテックスおすすめ15選を参考に、あなたにぴったりのパートナーが見つかることを願っています。

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