パタゴニアの古着を手に取ったとき、「これっていつ頃のモデルなんだろう?」とワクワクしたことはありませんか?
独特のレトロな配色や、現行品にはないタフな質感。パタゴニア(Patagonia)のアイテムは、作られた年代によってデザインや機能が少しずつ異なり、それが古着好きを虜にする大きな魅力になっています。
実は、パタゴニアの年代判別はコツさえ掴めば意外と簡単です。タグのデザインや、内側に隠された小さなコードを読み解くだけで、その一着が歩んできた歴史がスッキリと分かります。
今回は、初心者の方でも今日から実践できる、パタゴニアの年代を見分けるための決定版ガイドをお届けします。手元のジャケットやフリースを準備して、一緒にチェックしていきましょう!
1. ひと目でわかる!ロゴタグのデザイン変遷
まずは、製品の外側に付いている「フィッツロイ山群」のロゴタグを見てみましょう。このタグの大きさや色の数で、おおよその年代を絞り込むことができます。
1970年代:伝説の「白タグ」
ブランド創設期の非常に希少なタグです。背景が白地であることから「白タグ」と呼ばれています。
この時代のパタゴニアはまだ試行錯誤の連続でした。
- 70年代前半: 背景の空が「オレンジと青」の2色。
- 70年代後半: 空の色に「紫」が加わり、オレンジ・紫・青の3色に。山のシルエットも少し複雑になります。もしこれを見つけたら、それは歴史的なお宝かもしれません。
1980年代:存在感抜群の「デカタグ」
現行のタグよりも明らかにサイズが大きく、迫力があるのが「デカタグ」です。
- 80年代前半: ブランド名の右側に「®(レジスターマーク)」がないタイプ。
- 80年代後半: 「®」マークが入るようになります。この時期はパタゴニア スナップTなどの名作が誕生した、ブランドの黄金期とも言える時代です。
1990年代前半:謎に包まれた「雪なしタグ」
1992年から1994年頃のわずか3年間だけ作られたのが、通称「雪なしタグ」です。
通常、山の頂上付近には白い刺繍で「雪」が表現されていますが、このタグにはそれがありません。
偽造品対策として一時的にデザインを変えたという説もあり、古着市場では非常に人気が高いレアディテールです。
1994年以降:洗練された「現行タグ」
ロゴが少し小ぶりになり、私たちがよく目にする現在の形に定着します。
1990年代中盤には、波のような模様が入った「波タグ」など、特定の製品ライン限定のデザインも登場しました。
2. 正解は内側にあり!「スタイルナンバー」の魔法
外側のロゴで年代が絞れたら、次は正確な「製造年」を特定しましょう。
パタゴニアの製品の多くは、内側の白い「品質表示タグ(ケアタグ)」に、製造年を示す暗号のようなコードが印字されています。
魔法のコード「STY」を探そう
タグの裏側や端っこをよく見てください。「STY」や「ITEM」という文字に続く5桁の数字と、その後のアルファベット・数字の組み合わせが重要です。
- 5桁の数字: そのモデル固有の製品番号。
- アルファベット: シーズン(SやSPは春、FやFAは秋冬)。
- その後の数字: 西暦の下1桁、または2桁。
具体的な読み方の例
例えば、タグに「FA12」と書いてあったら、それは「2012年の秋冬モデル」という意味です。
「S9」なら「1989年の春モデル」、「F01」なら「2001年の秋モデル」と読み解けます。
この法則を知っているだけで、古着屋さんでの宝探しが何倍も楽しくなりますよ。
3. 人気カテゴリー別!年代判別のチェックポイント
パタゴニアには、年代によって劇的に仕様が変わる人気アイテムがいくつかあります。カテゴリーごとの特徴も押さえておきましょう。
フリースの代名詞「シンチラ・スナップT」
1980年代のモデルには、首元のサイズタグが三角形になっている「三角タグ」が多く見られます。
また、現行のパタゴニア フリースと比較して、古いものは生地が厚手で、ガシガシとしたタフな質感のものが多いのも特徴です。
究極の防寒着「レトロX・ジャケット」
パタゴニアを代表するパタゴニア レトロXも、年代判別の楽しみが多いアイテムです。
初期のモデル(1990年代)は胸ポケットの形が現行と異なっていたり、裏地の防風フィルムの質感が違ったりします。内タグのコードを確認して、自分の持っているモデルが何年前のものか調べてみると面白いですよ。
遊び心満載の「パタロハ」
パタゴニアのアロハシャツライン「パタロハ(Pataloha)」も、タグで年代が分かります。
初期(1980年代)は山に雪があり「™️」マーク。1990年代に入ると雪がなくなり「®️」マークに変更されるなど、メインラインの動きと連動しています。
4. 知っておきたい!古いパタゴニアのケアと注意点
年代が古いヴィンテージ品を手に入れたとき、長く愛用するために気をつけるべきポイントがあります。
経年劣化(加水分解)への理解
2000年代前後のナイロン製品、特にレインウェアなどの裏側にコーティングがあるものは、湿気によってコーティングが剥がれたり、ベタついたりすることがあります。
これは「加水分解」という現象で、古いシェルジャケットには避けられない宿命です。
優しい洗濯が基本
パタゴニア ジャケットなどの高機能ウェアは、汚れを放置すると素材が傷みます。
古いモデルこそ、専用の洗剤を使って優しく汚れを落とし、しっかり乾燥させることが大切です。適切なケアをすれば、30年以上前の服でも現役で着続けられるのがパタゴニアの素晴らしさです。
5. パタゴニアの年代判別完全ガイド!まとめ
いかがでしたか?
パタゴニアの年代を特定することは、単に古いかどうかを確認する作業ではありません。その一着が、どのような環境保護活動の時代に作られ、どのような冒険を支えてきたのかという「物語」に触れるプロセスでもあります。
- 外側のロゴで「白タグ」「デカタグ」「雪なし」をチェック。
- 内側のケアタグで「STY」コードを確認して西暦を特定。
- 生地の質感やボタンの形状など、細かなディテールを楽しむ。
この「パタゴニアの年代判別完全ガイド!タグの種類や見分け方を徹底解説」の内容を参考に、ぜひ手持ちのアイテムや古着屋さんのラックに並ぶ一着をじっくり観察してみてください。
時代を超えて愛される一着には、必ず理由があります。あなたが手にしたそのパタゴニアが、これから先も長くあなたの相棒として活躍してくれることを願っています。
他にも「このモデルの具体的な型番が知りたい」「洗濯方法をもっと詳しく教えてほしい」といったことがあれば、いつでも気軽に聞いてくださいね!

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