「一生モノのアウトドアウェアが欲しい」「古着ならではの風合いを楽しみたい」そう思ったときに、真っ先に候補に挙がるのがパタゴニアのフリースではないでしょうか。
パタゴニアのフリースは、古着市場において圧倒的な人気を誇る定番アイテムです。30年以上前のヴィンテージ品であっても、驚くほど温かく、現役でガシガシ着られる耐久性を持っています。しかし、いざ古着屋やフリマアプリで探そうとすると「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「これって本当に本物?」と悩んでしまうことも多いですよね。
今回は、パタゴニア フリース 古着を失敗なく選ぶためのポイントを、モデルごとの特徴から年代判別の裏技、さらには偽物を掴まされないためのチェック法まで、徹底的に掘り下げて解説します。
なぜパタゴニアのフリースは古着で買うのが正解なのか
パタゴニアのフリースが古着市場でこれほどまでに愛されるのには、明確な理由があります。それは、ブランドが創業当時から掲げている「環境への配慮」と「卓越した品質」が、時を経ても色褪せないからです。
現在の衣料品は大量生産・大量消費が主流ですが、パタゴニアは「製品を長く使うこと」を推奨しています。1980年代や90年代のフリースが今もなお古着屋の店頭に並び、実際に着用できるコンディションを保っていること自体が、その品質の証明です。
また、現行モデルにはない絶妙なカラーリングや、当時のゆったりとしたシルエット(ボックスシルエット)は、現代のストリートファッションとも相性抜群。新品にはない「自分だけの一着」を見つける楽しさが、パタゴニア フリース 古着には詰まっています。
迷ったらこれ!古着で狙うべき人気モデル5選
パタゴニアのフリースには膨大なモデルが存在しますが、古着で探すなら以下の5つのモデルを押さえておけば間違いありません。
1. クラシック・レトロX・ジャケット
パタゴニアの代名詞とも言えるのが パタゴニア レトロX です。もこもことした厚手のパイル地に、防風性のあるバリヤーを貼り合わせた構造で、アウターとして十分な保温性を発揮します。
古着では2000年代以降のモデルが多く流通していますが、胸ポケットのカラーリングが年代によって異なるため、自分好みの配色を探すのが醍醐味です。
2. シンチラ・スナップT
パタゴニアのフリースの原点とも言えるのが パタゴニア シンチラ スナップT です。プルオーバー型で、スナップボタンが特徴的なこのモデルは、非常に軽量で柔らかい着心地が魅力。
80年代から90年代にかけては、派手な総柄やビビッドな原色のモデルが多く作られており、ヴィンテージ好きから高い支持を得ています。
3. Rシリーズ(レギュレーター・フリース)
究極の機能性を求めるなら パタゴニア R2 をはじめとするRシリーズがおすすめ。R1からR4まで数字が割り振られており、数字が大きいほど保温性が高くなります。
特にR2は「最も汎用性が高い」と言われ、登山から街着まで幅広く活躍します。古着では、現行にはない刺繍ロゴの旧モデルを探しているファンも多いカテゴリーです。
4. ベター・セーター
「フリース特有のアウトドア感が強すぎるのは苦手」という方にぴったりなのが パタゴニア ベターセーター です。表面はセーターのようなニット編み、裏面は起毛フリースになっており、上品な雰囲気で着用できます。
ビジネスシーンのジャケパン、インナーとしても重宝するため、コンディションの良い古着はすぐに売り切れてしまう人気アイテムです。
5. ロス・ガトス・クルー
近年のヒット作として外せないのが パタゴニア ロスガトス です。毛足の長いハイパイル・フリースを使用しており、肌触りの良さは抜群。
古着市場でも、特にクルーネックタイプ(襟なし)はスウェット感覚で着られるため、若い世代を中心に需要が急増しています。
古着の価値が決まる!「年代判別」のやり方
パタゴニア フリース 古着の面白いところは、タグを見るだけでそのアイテムの「誕生日」がわかることです。これがわかると、古着屋でのディグ(探索)が圧倒的に楽しくなります。
象徴的なロゴタグの変遷
まずは、首元や胸元にあるロゴタグをチェックしてみましょう。
- デカタグ(1980年代): その名の通り、現行のタグよりも一回り大きいサイズ。この時代のものは生地が非常に肉厚で、ヴィンテージ特有のオーラがあります。
- 雪なしタグ(1992年〜1994年): ロゴに描かれているフィッツロイ山の頂上に、白い線(雪)が描かれていない珍しいタイプです。わずか数年しか作られなかったため、希少価値が高まっています。
- Rマークタグ(1980年代後半〜): ロゴの右下に「R(登録商標マーク)」が入るもの。年代によって配置が変わります。
最も確実な「内タグ」の読み方
モデル名や洗濯表示が書かれた内側の白いタグを探してください。そこに記載されたアルファベットと数字の組み合わせが、製造年を示しています。
- F9: Fall 1989(1989年秋冬モデル)
- S05: Spring 2005(2005年春夏モデル)
- FA12: Fall 2012(2012年秋冬モデル)
このように「S=春」「FまたはFA=秋」を指し、その後の数字が西暦の下2桁を表しています。自分が生まれた年のモデルを探す、なんて楽しみ方も古着ならではですね。
失敗しないために。偽物を見分けるポイント
残念ながら、パタゴニアの人気モデル(特にレトロXなど)には、巧妙に作られた偽物が存在します。パタゴニア フリース 古着をオンラインやオークションで購入する際は、以下のポイントを必ず確認しましょう。
1. ロゴ刺繍の精度
本物は山の稜線がはっきりと表現されており、文字の刺繍も一文字ずつ独立して美しいです。偽物は文字の間が糸で繋がっていたり、全体的に刺繍が厚ぼったく、形が歪んでいることが多いです。
2. ジッパーのメーカー
パタゴニアは長年、信頼性の高いYKK社のジッパーを採用しています。ジッパーの引き手やスライダーの裏側に「YKK」の刻印があるか確認してください。刻印が一切ないものや、極端に安っぽいプラスチック製のものは注意が必要です。
3. 内タグの日本語とフォント
偽物の内タグは、日本語の漢字が不自然(中国語の漢字が混ざっているなど)だったり、フォントが異様に太かったりします。また、縫い付けが雑で、タグ自体が斜めに付いている場合も警戒しましょう。
4. 独特の「ニオイ」と「質感」
これは実物を手に取れる場合ですが、コピー品は安価な化学繊維を使用しているため、特有の石油臭さがあったり、肌触りが異常にゴワゴワしていたりすることがあります。パタゴニアのフリースは、古着であっても肌馴染みの良い質感が保たれているのが特徴です。
状態を劇的に復活させる!フリースのメンテナンス術
古着で手に入れたフリースが少し疲れて見えても、諦めるのは早いです。適切なケアで、驚くほどふっくらとした状態に戻すことができます。
毛玉と「フリース潰れ」の解消
長年の着用で肘や背中のフリースがペシャンコに潰れてしまった場合、ペット用のスリッカーブラシ(金属製の細いブラシ)を使ってみてください。
毛並みに逆らうように優しくブラッシングするだけで、繊維の間に空気が入り、ボアのボリュームが復活します。また、小さな毛玉は 毛玉取り器 で丁寧に取り除きましょう。
洗濯の注意点
フリースを洗濯する際は、必ず裏返してネットに入れ、中性洗剤を使用してください。柔軟剤の使用は避けるのがベターです。柔軟剤の成分が繊維をコーティングしてしまうと、フリース本来の吸湿速乾性が損なわれてしまうからです。
また、熱に弱いため乾燥機は厳禁。風通しの良い日陰で吊り干しするのが、最も生地を傷めない方法です。
サイズ選びのコツ:古着ならではの注意点
パタゴニアはアメリカサイズが基準なので、基本的に日本サイズよりも1サイズ大きめです。しかし、パタゴニア フリース 古着の場合は、年代によってサイズ感が大きく異なります。
80年代から90年代のモデルは、当時のトレンドを反映して身幅が広く、袖丈が長い「オーバーサイズ」な作りになっています。逆に、近年のテクニカルなモデル(R1など)は、体にフィットするタイトな設計です。
実寸(肩幅・身幅・着丈)をしっかり確認し、自分の手持ちの服と比較してから購入するのが、サイズ選びで失敗しないための鉄則です。
パタゴニア フリース 古着で自分らしいスタイルを
パタゴニアのフリースは、単なる防寒着ではありません。その一着が作られた時代の背景、前の持ち主が大切に着てきた時間、そしてブランドが守り続けている自然への想い。そうしたストーリーを身に纏うことができるのが、古着の最大の魅力です。
レトロXで王道のアメカジスタイルを楽しむもよし、シンチラのスナップTで90年代のレトロな雰囲気を演出するもよし。機能性とファッション性を兼ね備えたパタゴニア フリース 古着は、あなたのワードローブの中で、きっと10年、20年と寄り添ってくれる相棒になるはずです。
今回ご紹介した年代判別の知識や選び方のコツを参考に、ぜひ世界に一着だけの、あなたにぴったりのパタゴニア フリース 古着を見つけてみてください。

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