「パタゴニアのフリースが欲しいけれど、レトロXだと街中で被りすぎるし、かといって本格的な登山モデルはタイトすぎて着こなしが難しい……」
そんな悩みを持つおしゃれ好きの間で、いま再注目されているのがパタゴニア リツール ジャケットです。
毛足の長いフリース素材が見た目にも暖かく、それでいてスッキリとしたシルエット。アウトドアブランドならではの機能性を持ちながら、日常のワードローブに溶け込む汎用性の高さが魅力です。
今回は、この名作ジャケットを街着としてスマートに着こなすためのコーディネート術から、失敗しないサイズ選びのポイントまで、徹底的に深掘りして解説していきます。
パタゴニアのリツール・ジャケットが選ばれる理由
パタゴニアには数多くのフリースが存在しますが、リツール・ジャケットには他のモデルにはない独特の立ち位置があります。
まず注目すべきは、その素材感です。100%リサイクル・ポリエステルのハイパイル・フリースを使用しており、まるで柔らかな毛布に包まれているような極上の着心地を実現しています。この素材は「ポーラテック・サーマル・プロ」をベースにしており、軽量でありながらデッドエア(暖かい空気の層)をしっかり蓄えるため、見た目以上の保温力を発揮します。
デザイン面では、テクニカルな印象を抑えた「レギュラー・フィット」を採用している点が大きな特徴です。登山用の中間着として開発されたR2ジャケットなどは、激しい動きに対応するためかなりタイトに作られていますが、パタゴニア リツール ジャケットは適度なゆとりがあります。
この「絶妙なゆとり」こそが、インナーにシャツやスウェットを重ねるタウンユースにおいて、最高の使い勝手を生み出しているのです。左胸に配置されたジッパー式のパッチ型ポケットも、パタゴニアらしいアイコニックなアクセントとして、シンプルなコーデに華を添えてくれます。
山っぽさを払拭する!大人カジュアルなコーデ術
アウトドアウェアを街で着る際、一番の課題は「これから登山ですか?」という雰囲気になってしまうことですよね。リツール・ジャケットを洗練された都会的なスタイルに落とし込むには、いくつかの鉄則があります。
1. 異素材ミックスで奥行きを出す
フリースはマットでモコモコとした質感なので、全身を似たような素材感でまとめてしまうと、どうしても「部屋着感」が出てしまいます。
そこでおすすめなのが、ボトムスに光沢感のあるチノパンや、ハリのあるデニムを合わせる手法です。例えば、ネイビーのパタゴニア リツール ジャケットに、センタープレスの入った細身のスラックスを合わせるだけで、一気に「きれいめカジュアル」な印象に変わります。
2. インナーに「襟」を差し込む
首元がスタンドカラーになっているリツール・ジャケットは、インナーに何を合わせるかで印象がガラリと変わります。
一番のオススメは、白のボタンダウンシャツをインナーに着ることです。フリースの襟元から少しだけシャツの襟を覗かせるだけで、アウトドア特有のラフさが中和され、清潔感のある大人な着こなしになります。
もう少しリラックスしたい時は、タートルネックのニットを合わせるのも手です。同系色のグラデーションでまとめれば、モードな雰囲気さえ漂う洗練された冬コーデが完成します。
3. 足元はあえて「ハズす」
足元にゴツいトレッキングブーツを合わせてしまうと、完全にアウトドアスタイルに振り切れてしまいます。街着として楽しむなら、ローテクスニーカーや、少しボリュームのあるサイドゴアブーツが正解です。
ニューバランスなどのグレーのスニーカーを合わせれば、程よい抜け感が生まれて、今っぽいストリート感のあるスタイルを楽しむことができます。
失敗しないためのサイズ選びと着用感のリアル
パタゴニアの製品を購入する際に、誰もがぶつかる壁が「サイズ選び」です。USサイズを基準としているため、日本の一般的なアパレルブランドの感覚で購入すると、驚くほど大きかったという失敗がよくあります。
基本は「ワンサイズ下」が鉄則
日本サイズで普段Lサイズを着ている方であれば、パタゴニア リツール ジャケットはMサイズを選ぶのが基本です。
リツール・ジャケットは「レギュラー・フィット」という、パタゴニアの中でも標準的なシルエットを採用しています。スリム・フィットのモデルほど身体のラインを拾いすぎず、かといってリラックス・フィットほどダボつくこともありません。
- 身長170cm前後・標準体型の方:Sサイズがジャストです。インナーに薄手のカットソーを着て、その上にコートを羽織るような中間着としての使い方もスムーズです。
- 身長175cm〜180cmの方:Mサイズが推奨されます。このサイズなら、中に少し厚手のスウェットを着込むこともでき、秋口のアウターとしても重宝します。
袖丈と着丈のバランス
海外ブランド特有の傾向として、袖丈が少し長めに設計されています。手首で少し溜まるくらいなら問題ありませんが、あまりに長すぎると野暮ったく見えるため、肩幅が合っているかを確認することが重要です。
また、着丈は腰をしっかり覆うくらいの長さがあり、冷気の侵入を防ぐ設計になっています。裾には伸縮性のある縁取りがされているため、少し着丈が長く感じても、腰の位置で止まってくれるのが嬉しいポイントです。
真冬を乗り切るレイヤリングの知恵
リツール・ジャケットは保温性に優れていますが、唯一の弱点は「防風性」です。毛足の長いフリースは風を通しやすいため、真冬にこれ一枚で屋外を歩くと、寒さを感じることがあります。
そこで重要になるのが、レイヤリング(重ね着)です。
シェルジャケットを重ねる
風が強い日や、よりアクティブに動く日は、上からパタゴニア トレントシェルのような薄手の防水・防風シェルを羽織りましょう。フリースの暖かい空気を外に逃がさず、外からの冷気を遮断することで、ダウンジャケット並みの暖かさを得ることができます。
ウールコートのインナーに
意外と知られていないのが、きれいめなチェスターコートやダッフルコートのインナーにリツール・ジャケットを忍ばせるテクニックです。
異素材の組み合わせがレイヤードに奥行きを与え、なおかつ防寒性は最強。オフィスへの通勤スタイルに、遊び心と実用性をプラスする賢い選択と言えるでしょう。
長く愛用するためのお手入れ方法
パタゴニア リツール ジャケットは、適切なケアをすれば何年も着続けられる丈夫なアイテムです。
ハイパイル・フリースの質感を保つためには、洗濯時にネットに入れることが必須です。裏返して洗うことで、表面の毛羽立ちを抑えることができます。また、柔軟剤の使用は極力控えましょう。柔軟剤に含まれる成分がフリースの繊維をコーティングしてしまい、吸湿性や通気性を損なう可能性があるからです。
干す際は、型崩れを防ぐために厚手のハンガーを使うか、平干しにするのが理想的。乾燥機の使用は避け、自然乾燥させることで、あの独特の「ふわふわ感」を長く維持できます。
パタゴニアのリツール・ジャケットで作る!大人のおしゃれな最旬コーデとサイズ感のまとめ
パタゴニアのリツール・ジャケットは、単なる防寒着の枠を超え、現代のライフスタイルに欠かせない「最強のデイリーウェア」と言えます。
アウトドアブランドが誇る圧倒的なスペックを、都会的なシルエットで包み込んだこの一着は、サイズ選びと着こなしのコツさえ掴めば、あなたの冬のコーディネートを一段階上のステージへと引き上げてくれます。
- サイズは日本サイズよりワンサイズ下を選ぶ。
- シャツやスラックスなど「きれいめ」なアイテムとミックスする。
- 風が強い日はシェルを重ねて保温力を最大化する。
この3つのポイントを意識して、ぜひ自分だけのおしゃれなパタゴニア リツール ジャケットのスタイルを見つけてみてください。一度その暖かさと軽さを知ってしまえば、もう他のフリースには戻れなくなるはずです。

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