パタゴニア・グリセード「サンダー」の魅力と相場。幻の90年代名作を徹底解説!

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ヴィンテージファッションの世界には、数年に一度「伝説」として語り継がれるアイテムが現れます。その筆頭格として、今なおコレクターの間で神格化されているのが、パタゴニアのグリセード、通称「サンダー(スイカ)」です。

1990年代の空気感をそのまま閉じ込めたような独創的なデザインと、実用性を兼ね備えたリバーシブル仕様。なぜこの一着が、発売から25年以上経った今、数十万円という驚愕の価格で取引されているのでしょうか。

今回は、古着好きなら一度は袖を通したいと願う「サンダー柄」の正体と、その圧倒的な資産価値について深掘りしていきます。


パタゴニアの歴史を塗り替えた「グリセード」という傑作

まず、サンダー柄を語る前に、ベースとなっている「グリセード」というモデルについておさらいしておきましょう。

グリセードは、1980年代後半から1990年代後半にかけて展開されていた、パタゴニア独自の画期的なレイヤリングウェアです。最大の特徴は、なんといっても「リバーシブル」であること。

片面は保温性に優れたフリース素材、もう片面は防風・撥水性に長けたナイロン素材。この二つの顔を持つことで、当時のクライマーたちは天候の変化に即座に対応することができました。風が強ければナイロンを外側に、寒さが厳しければフリースを内側に。この機能美こそが、パタゴニアの哲学を体現しています。

そのグリセードの中でも、90年代中盤から後半にかけて、パタゴニアは「総柄(パターン)」のフリースを次々と発表します。それらは単なる防寒着の枠を超え、ストリートシーンでも爆発的な人気を博すこととなりました。

1997年、わずか1年だけの奇跡「サンダー柄」とは

数あるグリセードの柄物の中でも、別格の存在感を放つのが「サンダー」です。1997年にのみ生産されたこの柄は、その独特な配色からファンの間で「スイカ」とも呼ばれています。

深い深緑のベースに、稲妻のようなジグザグ模様。そしてアクセントとして配された鈍いレッド。この色の組み合わせは、今のブランドが作ろうとしても再現できない、当時のパタゴニアにしか出せない絶妙な「いなたい」雰囲気を持っています。

なぜこれほどまでに人気なのか。それは、単純に「数が圧倒的に少ないから」です。

サンダー柄がラインナップされていたのは1997年前後。パタゴニアが多色展開や柄物の実験を盛んに行っていた時期ですが、生産効率や当時の需要のバランスから、現存する個体数は他の定番色に比べて極端に少ないのが現状です。

プルオーバーとフルジップ、選ぶならどっち?

パタゴニア グリセードのサンダーには、大きく分けて二つの形状が存在します。

一つは、胸元までジッパーがある「プルオーバー」タイプ。もう一つは、完全に前が開く「フルジップ」タイプです。

ヴィンテージ市場での人気で言えば、軍配が上がるのは「フルジップ」でしょう。理由は単純で、現代のファッションにおいて圧倒的に着脱が楽で、レイヤリングがしやすいからです。街着としてTシャツの上にさらっと羽織れる利便性は、高額なヴィンテージを買う際の大切なポイントになります。

一方で、コアなパタゴニア愛好家からは「プルオーバーこそがグリセードのオリジナリティだ」という声も根強くあります。どちらを選ぶかは好みの問題ですが、市場価値としてはフルジップの方が、若干高値で推移する傾向にあります。

異常事態?サンダー柄の驚くべき市場相場

さて、気になるのが現在のお値段です。パタゴニアのヴィンテージ市場は、ここ数年で完全に別次元のフェーズに突入しました。

10年ほど前であれば、状態の良いサンダーでも5万円から8万円程度で見つけることができました。しかし、2024年以降の現在、その価格は3倍、4倍へと跳ね上がっています。

  • 一般的な中古コンディション:15万円〜25万円
  • サイズXLなどの希少サイズやデッドストック級:30万円〜50万円以上

オークションサイトやヴィンテージショップでは、出品された瞬間に即完売。もはや「見つけた時が買い時」という言葉すら追いつかないほどのスピード感で取引されています。

この高騰の背景には、日本国内のブームだけでなく、世界的なコレクター(特に欧米やアジア圏の富裕層)が、90年代のパタゴニアを「着る資産」として買い占めているという状況があります。サンダー柄はまさに、そのポートフォリオの筆頭銘柄なのです。

本物を見極める。タグの「F97」に隠された秘密

これほど高額になると、当然気になってくるのが「本物かどうか」ですよね。サンダー柄を手に取る際、必ずチェックすべきポイントが内側の白いタグです。

パタゴニアの製品には、製造年を示すコードが印字されています。サンダーの場合、多くは「F97」という表記が見られます。これは「Fall 1997(1997年秋冬モデル)」を意味します。また、この時代のグリセードの多くは「MADE IN USA」であることも重要な指標です。

また、ジッパーの形状もチェックポイントです。リバーシブル仕様のため、表裏どちらからでもスライドできる回転式のYKKジッパーが採用されているはずです。

もし、フリースの毛足が安っぽくテカっていたり、プリントの境界線が不自然にボケていたりする場合は注意が必要です。近年、パタゴニアは50周年記念などで過去の名作をオマージュした製品を出していますが、97年当時のオリジナルとは生地の密度や色味が明確に異なります。

経年変化を楽しむ。メンテナンスと保管のコツ

ヴィンテージ パタゴニアを長く愛用するためには、適切なケアが欠かせません。

特にサンダー柄のようなフリース素材は、洗濯方法一つで寿命が変わります。

まず、乾燥機の使用は絶対に避けてください。高温でフリースが熱変性を起こし、独特のフワフワ感が失われてゴワゴワになってしまいます。洗濯は裏返してネットに入れ、おしゃれ着用洗剤で手洗いモード。干すときは風通しの良い日陰で平干しがベストです。

また、ナイロン面の撥水性が落ちている場合は、ニクワックスなどの専用洗剤で処理してあげると、当時の機能性が蘇ります。

保管の際も、ハンガーに吊るしっぱなしにすると肩の部分が伸びてしまうため、重みのあるグリセードは畳んで保管することをお勧めします。大切に扱えば、この先10年、20年と着続けられ、さらに価値が上がる可能性も十分にあります。

パタゴニア・グリセード「サンダー」の魅力と相場。幻の90年代名作を徹底解説!まとめ

パタゴニアのグリセード「サンダー」は、単なる古い服ではありません。それは、アウトドアブランドが最もクリエイティブだった時代の熱量を封じ込めた、文化遺産とも言える存在です。

グリーンとレッドが織りなす唯一無二のパターン、そしてリバーシブルというギミック。街中でこの柄を見かけたら、古着通なら誰もが二度見してしまう。そんな圧倒的なオーラが、この一着には宿っています。

もし、あなたが運良く最高のコンディションのサンダーに出会えたなら。その価格に怯むかもしれませんが、それは一生物の相棒を手に入れるチャンスかもしれません。

パタゴニア・グリセード「サンダー」の魅力と相場を理解した今、あなたはもう、この幻の名作が持つ魔力の虜になっているはずです。

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