サーフィンやSUP、川遊びなど、夏のウォーターアクティビティを快適に楽しむために欠かせないのが「タッパー(ウェットスーツ・トップ)」です。数あるブランドの中でも、圧倒的な信頼と環境への配慮で選ばれているのがパタゴニア。
「パタゴニアのウェットスーツは高いけど、実際どうなの?」「天然ラバーのユーレックスって着心地は?」そんな疑問を持つ方に向けて、今回はパタゴニアのタッパーの魅力を深掘りします。サイズ選びのコツから、長く愛用するためのポイントまで、これ一冊で丸わかりの内容をお届けします。
なぜパタゴニアのタッパーが選ばれるのか?
マリンスポーツを楽しむ人にとって、パタゴニアというブランドは単なるアパレルメーカー以上の存在です。特にウェットスーツの分野では、業界の常識を覆す革新を続けてきました。
最大の理由は、石油由来のネオプレンを一切使わない「ユーレックス(Yulex)」という天然ラバーへの切り替えです。一般的なウェットスーツは石油を原料としていますが、パタゴニアは森林管理協議会(FSC)の認証を受けた天然ラバーを採用。これにより、製造過程での二酸化炭素排出量を大幅に削減しています。
「環境に良いのはわかるけど、機能性はどうなの?」と不安に思うかもしれません。しかし、現在のユーレックスは改良を重ね、従来のネオプレンと遜色ない伸縮性と耐久性を実現しています。むしろ、石油製品特有のツンとした臭いがなく、肌触りが優しいというメリットもあるのです。
ユーレックス素材の評判と実際の着心地
実際にパタゴニアのpatagoniaのタッパーを愛用しているサーファーたちの評判を聞くと、共通して挙がるのが「しなやかさ」と「安心感」です。
初期の天然ラバーモデルは、やや硬いという声もありました。しかし、最新のモデルはリサイクル・ナイロンの裏地を採用しており、驚くほどスムーズに体にフィットします。水に入るとさらに素材が馴染み、激しいパドリングを妨げない設計になっています。
また、パタゴニアの製品は「壊れたら直す」というアイアンクラッド保証が前提です。タッパーはフロントジップの故障や、爪を立ててしまった時の裂けなどが起きやすいアイテムですが、パタゴニアのリペアセンターでは驚くほど丁寧に修理してくれます。一つの道具を10年使い続ける。そんなサーフスタイルを体現できるのが、ユーレックスの魅力と言えるでしょう。
失敗しないためのサイズ感と選び方のコツ
パタゴニアのタッパー選びで最も重要なのがサイズ選びです。海外ブランドであるため、日本のメーカーの既製品サイズとは感覚が異なります。
基本的には「USサイズ」をベースに設計されているため、全体的に袖丈や着丈が長めです。例えば、普段日本のLサイズを着ている方でも、パタゴニアではMサイズがジャストフィットすることが多々あります。
注目すべきは、パタゴニア独自のサイズ展開です。
- S(スモール):細身で小柄な方向け。
- MS(ミディアム・ショート):ここがポイントです。身長はそこまで高くないけれど、胸囲や肩幅があるという日本人体型にマッチしやすいサイズです。
- M(ミディアム):標準的な欧米体型向け。
サイズ選びの基準は「少しキツいかな?」と感じるくらいがベスト。タッパーは水に入るとわずかに膨張し、生地と体の間に水が入り込むことで保温性が生まれます。大きすぎると水がガバガバと入ってしまい、本来の保温機能を果たせません。公式サイトのサイズチャートにある「胸囲」と「体重」を最優先にチェックすることをおすすめします。
おすすめのパタゴニア・タッパー5選
ここからは、用途に合わせて選びたいおすすめのモデルを紹介します。
1. R1ライト・ユーレックス・フロントジップ・ロングスリーブ・トップ
最も汎用性が高い、定番中の定番モデルです。厚さは2mmで、水温が20度を超える初夏から秋口まで重宝します。フロントジップ仕様なので、海から上がった後の着脱がとにかく楽。フルスーツを着るほどではないけれど、風が冷たい日やクラゲ対策をしたい時に最適です。
patagonia wetsuit2. R1ライト・ユーレックス・ロングスリーブ・トップ(プルオーバー)
「パドリングの邪魔を一切したくない」というストイックなサーファーには、ジッパーのないプルオーバータイプがおすすめ。胸元にジッパーの凹凸がないため、ボードとの密着感が高まり、より素肌に近い感覚で動けます。
3. R1ライト・ユーレックス・ベスト
真夏の強い日差しから肌を守りつつ、体幹だけを保温したい時に活躍するのがベストタイプです。袖がないため肩回りの開放感は抜群。ラッシュガードよりも保温性があり、ボードショーツとの相性も完璧です。
4. R1ライト・ユーレックス・ショートスリーブ・トップ
半袖タイプのタッパーは、長袖だと暑すぎるけれど、裸やラッシュガードでは心もとないという絶妙な時期に重宝します。特に、水温は高いけれど風が強い日のSUPやカヤックなどのアクティビティにも向いています。
5. ウィメンズ・R1ライト・ユーレックス・ロングスリーブ・スプリング・スーツ
女性におすすめなのが、ボトムと一体型になったスプリングスーツタイプです。タッパー単体だと激しい動きで裾がめくれ上がってしまうことがありますが、このタイプならその心配がありません。カットが美しく、スタイルアップして見えるのもパタゴニアらしいこだわりです。
長く使うためのお手入れとメンテナンス
パタゴニアのpatagonia製品は高品質ですが、メンテナンス次第で寿命が大きく変わります。
海から上がったら、まずは真水で徹底的に塩分を洗い流しましょう。この時、お湯を使うのは厳禁です。熱によってラバーや接着剤が劣化し、寿命を縮めてしまいます。必ず30度以下の水を使用してください。
干す時は、直射日光を避けて「陰干し」が鉄則。紫外線はラバーの天敵で、乾燥やひび割れの原因になります。また、ハンガーは肩の部分が太いものを選び、生地が伸びないように注意しましょう。
もし小さな傷を見つけたら、早めにパタゴニアの直営店へ相談するか、セルフリペアキットで補修すること。小さな穴を放置しないことが、結果として製品を何年も長持ちさせる秘訣です。
他社製品との比較:なぜ高いのか、その価値はあるか
正直なところ、パタゴニアのタッパーは他社の安価なネオプレン製品と比べると1.5倍から2倍近い価格設定です。しかし、そこには明確な理由があります。
一つは、先述した「ユーレックス」という高価な天然素材を使用していること。もう一つは、製造に携わる労働者の生活を守る「フェアトレード」の認証を受けていることです。私たちが支払う代金の一部は、工場の労働者の賞与や地域支援に充てられています。
さらに、圧倒的な「リセールバリュー」も見逃せません。パタゴニアの製品は中古市場でも価値が落ちにくいため、もしサイズが合わなくなったり、新しいモデルに買い替えたりする際も、納得のいく価格で次の方へ譲ることができます。「安物を買って使い捨てる」よりも、結果として経済的でスマートな選択と言えるのではないでしょうか。
パタゴニアのタッパーおすすめ5選!サイズ感やユーレックスの評判、選び方を徹底解説まとめ
パタゴニアのタッパーは、一度その袖を通すと、他のブランドには戻れないほどの魅力が詰まっています。環境への優しさと、プロのサーファーも納得する機能性。そして、万が一の時も修理して使い続けられる安心感。
自分にぴったりのサイズを選び、正しいメンテナンスを心がければ、その一枚はあなたのウォーターライフを支える最高の相棒になってくれるはずです。
- チェックポイント:
- 素材は環境に配慮した「ユーレックス」
- サイズ選びは「MS」などのパタゴニア特有の表記に注目
- 着脱のしやすさなら「フロントジップ」
- 動きやすさ重視なら「プルオーバー」
今年の夏は、パタゴニアのタッパーで、海との一体感をもっと深く感じてみませんか?
次は、あなたの体型に合った具体的なモデルを公式サイトやpatagoniaでチェックしてみましょう。

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