「究極の行動着」という呼び声が高いパタゴニアのR1シリーズ。登山愛好家なら一度はその名を耳にしたことがあるはずです。でも、いざ買おうと思っても種類が多すぎて「自分にはどれが正解なの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
1999年の誕生以来、進化を続けてきたパタゴニア r1 ジャケットは、今や単なるフリースという枠を超え、アクティブインサレーション(動き続けるための保温着)の代名詞となっています。
今回は、2026年最新のラインナップを整理しながら、失敗しないモデル選びとサイズ感のコツを徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたのマウンテンライフや日常を支える最高の相棒が見つかっているはずです。
なぜパタゴニアのR1は「一生モノ」と言われるのか
パタゴニアのR1がこれほどまでに支持される最大の理由は、独自の「グリッド構造」にあります。生地の裏面を見てみると、四角い凹凸が並んでいるのがわかります。
この凸の部分が肌に触れて熱を蓄え、凹の部分(隙間)から余分な湿気や熱を逃がす仕組みです。つまり「止まっているときは温かく、動いているときは蒸れない」という、相反する機能を高次元で両立しているのです。
また、耐久性の高さも特筆すべき点です。筆者の周りでも、10年以上同じパタゴニア r1を使い続けているベテラン登山者が少なくありません。洗濯を繰り返してもグリッドの弾力が失われにくく、ハードな岩場での擦れにも強い。まさに、一度手にすれば長く付き合える「一生モノ」のクオリティを備えています。
2026年モデル徹底比較!あなたに最適な1枚はどれ?
現在のR1シリーズは、用途に合わせて細分化されています。それぞれの特徴を掴んで、自分のアクティビティに当てはめてみましょう。
元祖にして王道「R1ジャケット」
ポーラテック・パワー・グリッドを採用した、シリーズの原点です。程よい保温性と驚異的な通気性を備えています。冬山の中間着としてはもちろん、春や秋の肌寒い時期のメインアウターとしても活躍します。迷ったらまずはこの1枚を選べば間違いありません。
圧倒的な通気性を誇る「R1エア」
ジグザグのジャカード織りが特徴的なモデルです。中空糸を使用しており、シリーズの中で最も「抜け」が良いのが特徴。トレイルランニングや急登など、大量に汗をかくシーンで真価を発揮します。ただし、風をそのまま通すため、稜線ではウィンドシェルとの併用が必須です。
外部の刺激から守る「R1テックフェイス」
フリースの内側に、撥水・耐摩耗加工を施したソフトシェルのような表面素材を組み合わせています。岩場でのクライミングや、小雨・雪が舞うような状況でも、これ1枚で行動し続けられます。「フリースは風に弱い」という弱点を克服した、非常にタフなモデルです。
日常に溶け込む「R1デイリー」
より滑らかな表面生地を採用し、普段使いやキャンプ、軽いハイキングに特化したモデルです。肌触りが驚くほど柔らかく、一度袖を通すと脱ぎたくなくなる快適さがあります。テクニカルすぎない見た目なので、街着としても非常に優秀です。
軽さを極めた「R1ウルトラライト」
2026年の注目作であるウルトラライトは、キャプリーン・サーマルウェイトに近い薄さながら、R1特有の保温力を維持しています。夏山の防寒着として、あるいは荷物を極限まで削りたいファストパッキングに最適な選択肢です。
失敗しないためのサイズ選びのポイント
パタゴニアのウェア選びで最も難しいのがサイズ感です。特にR1シリーズは、機能を最大限に引き出すために「スリムフィット」を採用しているモデルがほとんどです。
基本は「ジャストサイズ」を狙う
R1のグリッド構造は、肌に密着することで効率よく吸湿・発散を行います。そのため、ダボついたサイズを選んでしまうと、その性能が半減してしまいます。ベースレイヤーの上に直接羽織るなら、いつもの日本サイズよりワンサイズ下(日本でLならパタゴニアはM)を選ぶのがセオリーです。
試着時にチェックすべき3つのポイント
- 脇の下に余分な生地が余っていないか。
- 腕を上げたときに裾が上がりすぎてお腹が見えないか。
- 袖口が手首をしっかり覆っているか(R1は袖が長めに設計されています)。
もし、お腹周りが気になる場合や、街着としてゆったり着たい場合は、無理にスリムフィットを狙わず、ワンサイズ上げるか、リラックスフィットの「R1デイリー」を検討してみてください。
シーン別・おすすめのレイヤリング術
パタゴニア フリースの真骨頂は、他のウェアとの組み合わせにあります。
積雪期の登山(中間着として)
ベースレイヤーの上にR1ジャケットを着用し、その上にハードシェルを重ねます。登りで体温が上がっても、R1のグリッドが湿気を外へ逃がしてくれるため、服の中がベタつくことがありません。
春・秋のトレッキング(行動着として)
R1エアを単体で着用します。適度に風が抜けるため、オーバーヒートを防げます。休憩中や風が強まったときだけ、軽量なウィンドブレーカーを羽織れば完璧です。
街着・リモートワーク(ルームウェアとして)
R1デイリーは、冬場の室内着としても最高です。暖房を抑えていても暖かく、それでいて蒸れないので、一日中快適に過ごせます。そのまま買い物に出かけても違和感のないデザインが魅力です。
長く愛用するためのお手入れ方法
R1シリーズを長持ちさせるためには、洗濯の仕方に少しだけコツがあります。
まず、必ず「洗濯ネット」を使用してください。特にR1エアのような凹凸の激しい生地は、他の衣類のマジックテープやジッパーに引っかかると糸が飛び出してしまう(ピリングの原因)ことがあります。
洗剤は、柔軟剤を含まない中性洗剤がベストです。柔軟剤は繊維をコーティングしてしまい、せっかくの吸湿速乾性を損なう可能性があるからです。乾燥機は低温なら使用可能ですが、基本的には形を整えて陰干しするだけで、驚くほどすぐに乾きます。
パタゴニア r1 ジャケット全比較!登山・普段使いに最適な種類とサイズ選びのコツのまとめ
パタゴニアのR1シリーズは、単なる衣類ではなく、厳しい自然環境から身を守り、かつ快適さを提供してくれる「道具」です。
自分のライフスタイルに合った1枚を選べば、これまで億劫だった寒い日の外出や、過酷な登山の景色がガラリと変わるはずです。
サイズ選びに迷ったら、まずはスリムフィットの特性を理解し、自分の用途が「アクティブ(密着)」なのか「ライフスタイル(ゆとり)」なのかを明確にしてみましょう。パタゴニアが誇る最高傑作パタゴニア r1 ジャケットを纏って、次のフィールドへ出かけてみませんか。

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