「そろそろ一生モノのアウターが欲しいけれど、ダウンほどモコモコしたくない」
「冬の街歩きからキャンプまで、一着で着回せる万能なジャケットはないかな?」
そんなワガママな願いを叶えてくれるのが、パタゴニアの隠れた名作「イスマス」シリーズです。
パタゴニアといえばレトロXやダス・パーカが有名ですが、実は通好みな一着として絶大な支持を集めているのがこのイスマス。クラシックな見た目なのに、中身はハイテク。そんな男心をくすぐるイスマスシリーズについて、モデルごとの違いや気になるサイズ感、北風に負けない暖かさの秘密まで徹底的に掘り下げていきます。
パタゴニアのイスマスシリーズが愛される理由
パタゴニアのラインナップの中でも、イスマスは「1960年代の遠征用ジャケット」をヒントに作られたという背景があります。どこか懐かしい、レトロでクラシックなデザインが最大の特徴です。
最近のハイテクシェルはテカテカした質感が目立ちますが、イスマスはマットな質感のリサイクル・ナイロンを採用しています。これが実に渋いんです。デニムにもチノパンにも、なんならスラックスに合わせたビジネススタイルにも違和感なく馴染みます。
もちろん、見た目だけではありません。表地には耐久性撥水加工が施され、裏地にはパタゴニア自慢の毛足の長いフリースがびっしり。この「外はシャリっと、中はフワッと」という組み合わせが、冷たい風を遮断しながら体温を逃さない最高のコンフォート性能を生み出しています。
迷ったらこれ!イスマス・パーカとジャケットの違い
イスマスシリーズを探していると、必ずぶつかる壁があります。「パーカ」と「ジャケット」、どっちを選べばいいのかという問題です。
結論から言うと、あなたのライフスタイルが「外歩きメイン」か「移動メイン」かで決まります。
パタゴニア イスマス・パーカは、お尻がすっぽり隠れるくらいのロング丈です。フロントに大きなフラップポケットが4つ付いており、収納力は抜群。裏地のフリースも厚手で、まさに「防寒着」としての安心感が違います。真冬のスポーツ観戦や、長時間外に立ち続けるようなシーンではパーカ一択です。
一方で、パタゴニア イスマス・ジャケットは、腰丈のスッキリしたデザイン。裏地のフリースもパーカよりはやや薄めに設定されており、その分だけ軽量で動きやすいのがメリットです。電車通勤や車の運転が多い方なら、座ったときに裾が邪魔にならないジャケットの方が使い勝手が良いでしょう。
さらに、よりカジュアルでワークウェアに近い雰囲気が好みならラインド・イスマス・フーディという選択肢もあります。こちらはよりタフな印象で、キャンプなどのアウトドアシーンで焚き火を囲むような場面に最高にマッチします。
気になる暖かさの限界。真冬の氷点下でも耐えられる?
「イスマスはダウンじゃないけれど、本当に暖かいの?」という疑問をよく耳にします。
正直に言いましょう。イスマスは「自ら発熱する」ようなダウンの感覚とは少し違います。しかし、「風を一切通さず、自分の体温を魔法瓶のように閉じ込める」能力については、ダウンに引けを取りません。
関東や関西の都市部における1月、2月の寒さであれば、パタゴニア イスマスの下に厚手のネルシャツやスウェットを着込むだけで十分すぎるほど暖かいです。むしろ電車の中では暑いくらいかもしれません。
ただし、東北や北海道といった極寒の地、あるいは氷点下を下回るような冬のキャンプで使う場合は、工夫が必要です。イスマスの下にパタゴニアのR1プルオーバーやR2ジャケットといったテクニカル・フリース、あるいは薄手のインナーダウンをレイヤリングしてください。防風性能が高いイスマスを一番上に羽織ることで、内側の保温層が守られ、最強の防寒システムが完成します。
ダウンジャケット特有の「着膨れ」を避けつつ、スマートに冬を越したい人にとって、このレイヤリングのしやすさは大きな魅力です。
失敗しないためのサイズ選び。USサイズの罠に注意!
パタゴニア製品を購入する上で最大の難関がサイズ選びです。イスマスシリーズは「レギュラー・フィット」または「リラックス・フィット」で作られているため、かなり大きめの作りになっています。
基本的には「日本で着ているサイズよりワンサイズ下」を選ぶのが鉄則です。
例えば、ユニクロなどで普段Lサイズを選んでいる方は、パタゴニアではMサイズがジャストになることが多いです。170cm前後で標準体型の方なら、Sサイズでちょうど良い余裕を持って着られるはず。
「中にたくさん着込みたいから大きめにしよう」といつものサイズを選んでしまうと、袖が余りすぎてしまったり、身幅がガバガバになって野暮ったく見えてしまうので注意してください。パタゴニアの公式サイトにあるサイズチャートや、実際に試着した人のレビューを参考に、慎重に選ぶことをおすすめします。
また、意外な裏技として「ボーイズモデル」を検討するのもアリです。小柄な男性や女性であれば、ボーイズ・イスマス・ジャケットのXXLサイズが驚くほどフィットします。大人モデルよりも価格が抑えられているため、サイズが合えば非常にお得な買い物になります。
長く愛用するために。自宅でのメンテナンス方法
イスマスが多くのユーザーに「一生モノ」と言われる理由の一つに、メンテナンスのしやすさがあります。
高級なダウンジャケットはクリーニング代も高く、自宅で洗うのは勇気がいりますよね。しかし、イスマスはリサイクル・ナイロンとポリエステル・フリースの塊。汚れたら自宅の洗濯機でガシガシ洗えます。
むしろ、定期的に洗うことで表面の撥水機能が回復し、生地のコンディションを長く保つことができます。洗剤は研磨剤や漂白剤が入っていない中性洗剤(アウトドア専用の洗剤ならなお良し)を使い、洗濯ネットに入れて弱水流で洗いましょう。
乾燥についても、低温のタンブラー乾燥にかけることで、撥水力が復活します。キャンプの煙の匂いがついても、泥がはねても、すぐにお手入れできる。この「道具としてのタフさ」こそが、パタゴニア イスマスの真骨頂です。
競合他社のアウターと比較して見える、イスマスの個性
よく比較されるのが、ノースフェイスのマウンテンライトジャケットです。あちらはゴアテックスを使用した完全防水のシェルですが、裏地がないため冬場はインナーを連結させる「ジップインジップ」の手間がかかります。
その点、イスマスは最初からフリースが裏打ちされているため、袖を通した瞬間から暖かい。「今日は寒いな」と思った朝に、サッと羽織ってすぐに出かけられるスピード感は、デイリーユースにおいて圧倒的なアドバンテージです。
また、アウトドアブランド特有の「ロゴの主張」が控えめなのも嬉しいポイントです。胸元に同色のロゴラベルがひっそりと配置されているデザインは、大人の休日スタイルに落ち着きと上質さを与えてくれます。
パタゴニアのイスマスを徹底比較!サイズ感や暖かさ、人気モデルの違いを解説・まとめ
パタゴニアのイスマスシリーズは、流行に左右されない普遍的なデザインと、現代の生活に即した実用性を兼ね備えた、まさに「完成されたアウター」です。
パタゴニア イスマス・パーカでどっしりと冬の寒さを迎え撃つのもよし、パタゴニア イスマス・ジャケットで軽快に街を駆け抜けるのもよし。どちらを選んでも、その丈夫さと飽きのこないルックスは、5年後、10年後のあなたをきっと満足させてくれるはずです。
サイズ選びさえ間違わなければ、これほど頼もしい相棒はいません。USサイズであることを忘れずに、少し小さめを意識して選んでみてください。
一度袖を通せば、フリースの柔らかい肌触りと、外気を遮断する安心感の虜になること間違いなし。今年の冬は、自分にぴったりのイスマスを見つけて、寒さを楽しむ準備を始めてみませんか?

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