パタゴニアファンのみなさん、そして今年の冬こそは一生物のアウターを手に入れたいと考えているみなさん、お待たせしました。いよいよパタゴニアの2025年秋冬コレクションがその全貌を現しましたね。
「毎年同じようなデザインじゃないの?」なんて思ったら大間違い。今年のパタゴニアは、ブランドの歴史を塗り替えるような大きな転換点を迎えています。定番のレトロXが驚きのアップデートを遂げたり、環境への配慮が一段上のフェーズへ突入したりと、見逃せないトピックが目白押しです。
今回は、2025年秋冬の新作ラインナップから、進化したスペック、そして今シーズン選ぶべき一着まで、どこよりも詳しく、かつ愛を込めて解説していきます。さあ、一緒に冬の準備を始めましょう。
2025年秋冬、パタゴニアが「原点回帰」と「革新」を選んだ理由
今年のパタゴニアを象徴するキーワードは、ズバリ「ヘリテージの再構築」です。2025年モデルを手に取ると、どこか懐かしい、でも確実に未来を見据えている、そんな不思議な感覚に包まれます。
まず注目したいのが、素材選びの基準がさらに厳格になったこと。パタゴニアは2025年、ついにすべての製品において「意図的に添加されたPFAS(フッ素化合物)」を完全に排除するという高い目標を達成しつつあります。これ、実はアウトドア業界ではとんでもない革命なんです。防水性を保ちながら環境負荷をゼロに近づける。そんな魔法のような技術が、今季のゴアテックス採用モデルには詰め込まれています。
デザイン面では、2000年代初頭のクラシックな雰囲気をあえて取り入れています。シュッとした現代的なシルエットも素敵ですが、今年は少しゆとりがあって、どこか無骨な「あの頃のパタゴニア」が帰ってきた印象です。
進化した「クラシック・レトロX・ジャケット」の衝撃
パタゴニアの代名詞といえば、やはりレトロXですよね。2025年モデルは、見た目こそいつもの安心感がありますが、中身が劇的に進化しています。
最大の変更点は、裏地の構造です。これまでは防風膜を挟んだメッシュ裏地が一般的でしたが、今季はリサイクル・ポリエステル100%の「タフタ裏地」を採用したモデルが注目を集めています。これにより、袖を通した瞬間の滑らかさが格段にアップしました。
「フリースは着脱時にインナーが引っかかるのがストレス」という悩み、ありますよね。新しいレトロXなら、厚手のネルシャツやスウェットの上からでもスルッと羽織れます。しかも、このタフタ裏地が防風性をしっかり担保してくれるので、冬の冷たい風もシャットアウト。街着としての快適性が、過去最高レベルに到達したと言っても過言ではありません。
また、カラーリングもどこかノスタルジック。ビビッドすぎない、くすんだトーンのブルーや、温かみのあるブラウンなど、大人の日常着として馴染みやすいラインナップが揃っています。
テクニカルフリース「R1エア」のフードなしモデルに注目
アクティブ派から絶大な支持を得ているR1エア。ジグザグの構造が湿気を逃がしつつ熱を蓄える、あの魔法のようなフリースにも待望のアップデートがありました。
2025年秋冬で注目すべきは、フードがない「ジャケットタイプ」の充実です。これまではフーディタイプが主流でしたが、冬のレイヤリング(重ね着)を考えると、フードが重なるのは首元がモタつく原因になりますよね。
新しいR1エア・ジャケットなら、上にナノ・パフやハードシェルを重ねても首元がスッキリ。登山やスノーアクティビティはもちろん、冬のランニングや自転車通勤でも、驚くほど軽やかに動けます。この「痒いところに手が届く」ラインナップの拡充こそ、2025年モデルの魅力です。
究極のインサレーション「ナノ・パフ」と「ナノ・エア」の使い分け
冬のパタゴニア選びで最も迷うのが、インサレーション(中綿)選びではないでしょうか。ナノ・パフとナノ・エア、どちらも名作ですが、2025年モデルはさらにその個性が際立っています。
ナノ・パフは、防風性とコンパクトさが売り。2025年モデルでは、袖口のフィット感が改良され、冷気の侵入をよりシビアに防いでくれるようになりました。キャンプの夜や、街での防寒着として「これ一着あれば安心」という信頼感は揺るぎません。
一方で、2025年新作として注目なのが、さらに薄手になった「ナノ・エア・ウルトラライト」の展開です。重さはわずか20g程度の中綿を使い、驚異的な通気性を実現しました。「動くと暑いけど、脱ぐと寒い」という、冬の低山や冬場の激しい運動における永遠の課題に、パタゴニアが出した一つの答えがこれです。
環境への新基準「PFASフリー」がもたらす安心感
先ほども少し触れましたが、2025年秋冬モデルからパタゴニアの撥水加工(DWR)は大きな一歩を踏み出しました。これまでのアウトドアウェアには、水を弾くためにフッ素化合物が使われてきましたが、これは自然界で分解されにくいという問題がありました。
パタゴニアは長年の研究の末、この有害な化学物質を使わずに、従来と同等の撥水性能を実現することに成功しました。これは、私たちがトレントシェルやダウン・セーターを選ぶことが、そのまま地球の水を守ることに繋がるということを意味しています。
「良いものを長く着る」というパタゴニアの哲学が、素材の分子レベルまで浸透したのが、この2025年秋冬コレクションなのです。
スノーアクティビティを支える最新ハードシェル
スキーやスノーボードを楽しむ方にとって、2025年のスノーラインは見逃せません。特にパウスレイヤーシリーズの進化は目を見張るものがあります。
最新の「Gore-Tex PRO ePE メンブレン」を採用したことで、ウェア全体の重量が約30%も軽量化されました。雪山を歩き回るバックカントリーでは、この「軽さ」がそのまま「体力存続」に直結します。
さらに、今季はビブパンツだけでなく、クラシックな「パンツタイプ」の機能性が再評価されています。トイレのしやすさや着脱の簡便さを求めるユーザーの声に応え、シルエットを現代的にアップデート。激しい動きでも裾が捲り上がらない工夫や、ベンチレーションの配置など、細かなアップデートが光ります。
ライフスタイルを彩るダウンと新作パーカー
山だけでなく、都会の冬を快適に過ごすための「ライフスタイル・ライン」も2025年は豊作です。
特筆すべきはストームシャドウ・パーカー。700フィルパワーのリサイクルダウンを、ゴアテックスのシェルで包み込んだ「最強の防寒着」です。2025年モデルは、フロントのジッパー構造を見直し、冷気の侵入を徹底的にカット。氷点下の北国でも、これさえあればTシャツ一枚で過ごせるほどのスペックを誇ります。
もう少し軽やかに着こなしたいなら、サンライズキャビンダウンもおすすめです。レトロなキルトパターンが特徴で、ヴィンテージのパタゴニアを彷彿とさせるデザイン。それでいて中身は最新のリサイクルダウンですから、暖かさは折り紙付き。デニムやチノパンとの相性も抜群で、冬のデイリーウェアの主役になること間違いなしです。
2025年モデルのサイズ感と選び方のコツ
「パタゴニアはサイズ選びが難しい」とよく言われます。特に2025年秋冬モデルは、少しゆったりとした「リラックス・フィット」の商品が増えている傾向にあります。
例えば、新しいレトロXの場合。以前のモデルは脇周りが少しタイトで、厚手のインナーを着ると窮屈に感じることがありましたが、2025年モデルは肩周りに少し余裕を持たせています。
- ジャストサイズで着て、上からアウターを羽織るなら、いつもの日本サイズよりワンサイズ下(例:日本LならUSのM)。
- 中にパーカーなどを着込んで、アウターとしてルーズに楽しむなら、いつもの日本サイズと同じ表記(例:日本LならUSのL)を選んで、あえてオーバーサイズを楽しむのも今年のトレンドです。
オンラインで購入する際は、公式サイトの「私のサイズは?」というフィット確認ツールを活用するのも手ですが、やはり一度ショップで袖を通してみるのが一番です。2025年モデルの「柔らかさ」は、実際に着てみないと分からない驚きがあります。
冬のレイヤリング、パタゴニア流の正解はこれ
パタゴニアが提唱するレイヤリング(重ね着)は、2025年も健在。むしろ、それぞれのアイテムがより専門特化したことで、組み合わせの楽しさが増しました。
おすすめの3レイヤーセットアップをご紹介しましょう。
- ベースレイヤー: キャプリーン・クール・メリノ。ウールの防臭性と化繊の速乾性を兼ね備えた、肌着の決定版です。
- ミッドレイヤー: R1エア・ジャケット。2025年新作のフードなしタイプで、体温を一定に保ちます。
- アウター: トレントシェル 3L。PFASフリーに生まれ変わった防水透湿ジャケット。
この組み合わせなら、秋のハイキングから冬の低山、さらには雨の日の通勤まで、ほぼすべてのシーンをカバーできます。「一着でなんとかする」のではなく「組み合わせて快適を作る」のがパタゴニアの醍醐味です。
2025年秋冬、あなたが手に入れるべき一着は?
さて、ここまで2025年秋冬のパタゴニアを総括してきましたが、気になるアイテムは見つかりましたか?
もし「最初の一着」を探しているなら、やはり進化したレトロXを推します。裏地の変更による着心地の良さは、これまでのモデルを知っている人ほど驚くはずです。
本格的なアウトドアを楽しむなら、新しくなったR1エアや、驚異の軽さを実現したスノーウェアがあなたのパフォーマンスを支えてくれるでしょう。
パタゴニアの製品は、決して安い買い物ではありません。しかし、修理を繰り返しながら10年、20年と着続けられる耐久性と、時代に左右されないデザイン。そして何より、私たちがこのブランドを選ぶことで、少しだけ地球の未来が明るくなる。そんな付加価値が、2025年モデルにはこれまで以上に詰まっています。
パタゴニア 2025 秋冬新作まとめ!レトロXの進化や注目の最新アウターを徹底解説
2025年秋冬のパタゴニアは、ブランドが歩んできた50年以上の歴史を凝縮しつつ、次の50年を見据えた革新的なコレクションになっています。
定番のレトロXの裏地アップデート、R1エアのラインナップ拡充、そしてPFASフリーという環境への大きな挑戦。どのアイテムを手に取っても、パタゴニアの熱いメッセージを感じ取ることができるでしょう。
本格的な寒さがやってくる前に、ぜひ自分だけの一着を見つけてください。人気のカラーやサイズは、シーズン本番を迎える前に完売してしまうことも珍しくありません。「あの時買っておけばよかった」と後悔する前に、チェックしておくことをおすすめします。
この冬、新しくなったパタゴニアと一緒に、外の世界へ飛び出してみませんか。きっと、これまで以上に快適で、心温まる冬が待っているはずです。

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