「パタゴニアのフリースが欲しいけれど、どれを選べばいいか分からない」「古着屋で見かける毛足の長いモデルは何?」そんな悩みをお持ちではありませんか?
パタゴニアのフリースといえば「レトロX」が有名ですが、古着市場やファンの間で絶大な人気を誇るのが、今回ご紹介する「パタゴニア レトロ カーディガン」です。モコモコとした圧倒的なボリューム感と、どこか懐かしいクラシックな佇まいは、現代のファッションシーンでも主役級の存在感を放ちます。
今回は、この名作パタゴニア レトロ カーディガンの魅力から、似ているモデルとの決定的な違い、さらにはマニア必見の年代判別法まで、余すことなくお届けします。
パタゴニアの象徴「レトロカーディガン」とは?その歴史を紐解く
パタゴニアの歴史の中で、フリースという素材は切っても切れない関係にあります。その中でも「レトロカーディガン」は、ブランドのアイデンティティを体現するモデルの一つです。
もともと、パタゴニアはパイル素材の保温性に着目し、登山家たちが過酷な環境で耐えられるウェアを開発してきました。1980年代後半に登場した初期のモデルは、現在のフリースの原型とも言える質感を持っていました。
「レトロカーディガン」という名称は、時代によっていくつかのモデルに分かれます。まず1988年から1990年というわずか3年間だけ生産された「レトロ・パイル・カーディガン」。これは胸ポケットがなく、ロゴのみが配置された極めてシンプルなデザインで、現在はヴィンテージ市場で驚くほどの高値で取引されています。
その後、2000年代に入り、その名作を現代に蘇らせた「クラシック・レトロ・カーディガン」が登場します。私たちが今「レトロカーディガン」と聞いて思い浮かべる、あの毛足が長く、圧倒的にモコモコした質感はこの時代のモデルです。最近では、ブランド創立50周年を記念した「ナチュラル・ブレンド・レトロ・カーディガン」など、環境に配慮した素材での復刻も話題となりました。
どっちが買い?レトロカーディガンとレトロXの決定的な違い
パタゴニアのフリース選びで最も多いのが、「レトロカーディガンとレトロX、見た目は似ているけれど何が違うの?」という疑問です。一見するとどちらもモコモコしていますが、実はその特性は真逆と言ってもいいほど異なります。
一番の違いは「防風性」の有無にあります。
パタゴニア レトロXには、フリースの裏地に「防風バリヤー(PEF)」という特殊なフィルムが貼られています。これにより、外からの冷たい風をシャットアウトし、アウターとして高い性能を発揮します。その分、質感は少し硬めで、ゴワッとした着心地になるのが特徴です。
対して「レトロカーディガン」には、基本的にこの防風フィルムがありません。裏地は通気性の良いメッシュ素材であることが多く、風は通しますが、その分圧倒的に柔らかく、カーディガンのように優しく体を包み込んでくれます。
もう一つの違いは「毛足の長さ」です。レトロXの毛足が約8ミリ程度なのに対し、レトロカーディガンは約13ミリと非常に長く設定されています。この「長い毛足」こそが、ぬいぐるみのような愛らしいルックスと、圧倒的な保温力を生み出す秘訣なのです。
風が強い日のアウターとして使いたいならレトロX、室内での防寒や、上からシェルを羽織る中間着としての快適さ、そして何より見た目のボリューム感を重視するならパタゴニア レトロ カーディガンがおすすめです。
古着選びが楽しくなる!年代を見分ける判別テクニック
パタゴニアのアイテムは、タグを見るだけで「いつ作られたものか」が分かるようになっています。古着屋やフリマアプリでパタゴニア レトロ カーディガンを探す際、この知識があれば、その個体の希少価値を瞬時に判断できます。
チェックすべきは、内側のサイドにある白い「製品タグ」です。そこにアルファベットと数字が組み合わされたコードが記載されています。
たとえば「F2」と書かれていれば、FはFall(秋)、2は2002年を指します。つまり2002年秋冬モデルということです。他にも「S(Spring:春)」や、2010年代以降であれば「FA15(2015年秋冬)」といった具合に表記されます。
また、胸のロゴタグのデザインも重要です。1990年代の前半には、フィッツロイ山の頂上に雪が描かれていない「雪無しタグ」と呼ばれる珍しいタイプが存在します。これを発見できれば、かなりラッキーと言えるでしょう。
さらに、2000年代初頭の「クラシック・レトロ・カーディガン」は、現行品よりもさらに毛足が長く、シルエットも丸みを帯びています。この時代の独特なボリューム感は、現行の復刻モデルではなかなか再現できないため、あえて古いモデルを探すファンが後を絶ちません。
失敗しないサイズ選びと着こなしのコツ
パタゴニアはアメリカのブランドなので、サイズ選びには注意が必要です。基本的には「日本サイズよりもワンサイズ下」を選ぶのが鉄則です。普段Lサイズを着ている方なら、パタゴニアのMサイズがちょうど良いケースが多いでしょう。
特にパタゴニア レトロ カーディガンは、毛足が長い分、見た目のボリュームがかなり出ます。ジャストサイズを選ばないと「着膨れ」して見えてしまうこともあるため、スッキリ着こなしたい場合は思い切ってさらに一つ下のサイズを選ぶのも手です。
着こなしのコツとしては、ボトムスに細身のパンツを合わせるのが王道です。上半身にボリュームが出るため、下半身をタイトにまとめることで、全体のシルエットが綺麗に整います。
また、防風性がないという弱点を逆手に取り、冬のインナーとして活用するのもおしゃれです。マウンテンパーカーやデニムジャケットの中にパタゴニア レトロ カーディガンを仕込めば、首元から覗くモコモコがアクセントになり、防寒性も格段にアップします。
長く愛用するためのお手入れ方法
お気に入りの一着を手に入れたら、できるだけ長く、ふわふわの状態を保ちたいですよね。レトロカーディガンのような長い毛足のフリースは、摩擦によって毛先が固まり、毛玉(ピリング)になりやすい性質があります。
一番のメンテナンスは「ブラッシング」です。着用した後に、衣類用のブラシや、100円ショップなどで手に入るペット用のスリッカーブラシなどで優しく毛並みを整えてあげてください。これだけで、毛が寝てしまうのを防ぎ、ボリュームを維持できます。
洗濯については、裏返してネットに入れ、弱水流で洗うのが基本です。乾燥機の使用は厳禁。高温でフリースの繊維が溶けたり、縮んだりする原因になります。風通しの良い日陰で吊り干しするのが、最も生地を傷めない方法です。
少し手間はかかりますが、パタゴニアの製品は非常に丈夫です。適切にケアをすれば、10年、20年と着続けることができる。それこそが、パタゴニアが提唱する「サステナビリティ」の形でもあります。
まとめ:一生モノのパタゴニア レトロ カーディガンを見つけよう
いかがでしたでしょうか。パタゴニアの数あるラインナップの中でも、特に個性的で温かみのある「レトロカーディガン」。その魅力は、単なる防寒着としての機能を超え、時代を超えて愛されるデザインとストーリーにあります。
現行のナチュラル・ブレンド・レトロ・カーディガンで最新の技術と環境配慮を体感するのも良し、古着で自分だけのヴィンテージ・ピースを探し出すのも良し。どちらを選んでも、あなたの冬の相棒として、これ以上なく心強い存在になってくれるはずです。
モコモコの質感に包まれる多幸感は、一度味わうと病みつきになります。ぜひ今回の情報を参考に、あなただけの一着を見つけてみてください。
パタゴニア レトロ カーディガンと共に、この冬を最高に暖かく、自分らしいスタイルで楽しみましょう!

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