せっかく良いアウターを買うなら、妥協したくないですよね。そんな時、真っ先に候補に挙がるのがパタゴニア。でも、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎて何が違うの?」「アメリカサイズって難しそう……」と足が止まってしまう方も多いはずです。
パタゴニアのアウターは、決して安い買い物ではありません。だからこそ、自分のライフスタイルにぴったりの一着を見つけて、10年、20年と愛用してほしい。そんな思いを込めて、今回はパタゴニアのアウターの選び方から、絶対に失敗しないサイズ感、そして今選ぶべきおすすめモデルを徹底的に解説します。
なぜ、パタゴニアのアウターは世界中で愛され続けるのか
パタゴニアが他のアウトドアブランドと一線を画している理由は、単なる「おしゃれな服」ではないからです。その根底には、徹底した実用主義と、製品を長く使い続けるための「責任」があります。
まず注目したいのが、驚異的な耐久性とアフターサービスです。パタゴニアには「アイアンクラッド保証」という制度があり、自社製品の修理を推奨しています。ジッパーが壊れた、枝に引っ掛けて破れた、そんな時でも捨てずに直して使う。この文化があるからこそ、私たちは安心して高価なアウターに投資できるのです。
また、環境への配慮も業界トップクラスです。リサイクルポリエステルやオーガニックコットン、さらにはダウンの採取方法に至るまで、厳格な基準を設けています。「良いものを着ることが、地球を守ることにつながる」というストーリーも、多くのファンを惹きつける魅力になっています。
失敗しないための「種類別」選び方ガイド
パタゴニアのアウターを選ぶ際、まず考えるべきは「どこで着るか」です。大きく分けて4つのカテゴリーがあることを覚えておきましょう。
1. 街着としての王道「フリース・ボア」
パタゴニアの顔といえば、やはりフリースです。もこもこした見た目が特徴のパタゴニア レトロXなどは、もはや冬の街着の定番。防風フィルムを内蔵しているモデルなら、風の強い日でも驚くほど暖かく過ごせます。
2. 軽くて暖かい「インサレーション(中綿)」
「ダウンは濡れると保温力が落ちる」という弱点を克服したのが、化繊の中綿モデルです。パタゴニア ナノパフに代表されるこのシリーズは、洗濯機で洗えて、濡れても暖かさをキープします。旅行や普段使いにこれほど便利なものはありません。
3. 雨風を完璧に防ぐ「シェルジャケット」
登山や自転車通勤、キャンプなど、過酷な環境で頼りになるのが防水・透湿性に優れたシェルです。定番のパタゴニア トレントシェルは、雨を通さず、中のムレを逃がす独自の素材を採用しています。
4. 本気の寒さに立ち向かう「ダウン」
極寒の地や、動かずにじっとしている時間が長い時は、やはり天然ダウンの出番です。パタゴニアのダウンは、鳥の福祉に配慮した「トレーサブル・ダウン」のみを使用。圧倒的な軽さと、包み込まれるような暖かさを両立しています。
パタゴニア特有の「サイズ感」を攻略するコツ
パタゴニアのアウター選びで、最も多くの人がつまずくのがサイズ選びです。日本メーカーの感覚で選ぶと、「袖が長すぎる」「身幅がブカブカ」といった失敗が起こりやすいので注意が必要です。
基準は「ワンサイズ下」
パタゴニアは米国サイズを基準にしています。一般的に、普段日本のブランドでLサイズを着ている方なら、パタゴニアではMサイズがジャストになることが多いです。迷ったら「いつもより一つ下」を検討してみてください。
フィット感の定義をチェック
製品説明にある「フィット感」の言葉を見逃さないでください。
- スリム・フィット: 体にぴったり沿うデザイン。インナーとして着る場合や、細身の方に。
- レギュラー・フィット: 標準的なゆとり。厚手のシャツやフリースを中に着込めます。
- リラックス・フィット: かなり余裕のある作り。体型カバーや、とにかく重ね着したい場合に。
特にパタゴニア フーディニジャケットのような超軽量シェルは、中に何を着るかによってサイズ選びが大きく変わります。用途をイメージしながら選ぶのが成功の秘訣です。
今、手に入れるべきおすすめモデル15選
ここからは、初心者から上級者まで満足できる、間違いのない名作たちをご紹介します。
1. クラシック・レトロX・ジャケット
説明不要の超人気モデルです。厚手のフリースと防風バリヤーを組み合わせているため、アウターとして十分な性能を持っています。モコモコした質感は、デニムやチノパンとの相性も抜群です。
2. トレントシェル 3L ・ジャケット
「パタゴニアで最初の一着は何がいい?」と聞かれたら、私はこれをおすすめします。防水・透湿性に優れた3層構造で、雨の日の通勤から週末のハイキングまで、一年中活躍します。
3. ナノ・パフ・フーディ
中綿にプリマロフト・ゴールド・エコを使用した、パタゴニアを代表するインサレーション。驚くほど軽く、左胸のポケットに本体を収納できるポケッタブル仕様。カバンに忍ばせておけば、急な冷え込みも怖くありません。
4. フーディニ・ジャケット
「魔法のようなジャケット」の名の通り、重さはわずか100g前後。超薄手ですが防風性はしっかり。ランニングや自転車、エアコンの効きすぎた室内など、出番の多さはパタゴニア製品の中でもトップクラスです。
5. ダウンドリフト・ジャケット
クラシックなデザインを現代の技術でアップデートしたモデル。表地はリサイクルされた漁網から作られた素材、中綿はリサイクルダウン。環境への配慮と、街に馴染むデザインが融合した一着です。
6. R1テックフェイス・フーディ
フリースの通気性とシェルの耐久性をいいとこ取りしたモデル。表面が滑らかなので、雪や小雨を弾きます。アクティブに動く日のメインアウターとして最適です。
7. マイクロ・パフ・フーディ
「ダウンの軽さと化繊のタフさ」を同時に求めるならこれ。パタゴニアの歴史の中で、重量比の保温性が最も高いジャケットと言われています。驚きの軽さをぜひ体感してください。
8. イスマス・パーカ
1960年代の遠征用ジャケットにインスパイアされた、裏ボア付きのパーカ。クラシカルなルックスながら、現代の耐候性を備えています。スーツの上に着ても違和感がないため、ビジネスマンにも人気です。
9. ロス・ガトス・フーディ
毛足の長いハイパイル・フリースを使用した、肌触り最高のフーディ。非常に柔らかく、家の中からちょっとした外出まで、脱ぎたくなくなるほどの心地よさです。
10. ジャクソン・グレイシャー・ジャケット
ステッチを使わない接着されたキルトラインが特徴の、都会的で洗練されたダウンジャケット。防風性も高く、真冬の都市部でスタイリッシュに防寒したいならこれ一択です。
11. ベター・セーター・ジャケット
外側はセーター編み、内側はフリースのいいとこ取り。見た目は上品なセーターですが、暖かさはフリースそのもの。オフィスでの羽織りものとしても優秀です。
12. ダス・パーカ
「デッド・エア・スティル(静止した空気)」の頭文字をとった名作。過酷な寒冷地でのビレイ(確保)用に開発されたため、圧倒的な保温力を誇ります。
13. シンチラ・スナップT・プルオーバー
パタゴニアの歴史を語る上で欠かせない、プルオーバータイプのフリース。色使いが豊富で、古着市場でも非常に人気のあるロングセラーモデルです。
14. スレート・スカイ・ジャケット
リサイクル素材100%で作られた、シンプルで軽量な防水ジャケット。トレントシェルよりも柔らかい質感で、より日常使いに特化したデザインになっています。
15. フィッツロイ・ダウン・フーディ
本格的な登山や雪山での使用を想定したハイエンドなダウン。圧倒的なフィルパワーを誇り、氷点下の世界でも体温を守り抜く信頼の一着です。
パタゴニアのアウターを10年着るためのメンテナンス
パタゴニアのアウターは、適切な手入れをすれば本当に長く着られます。
最も大切なのは「定期的な洗濯」です。特にパタゴニア 撥水スプレーなどを使ってメンテナンスする前に、汚れをしっかり落とすことが重要。皮脂や汗は生地の劣化を早めるため、「汚れたら洗う」のが基本です。
ダウンや中綿モデルも、自宅で洗えるものがほとんどです。乾燥機にテニスボールと一緒に入れると、中綿がほぐれてふっくら仕上がります。もし、どうしても自分では直せないダメージを負ってしまったら、パタゴニアのリペアサービスに相談してみてください。パッチワークのような修理跡は、あなたとアウターが共に歩んだ「思い出の証」になります。
パタゴニアのアウターおすすめ15選!種類別の選び方と失敗しないサイズ感を解説:まとめ
パタゴニアのアウターを選ぶことは、単に服を買うこと以上の価値があります。それは、確かな機能を持ち、長く愛着を持てる「相棒」を選ぶような体験です。
今回ご紹介した15選の中から、あなたのライフスタイルに合う一着は見つかりましたか?
- 定番の安心感が欲しいならパタゴニア レトロX
- 雨風に備えたいならパタゴニア トレントシェル
- 軽さと暖かさを両立したいならパタゴニア ナノパフ
まずはこのあたりからチェックしてみるのがおすすめです。サイズ選びに不安があるときは、実店舗での試着や、オンラインのサイズシミュレーターを積極的に活用しましょう。
一度袖を通せば、なぜ世界中でこれほどまでにパタゴニアが支持されているのか、その理由がきっと分かるはずです。この冬、あなたを寒さから守り、毎日を少し豊かにしてくれる最高のアウターに出会えることを願っています。

コメント