冬の街中を歩けば、右を向いても左を向いても「THE NORTH FACE」のロゴ。駅のホームでふと周りを見渡すと、自分と同じダウンジャケットを着ている人がいて、気まずい思いをしたことはありませんか?
「ノースフェイスは流行りすぎてもうダサいんじゃないか」「今さら買うのは恥ずかしいかも」
そんな不安を抱えているあなたへ。2026年現在、ノースフェイスを取り巻くリアルな評判と、溢れかえる「量産型」から脱却して、大人の余裕を感じさせる着こなし術を徹底解説します。
なぜ「ノースフェイスは流行りすぎ」と言われ続けるのか
まず認めなければならないのは、ノースフェイスが日本の冬における「国民服」になったという事実です。一過性のブームであれば数年で去りますが、これほどまでに長く、そして広範囲に普及したブランドは他に類を見ません。
街中が「制服化」してしまった背景
かつては本格的な登山家のためのギアだったノースフェイスが、なぜここまで増えたのでしょうか。大きな理由は、10代から20代の若年層の間で「失敗しない正解の服」として定着したことにあります。
特にノースフェイス ヌプシジャケットなどのアイコン的モデルは、SNSでの露出も多く、これを着ていれば間違いないという安心感を生みました。その結果、大学のキャンパスや渋谷・新宿といった繁華街では、同じようなシルエットの若者が溢れ、「個性が乏しい」「量産型」というネガティブなイメージがついてしまったのです。
リセールバリューという罠
また、ノースフェイスは中古市場でも価値が落ちにくいブランドとして知られています。「数年着ても高く売れるから」という理由で購入する層が増えたことも、市場にモノが溢れる一因となりました。ファッションを「楽しむ」ためではなく「投資」や「記号」として選ぶ人が増えたことが、ファッション好きから「流行りすぎていてダサい」と敬遠される理由の一つになっています。
2026年、それでもノースフェイスが選ばれ続ける理由
「流行りすぎ」という批判がありながら、2026年現在もノースフェイスの勢いは衰えていません。そこには、単なるブームでは片付けられない圧倒的な「地力」があるからです。
道具としての完成度が違う
どれだけ流行しても、ノースフェイスの製品が持つ機能性は本物です。極寒の地でも耐えうる保温性、雨風を一切寄せ付けないGORE-TEXの防水透湿性。これらは、一度袖を通せば誰にでもわかる快適さをもたらします。
2026年のトレンドは「トレンド疲れ」とも言われ、目まぐるしく変わる流行よりも、長く愛用できる「本物」を求める傾向が強まっています。そんな中、ノースフェイス マウンテンライトジャケットのような、10年選手として活躍できる堅牢なプロダクトは、サステナブルな観点からも再評価されているのです。
「インフラ」としてのブランド
もはやノースフェイスは、流行のファッションアイテムではなく、スマートフォンのように「あって当たり前の便利な道具」というポジションに昇華しました。
「流行っているから着る」のではなく「便利だから着る」。この割り切ったスタンスを持つユーザーにとっては、流行りすぎていることはデメリットではなく、むしろ信頼の証となっています。
「被り」を回避する!大人のための賢いモデル選び
「ノースフェイスの機能性は捨てがたい、でも他人と被るのは嫌だ」というワガママな悩み。これを解決するには、王道から少しだけ視点をずらしたモデル選びが鍵を握ります。
ロゴの主張を抑えた「パープルレーベル」
他人と差をつけたいなら、代官山のショップ「nanamica(ナナミカ)」がプロデュースする日本独自のライン「パープルレーベル」をチェックしてください。
アウトドアの機能性はそのままに、シルエットや素材感を都会的にアップデート。ロゴも小さく配置されていたり、ボディと同色になっていたりと、主張が控えめなのが特徴です。定番のノースフェイス パープルレーベル 65/35 マウンテンパーカーなら、スーツの上から羽織っても違和感なく、大人な印象を与えられます。
韓国限定の「ホワイトレーベル」に注目
「日本国内のラインナップには飽きた」という層に支持されているのが、韓国限定で展開されている「ホワイトレーベル」です。
日本のモデルよりもファッション性に特化しており、カラーバリエーションが豊富。特に、くすみカラーや淡いベージュ系のダウンは、日本の街中でよく見る「真っ黒なノースフェイス」とは一線を画すスタイルを作れます。ネット通販や並行輸入品で手に入るので、個性を出したい人には最適の選択肢です。
本気仕様の「サミットシリーズ」で差をつける
多くの人が街着用のモデル(ライフスタイルライン)を選ぶ中、あえてプロのアルピニストが使用する最高峰ライン「サミットシリーズ」を選ぶのも手です。
過酷な環境を想定した切り替えデザインや、特殊な素材感は、それだけで圧倒的なオーラを放ちます。オーバースペックと言われればそれまでですが、その「本物感」こそが、ミーハーな流行層とは異なるこだわりを証明してくれます。
流行りすぎなノースフェイスを「ダサく見せない」着こなし術
同じアイテムを着ていても、おしゃれに見える人と「量産型」に見えてしまう人の違いはどこにあるのでしょうか。その差は、ブランドに「着られている」か「着こなしている」かにあります。
全身をアウトドアで固めない
最も避けるべきは、ジャケット、パンツ、靴、バッグまですべてをノースフェイスやアウトドアブランドで揃えてしまうことです。これでは、今からエベレストに登るような「ガチ勢」か、ブランドロゴを並べたいだけの「成金」に見えてしまいます。
大人の着こなしの鉄則は「ミックス」です。例えば、ノースフェイス ヌプシジャケットを羽織るなら、ボトムスはあえて上品なウールスラックスを合わせる。足元はスニーカーではなく、少しボリュームのある革靴を持ってくる。
この「ドレス」と「カジュアル(アウトドア)」のバランスを崩すことで、ノースフェイスが本来持つ野暮ったさが消え、洗練されたスタイルに変わります。
サイズ感で個性を出す
定番モデルこそ、サイズ選びにこだわりましょう。今のトレンドは適度なゆとりですが、単に大きいサイズを選ぶだけでは「着せられている感」が出てしまいます。
ジャストサイズで着て、インナーにシャツを合わせる「きれいめスタイル」。あるいは、あえてワンサイズ上げて、裾のドローコードを絞って丸みのあるシルエットを作る「ストリートスタイル」。自分の体型と、なりたいイメージに合わせてサイズを検証することが、脱・量産型への近道です。
カラー選びの脱・ブラック
最も選ばれている色は間違いなく「ブラック」です。確かに使い勝手は最高ですが、被りを避けるならここは勇気を持って色を選びましょう。
2026年のおすすめは「ニュアンスカラー」です。セージグリーン、チャコールグレー、サンドベージュなど、自然界に存在する落ち着いた色味を選べば、ロゴが浮き立つこともなく、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。
ノースフェイス以外も検討したい人へ。通好みな代替ブランド
「どうしても流行りすぎているのが気になる」という方のために、ノースフェイスと同等のスペックを持ちながら、より「通」な印象を与えるブランドをいくつか紹介します。
日本が誇るダウンメーカー「NANGA(ナンガ)」
滋賀県にあるシュラフ(寝袋)メーカーが作るダウンは、今やファッション業界でも一目置かれる存在です。特にNANGA オーロラダウンジャケットは、防水性に優れた独自素材と高品質なダウンを使用しており、ノースフェイスに負けない暖かさを誇ります。セレクトショップの別注モデルも多く、より都会的なデザインが見つかりやすいのも魅力です。
質実剛健なイギリスの雄「karrimor(カリマー)」
アルピニストから愛されるイギリス発祥のブランドです。ノースフェイスほどの知名度はありませんが、その分「わかっている人」という印象を与えられます。無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインが多く、大人世代が街で着るには最適なバランスです。
最古のアウトドアブランド「Marmot(マーモット)」
世界で初めてGORE-TEXを採用したことで知られる名門です。古着市場でも人気があり、歴史に裏打ちされた安心感があります。派手な宣伝を行わないストイックな姿勢が、ファッション通からの信頼を集めています。
まとめ:ノースフェイスは流行りすぎでダサい?2026年の評判と被らない着こなし術
結局のところ、ノースフェイスが「ダサい」と言われる最大の理由は、その人気ゆえに「着る人の顔が見えにくくなっていること」にあります。何も考えずに流行っているから着る、という姿勢が、周囲にネガティブな印象を与えてしまうのです。
しかし、2026年という時代において、ノースフェイスほど「機能・信頼・価値」が三拍子揃ったブランドは他にありません。
- 王道を避け、パープルレーベルや海外ラインに目を向ける
- 全身をロゴで固めず、異素材のアイテムとミックスする
- 「長く着る」というサステナブルな意識を持って向き合う
これらのポイントさえ押さえれば、ノースフェイスはあなたにとって最高の相棒になります。流行りすぎていることを逆手に取り、「みんなが着ているものを、誰よりも自分らしく着こなす」という楽しみ方。それこそが、今求められている大人の余裕ではないでしょうか。
自信を持って、お気に入りの一着を選んでください。その機能性がもたらす快適さは、周囲の目線など気にならなくなるほどの価値があるはずですから。

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