「これから登山を始めたいけれど、どのリュックを選べばいいかわからない」「ノースフェイスのリュックって種類が多すぎて違いが不明……」そんな悩みをお持ちではありませんか?
山の相棒とも言えるバックパック選びは、登山の安全と快適さを左右する極めて重要なポイントです。特に世界中で愛されるノースフェイスは、デザイン性の高さだけでなく、過酷な環境に耐えうる機能性が凝縮されています。
この記事では、初心者の方が失敗しないための選び方のコツから、日帰りや泊まりがけといったシーン別の最適モデルまで、プロ視点で詳しく紐解いていきます。あなたの登山ライフを最高のものにするための一歩を、ここから踏み出しましょう。
なぜ登山リュックにノースフェイスが選ばれ続けるのか
数あるアウトドアブランドの中でも、ノースフェイスが圧倒的な支持を集めるのには明確な理由があります。それは「日本人の体型に合わせた緻密な設計」と「用途に応じた独自のテクノロジー」が高度に融合しているからです。
多くの海外ブランドは欧米人の骨格をベースにしていますが、ノースフェイスの登山用ラインナップの多くは、日本企画(ゴールドウイン社)による調整が施されています。そのため、背負った瞬間に背中に吸い付くようなフィット感を得られるのが大きな特徴です。
また、単に荷物を運ぶ道具としてではなく、背面の通気性を高める「トランポリン構造」や、荷重を効率よく腰に分散させる「ヒップハーネス」など、疲労を軽減するためのギミックが随所に散りばめられています。この「疲れにくさ」こそが、初心者からベテランまでを虜にする最大の魅力と言えるでしょう。
初心者が後悔しないためのノースフェイス登山リュックの選び方
リュック選びで最も多い失敗は「大は小を兼ねる」と考えて、必要以上に大きなサイズを買ってしまうことです。逆に、小さすぎて必要な装備が入らないのも困りもの。まずは、自分の登山スタイルを明確にすることから始めましょう。
1. 登山スタイルに合わせた「容量」を把握する
まずは、自分がどのような山歩きをしたいかをイメージしてください。
- 日帰りハイキング(20L〜30L)近場の低い山や、整備されたコースを数時間歩くならこのサイズ。お弁当、水筒、レインウェア、防寒着がちょうど収まるボリューム感です。
- 小屋泊・1泊2日(30L〜45L)山小屋に泊まる場合は、着替えや洗面用具、行動食が増えるため、30L以上の容量が必要になります。ノースフェイスの主力モデルが最も充実しているカテゴリーです。
- テント泊・長期縦走(50L以上)テント、寝袋、自炊道具一式をすべて持ち運ぶなら、大型のバックパックが必須です。重い荷物を支えるための強固なフレーム構造が求められます。
2. 背面長(トルソーサイズ)を合わせる
実は、リュック選びで容量以上に大切なのが「背面長(はいめんちょう)」です。これは首の付け根から腰骨の上端までの長さのこと。ノースフェイスの本格的なモデルには、S、M、Lといったサイズ展開や、無段階で調整できる機能が備わっています。
自分の背中の長さに合っていないと、どんなに高性能なノースフェイス 登山リュックでも肩や腰に過度な負担がかかり、痛みの原因になってしまいます。購入前には必ず自分の背面長を意識しましょう。
3. 背面の通気性とクッション性をチェック
夏場の登山は想像以上に背中が蒸れます。ノースフェイスには、背中とリュックの間に物理的な隙間を作るメッシュパネルを採用したモデルと、フィット感を優先した厚手のクッションモデルがあります。
- メッシュタイプ: 暑がりな方や、夏山がメインの方におすすめ。
- クッションタイプ: 荷物との一体感を重視し、冬山や岩場など安定感が求められるシーンにおすすめ。
【日帰り・初心者向け】ノースフェイスのおすすめリュック
ここからは、具体的なおすすめモデルを紹介していきます。まずは、初めての一歩に最適なモデルからです。
テルス25(Tellus 25)
ノースフェイスの登山リュックといえば、まず名前が挙がるのがテルス25です。
「迷ったらこれ」と言われるほどの完成度を誇ります。日帰り登山に必要な機能がすべて凝縮されており、レインカバーも内蔵されています。フロントにある大きなポケットは、地図や行動食をサッと取り出すのに非常に便利です。デザインがシンプルなので、普段の旅行やジム通いと兼用できるのも嬉しいポイント。
バシン24(Basin 24)
より軽量でスポーティなモデルを求めるならバシン24が最適です。
耐久性の高いナイロン素材を使用しており、岩場があるような少しハードなコースでも安心して使えます。通気性に優れた背面パネルを採用しているため、アクティブに動くハイカーにぴったりの一台です。
【小屋泊・本格派向け】機能充実の中型モデル
1泊以上の山行を視野に入れるなら、よりサポート力の高いモデルが必要になります。
テルス35(Tellus 35)
日帰りから小屋泊まで、最も汎用性が高いのがテルス35です。
サイドに配置されたジッパーから内部の荷物に直接アクセスできるため、パッキングの下の方に入れた道具をわざわざ全部出さずに取り出すことができます。腰ベルトがしっかりしており、重い荷物を背負っても安定感があるのが特徴です。
ウラノス35(Ouranos 35)
「とにかく背中の蒸れが気になる!」という方に選んでほしいのがウラノス35です。
独自のトランポリン背面構造により、背中とリュックの間に空気が流れる道が作られています。汗冷えを防ぎ、体力の消耗を抑えてくれるハイテクモデルです。スタイリッシュな細身のシルエットは、狭い登山道でも枝などに引っかかりにくいメリットもあります。
【軽量化重視・経験者向け】ファストパッキングモデル
最近のトレンドである「ウルトラライト(UL)」な登山を目指すなら、こちらのシリーズが注目されています。
ノーム28(Gnome 28)
無駄を極限まで削ぎ落としたノーム28は、スピード感のある登山を楽しむためのモデルです。
ロールトップ式を採用しており、荷物の量に合わせてサイズを調整できる柔軟性があります。自重が非常に軽いため、脚力に自信がない方でも「重さ」によるストレスを軽減できるはずです。
【テント泊・大容量】頼れる大型バックパック
数日間にわたる冒険には、信頼の大型モデルを。
テラ55(Terra 55)
テント泊入門に最適なのがテラ55です。
大型リュックはどうしても価格が高くなりがちですが、このモデルはコストパフォーマンスに優れています。それでいて背面長の調整機能や、大きなJ型ジッパーなど、上位モデルに引けを取らない装備が魅力です。
知っておきたい!ノースフェイス独自の便利機能と用語解説
ノースフェイスのカタログを見ていると出てくる専門用語。これを知っておくと、より自分に合ったものを選べるようになります。
- ハイドレーション対応: 水を飲むためのチューブを通す穴があること。歩きながら水分補給ができるプラティパスなどのソフトボトルを収納できます。
- チェストストラップ: 胸元で止めるベルト。これがあることで、リュックが左右に揺れるのを防ぎ、歩行を安定させます。ホイッスルがバックルに付いているモデルが多く、緊急時にも役立ちます。
- ポールループ: トレッキングポールを使わない時に外側に固定しておくための輪っかです。
長く愛用するためのメンテナンス術
せっかく手に入れたノースフェイス 登山リュック。正しく手入れをすれば、10年以上使い続けることも可能です。
登山から帰ったら、まずは中身をすべて出し、逆さまにしてゴミを落としましょう。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯に浸した布で優しく拭き取ります。丸洗いはコーティングを傷める可能性があるため、部分洗いが基本です。
最も重要なのは「乾燥」です。直射日光を避け、風通しの良い日陰でしっかりと乾かしてください。湿気が残ったまま保管すると、内部のコーティングがベタつく「加水分解」の原因になります。
登山リュックが快適になると、景色はもっと輝き出す
「たかがリュック、されどリュック」です。体にフィットしたリュックは、背負っていることを忘れさせてくれるほど自然な存在になります。肩の痛みや背中の蒸れから解放されれば、それまで足元ばかり見ていた視線が、自然と周囲の絶景や可憐な高山植物へと向くはずです。
ノースフェイスの製品は、過酷なエベレスト遠征から、週末の近郊ハイキングまで、あらゆる「冒険」を支えてきた歴史があります。その信頼性は、あなたの最初の一歩を力強く後押ししてくれるでしょう。
サイズ感や容量、デザイン。どれをとっても妥協のないノースフェイスの中から、ぜひ最高の相棒を見つけ出してください。
ノースフェイスの登山リュックおすすめ10選!初心者向けの選び方と人気モデルを徹底解説:まとめ
最後にポイントをおさらいしましょう。
- 容量選びが基本: 日帰りなら20〜30L、小屋泊なら30〜45Lを目安にする。
- フィット感を最優先: 自分の背面長に合ったサイズを選び、腰で背負う感覚を大切にする。
- 用途でモデルを選ぶ: 万能なら「テルス」、涼しさなら「ウラノス」、軽さなら「ノーム」。
登山は、準備の段階からすでに始まっています。納得のいくリュックを選んで、次の週末は山へと出かけてみませんか?ノースフェイス 登山リュックを背負って見上げる山頂の景色は、きっと一生の思い出になるはずです。

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