「せっかく高い買い物をするなら、雨の日も晴れの日も、山でも街でも使える最強の一着が欲しい」
そんな欲張りな願いを叶えてくれる一着として、真っ先に名前が挙がるのがノース フェイス レ インテックス(マウンテンレインテックスジャケット)です。
ザ・ノース・フェイスには数多くのシェルジャケットが存在しますが、このモデルは少し特殊な立ち位置にあります。「レインウェア」という名前を冠しながら、実際には厚手のマウンテンパーカーとして冬の防寒着にまで化ける汎用性を持っているからです。
今回は、アウトドア初心者からベテラン、さらにはファッション好きまでを虜にするこのジャケットの魅力を、徹底的に深掘りしていきます。
圧倒的な安心感を生む「70デニール」の極厚ゴアテックス
ノース フェイス レ インテックスを手にしたとき、多くの人がまず驚くのがその「生地のしっかり感」です。
一般的な軽量レインウェアが20デニールや30デニールといった薄手のナイロンを採用しているのに対し、このモデルはなんと70デニールという極厚の生地を採用しています。この数字は、岩場での擦れや枝の引っ掛けが日常茶飯事である本格的な登山シェルと同等のスペックです。
この厚みがあるからこそ、雨を弾くだけでなく、冷たい風をピシャリとシャットアウトする「防風シェル」としての機能が極めて高いのです。中にフリースやインナーダウンを着込めば、都心の冬ならこれ一着で十分に越せてしまうほどのポテンシャルを秘めています。
もちろん、世界最高峰の防水透湿素材である「GORE-TEX(ゴアテックス)」を使用しているため、雨の侵入は許さず、衣類内のムレだけを外に逃がしてくれます。この「頑丈さ」と「機能性」のハイバランスこそが、長く愛され続けている最大の理由といえるでしょう。
街着としても優秀すぎる「ビルドインフード」の魔法
多くの登山用ジャケットは、雨や風を凌ぐために大きなフードが固定されています。しかし、街中で着る際にそのフードが「山っぽすぎる」と感じることはありませんか?
ノース フェイス レ インテックスが街着として絶大な支持を得ているポイントは、その襟元にあります。フードをくるくると折りたたんで襟の中に収納できる「ビルドインフード」仕様を採用しているのです。
フードを収納すると、襟がしっかりと自立してスタンドカラーのようなシルエットになります。これが驚くほどスタイリッシュ。シャツやタートルネックの上に羽織れば、落ち着いた大人のアーバンスタイルが完成します。
一方で、突然の雨に見舞われたときは、襟からサッとフードを取り出すだけ。機能と見た目を瞬時に切り替えられるこの柔軟性は、天候の読みづらい旅行やフェス、毎日の通勤通学において、これ以上ない武器になります。
マウンテンライトジャケットとの決定的な違いを見極める
ノースフェイスのシェル選びで必ず比較対象になるのが、爆発的な人気を誇るマウンテンライトジャケットです。見た目が似ているため迷う方も多いですが、実は明確な違いがあります。
最大の違いは「着丈」と「シルエット」です。
マウンテンライトジャケットは着丈が長めに設定されており、お尻が隠れるくらいのゆったりとしたラインが特徴。対して、ノース フェイス レ インテックスは着丈が少し短めに設計されています。これは、登山中に足の動きを妨げないため、あるいは腰に巻くハーネスと干渉させないための本格的な仕様です。
この「短めの丈」が、実は現代のストリートファッションやカジュアルな装いと非常に相性が良いのです。腰位置が高く見えるため脚長効果が期待でき、ワイドパンツやデニムと合わせても野暮ったくなりません。
また、マウンテンライトは2層構造のゴアテックスで裏地がメッシュになっていますが、レインテックスは3層構造。裏地まで一体化しているため、肌に触れたときのサラッとした質感や、服としての「剛性感」はレインテックスに軍配が上がります。
サイズ選びで失敗しないためのチェックポイント
ノース フェイス レ インテックスを購入する際、最も慎重になるべきはサイズ選びです。前述の通り着丈が短めなので、いつもの感覚で選ぶと「思ったより短いな」と感じることがあります。
基本的には、今のトレンドや重ね着を考慮するなら「ワンサイズアップ」がおすすめです。
ジャストサイズで着ると非常にスポーティで格好良いのですが、中に厚手のスウェットやセーターを着込む余裕がなくなってしまう可能性があります。特に冬場もアウターとして活用したいと考えているなら、少し余裕を持たせたサイズ選びが正解です。
近年のモデルでは、身幅に少しゆとりを持たせた設計にアップデートされています。以前のモデルを愛用していた方が買い換える際も、現在の自分の体型と「中に何を合わせたいか」を改めてイメージしてみると、失敗のない一着に出会えるはずです。
長く愛用するために知っておきたいメンテナンス術
ゴアテックス製品は「洗わないほうが長持ちする」と思われがちですが、実はその逆です。
ノース フェイス レ インテックスの撥水性能を維持するためには、定期的な洗濯が欠かせません。生地の表面に皮脂や汚れが付着したままだと、ゴアテックスの膜が本来の透湿性を発揮できず、内側がベタついてしまいます。
洗濯表示に従って家庭用洗濯機で洗い、しっかりすすいだ後に乾燥機にかける(あるいは低温でアイロンを当てる)ことで、撥水機能が驚くほど復活します。
70デニールのタフな生地は、適切にメンテナンスをすれば5年、10年と着続けられる耐久性を持っています。経年変化を楽しみながら、自分だけの相棒に育てていく過程も、このジャケットを持つ醍醐味の一つといえます。
まとめ:一着で全てを完結させるノース フェイス レ インテックス
もしあなたが「最初の一着」として、あるいは「最後の一着」として信頼できるシェルを探しているなら、ノース フェイス レ インテックスはこれ以上ない選択肢です。
嵐の中の登山道を守り抜くタフネスを持ちながら、洗練されたセレクトショップの店頭に並んでいても違和感のない美しさ。この相反する要素を高い次元で融合させているのが、このジャケットの凄みです。
雨具としてカバンに忍ばせておくには少し贅沢すぎるかもしれません。しかし、メインのアウターとして、ときには防寒着として、そしてもちろん最強のレインウェアとして、365日のあらゆるシーンであなたをサポートしてくれるはずです。
流行に左右されないクラシックなデザインと、進化し続ける機能性。その両方を兼ね備えたノース フェイス レ インテックスを身に纏って、雨の日さえも楽しみになるような新しい日常へ踏み出してみませんか。

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