「憧れのノースフェイスを少しでも安く手に入れたい」「ヴィンテージ特有の味がある一着を探している」そんな風に考えたことはありませんか?
今やストリートから本格アウトドアまで、街で見かけない日はないほど人気のザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)。新品で購入すると数万円、ダウンジャケットなら10万円近くすることも珍しくありません。そこで注目されているのが「古着」という選択肢です。
しかし、いざ古着を探し始めると「これって本物?」「サイズ感が全然違う!」「すぐにボロボロにならないかな?」と不安になるポイントも多いですよね。
今回は、失敗しないためのノースフェイス古着の選び方を徹底解説します。偽物の見分け方から、今狙うべき人気モデル、そして賢く安く手に入れるコツまで、これさえ読めば自信を持って運命の一着を選べるようになるはずです。
なぜノースフェイスの古着がこれほどまでに支持されるのか
そもそも、なぜ数あるブランドの中でもノースフェイスの古着がこれほど人気なのでしょうか。その理由は、単に「安いから」だけではありません。
まず挙げられるのが、圧倒的な耐久性です。過酷な登山にも耐えうる高品質な素材を使用しているため、10年、20年前のモデルであっても、適切にケアされていれば現役でバリバリ活躍してくれます。この「寿命の長さ」が古着市場での価値を支えています。
次に、デザインの普遍性です。ノースフェイスの定番モデルは、数十年前からその形がほとんど変わっていません。そのため、古着で古いモデルを着ていても古臭く見えず、むしろ「ヴィンテージならではのこなれ感」として評価されます。
さらに、現行品にはないカラーリングや、当時の生産背景が生んだ独特のシルエットも魅力です。例えば、90年代のノースフェイス ヌプシジャケットは、今のモデルよりも身幅が広く、短めの着丈が現在のトレンドに合致しているため、あえて古着を探すファンが後を絶ちません。
知っておきたい!本物と偽物を見分ける決定的なチェックポイント
古着、特にメルカリやヤフオクなどのフリマアプリで購入する際に一番怖いのが「偽物(コピー品)」を掴まされることですよね。最近の偽物は非常に精巧になっていますが、細部を確認すれば見分けることは可能です。
ロゴの刺繍を隅々まで観察する
最も分かりやすいのが、胸や肩にあるブランドロゴの刺繍です。
正規品は、一文字一文字が独立して非常に美しく刺繍されています。特に、ブランド名の右側にある「ハーフドーム」と呼ばれる3本のラインの間隔が均一であることを確認してください。
偽物の場合、文字同士が細い糸で繋がっていたり、刺繍の密度が低くてスカスカだったりすることがあります。また、文字のフォントが微妙に横長だったり、カーブがガタガタしているものも要注意です。
信頼の証「YKKファスナー」と刻印
ノースフェイスは、ほぼすべての製品にYKK製のファスナーを採用しています。スライダー(引き手)の部分を見て、しっかり「YKK」の刻印があるかチェックしましょう。
偽物はコストを抑えるためにノーブランドのファスナーを使っていたり、刻印があっても文字が潰れて読み取りにくかったりします。また、開閉がスムーズでない、妙に軽いといった違和感も大切な判断材料になります。
代理店タグとホログラムシールの有無
日本国内の正規ルートで流通した商品には、必ず「株式会社ゴールドウイン」という代理店名が記載された内タグが付いています。このタグがない場合は、海外企画の並行輸入品か、最悪の場合は偽物です。
また、2010年代以降の比較的新しいモデルには、内側のタグにキラキラ光るホログラムシールが貼られています。このシールがない(剥がれた跡もない)、あるいはただの銀色のプリントである場合は、偽物の可能性が極めて高いと言えます。
古着で狙うべき!後悔しないための人気定番モデル
ノースフェイスには膨大な種類のアイテムがありますが、古着で探すなら「資産価値」が落ちにくい定番モデルを狙うのが鉄則です。
圧倒的な存在感、ヌプシジャケット
ノースフェイス古着の代名詞といえば、ノースフェイス ヌプシです。1992年に誕生したこのダウンジャケットは、パンパンに詰まったダウンのボリューム感が最大の特徴です。
古着市場では、左袖に「700」という数字が刺繍されたUS規格のモデルが特に人気です。これはダウンの復元力(フィルパワー)を示す数字で、高品質な証です。90年代のヴィンテージ品は、今の日本のモデルよりもボリュームがあり、ストリートな着こなしにぴったりです。
街着の王様、マウンテンライトジャケット
春や秋、あるいはインナーを調整して冬まで使える万能選手がマウンテンライトジャケットです。
ゴアテックス(GORE-TEX)を採用しており、防水・防風性能は折り紙付き。古着であれば、現行品にはない鮮やかなブルーやイエローといったカラーが見つかることもあります。シェルジャケットは洗濯もしやすいため、古着初心者の方でも扱いやすいアイテムです。
究極のフリース、デナリジャケット
中間着としてもアウターとしても優秀なのがデナリジャケットです。フリース素材と、摩擦が起きやすい肩周りのナイロン切り替えがデザインのアクセントになっています。
デナリは非常に丈夫で、洗濯機でガシガシ洗えるのが嬉しいポイント。古着でも毛玉が少ない状態の良いものを見つけやすく、価格もダウンジャケットに比べると手頃なので、一着持っておいて損はありません。
古着ならではの「規格」の違いを理解してサイズ選びを攻略する
ノースフェイスの古着を扱う上で、最も混乱しやすいのが「サイズ感」です。同じMサイズと表記されていても、その商品の「規格」によって大きさが全く異なります。
大きめシルエットの「US規格」
アメリカやヨーロッパで販売されていたモデルです。日本のサイズ感よりも一回り、あるいは二回りほど大きく作られています。普段日本のLサイズを着ている人なら、US規格はMサイズでちょうど良いことが多いです。
古着屋で見かける「並行輸入品」の多くはこのUS規格です。オーバーサイズでゆったり着たい場合には、あえてUS規格を探すのが正解です。
日本人の体型にフィットする「ゴールドウイン規格(日本規格)」
日本の代理店であるゴールドウインが手がけているモデルです。日本人の体型に合わせて細身に設計されており、スタイリッシュに着こなせます。サイズ選びで失敗したくないのであれば、内タグに「ゴールドウイン」の記載があるものを選ぶのが一番安心です。
デザイン性が高い「韓国規格(ホワイトレーベルなど)」
最近古着市場で増えているのが、韓国限定の「ホワイトレーベル」などの韓国規格です。日本規格に近いサイズ感でありながら、よりトレンドを意識したデザインや色使いが多いのが特徴です。人と被りたくない人におすすめの選択肢と言えるでしょう。
購入前にここだけは見て!状態チェックの重要ポイント
古着である以上、多少の使用感は避けられませんが、「直せないダメージ」があるものは避けなければなりません。
まず、防水シェルジャケットの場合は「裏地の剥離」を確認してください。裏側に貼られている防水テープ(シームテープ)が白く浮いていたり、粉を吹いたようになっているものは、寿命が近いサインです。これは修理が難しいため、どんなに安くても避けるべきです。
ダウンジャケットの場合は、袖口や襟元の汚れ、そして「羽毛の抜け」をチェックしましょう。光に透かしてみて、ダウンの詰まりに極端な偏りがないか確認します。少しの羽毛の飛び出しであれば、内側から引っ張って戻すことで対処可能ですが、スカスカになっているものは防寒性能が大幅に落ちています。
また、意外と見落としがちなのが「ドローコード(裾のゴム)」の劣化です。ゴムが伸び切ってしまっていると、シルエットの調整ができず、風が入り込んで寒くなってしまいます。ここは自分で修理するのが大変な部分なので、購入前に確認を忘れずに。
賢く安く買うコツと、お得なタイミング
少しでも安く手に入れたいなら、まずは「シーズンオフ」を狙うのが基本です。
ダウンジャケットであれば、需要が落ち着く3月から8月にかけてが狙い目です。フリマアプリでは、シーズンが終わって「早く処分したい」という出品者が増えるため、冬場の半額近い値段で出品されることもあります。
また、大手のリサイクルショップよりも、地域密着型の古着屋や、専門知識の少ない出品者が多いフリマアプリの方が、驚くような安値で放置されていることがあります。モデル名を具体的に指定せず「ノースフェイス ジャケット」といった曖昧なワードで検索すると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
逆に、ヴィンテージ価値が高い「茶タグ(70年代〜80年代)」などは、古着専門店の方が適正な価格(それでも高価ですが)で販売しており、状態の保証もあるため、目的に応じて探す場所を使い分けるのが賢明です。
ノースフェイス古着の選び方完全ガイド!偽物の見分け方や人気モデル、安く買うコツのまとめ
ノースフェイスの古着は、ただの「中古品」ではなく、歴史や機能性が詰まった特別な一着です。
正しい知識を持って選べば、現行品以上の愛着を持って長く付き合えるパートナーになってくれます。今回ご紹介したロゴの刺繍チェックや規格の違い、状態の確認ポイントを意識して、ぜひあなただけの宝探しを楽しんでみてください。
一着目のノースフェイス古着を手に入れたら、その軽さや暖かさ、そして何より袖を通した時の高揚感にきっと驚くはずです。まずはノースフェイスのラインナップを見て、自分がどんなシルエットや色を求めているのかイメージを膨らませることから始めてみませんか?
理想の一着と共に、次の冬を、そしてこれからのアウトドアライフを最高のものにしていきましょう!

コメント