ノースフェイスのリュックを背負っているとき、胸元のベルト(チェストストラップ)にある「オレンジ色の突起」や「小さな穴」が気になったことはありませんか?「これ、もしかして笛?」と思った方は大正解です。
実は、ノースフェイスの多くのバックパックには、緊急時用のホイッスルが標準装備されています。普段は何気なく使っているリュックですが、この「笛」の存在意義や正しい使い方を知っておくと、日常の防犯から本格的なアウトドアまで、いざという時の安心感が格段に変わります。
今回は、ノースフェイスのリュックに笛が付いている理由や、具体的な使い方、そしてホイッスル機能が搭載されている人気モデルまで詳しく紐解いていきます。
なぜノースフェイスのリュックには「笛」が付いているのか
ノースフェイスはもともと、過酷な環境に挑むアルピニストや冒険家のためのギアを作ってきたブランドです。そのため、タウンユース向けのモデルであっても、その根底には「命を守るための機能」が組み込まれています。
1. 遭難時の救助要請のため
山歩きやハイキングを楽しんでいる最中、万が一滑落して動けなくなったり、道に迷ってしまったりしたとき、人の声で助けを呼ぶには限界があります。喉はすぐに枯れてしまいますし、風の音や川のせせらぎにかき消されてしまうことも少なくありません。
ホイッスルの高周波な音は、人の声よりも遠くまで響き、捜索隊や周囲の人に自分の居場所を知らせる強力な武器になります。
2. 防犯・防災の備えとして
最近では、登山愛好家だけでなく、通学する子供たちや自転車通勤をするビジネスパーソンの間でも、このホイッスル機能が注目されています。電池切れの心配がない防犯ブザーとして、あるいは地震などで建物に閉じ込められてしまった際の合図として、リュックと一体化している笛は非常に心強い存在です。
3. 機能美と一体化したデザイン
ノースフェイスの凄さは、「笛を別で持ち歩く」のではなく「バックルそのものを笛にする」というミニマリズムにあります。余計な荷物を増やさず、常に手元にあるチェストストラップに機能を詰め込む。この無駄のないデザインこそが、世界中で愛される理由の一つと言えるでしょう。
意外と知らない!ホイッスルの正しい吹き方とコツ
「いざ吹いてみようと思っても、全然音が鳴らない…」という経験をした人もいるかもしれません。実は、リュックのバックルに付いている笛には、ちょっとしたコツが必要です。
吹き口を確認しよう
まずは自分のリュックのバックルをよく見てください。バックルの側面や先端に、小さなスリット(隙間)や穴が開いているはずです。そこが吹き口です。多くのモデルでは、目立つようにオレンジ色のパーツが使われていますが、ビジネスモデルやオールブラックのモデルでは、バックルと同じ黒色で目立たないようになっています。
短く、鋭く吹くのがポイント
この笛は、リコーダーのように「ピー」と長く優しく吹くよりも、短く鋭く「トッ!」と息を叩きつけるように吹くのがコツです。
- バックルを口元へ持ってくる(ストラップを締めたままでも、外して手で持ってもOK)。
- 吹き口を唇でしっかりと密閉するように覆う。
- お腹に力を入れて、一気に強い息を吹き込む。
高音の「ピィッ!」という鋭い音が鳴れば成功です。もし音がこもる場合は、穴の中に埃や砂が詰まっていないか確認してみてください。
覚えておきたい国際的なSOSサイン
もし山の中で本当に助けが必要になったら、ただ闇雲に吹くのではなく、国際的なルールに沿って吹くことで「これは訓練や遊びではなく、本当の緊急事態だ」というメッセージを周囲に正確に伝えることができます。
- 救助を求める側(あなた):1分間に6回(約10秒に1回)強く吹き、その後1分間休む。これを繰り返します。
- 応答する側(発見者):1分間に3回吹き、1分間休む。
このリズムを知っているだけで、救助の確率は大きく上がります。家族や友人と一緒に、知識として共有しておくと良いでしょう。
ホイッスル機能が搭載されている人気モデル5選
ノースフェイスのすべてのリュックに笛が付いているわけではありません。基本的には、荷重を分散させるためのチェストストラップが付いているモデルに採用されています。
ここでは、ホイッスル機能が搭載された代表的な人気モデルをご紹介します。
1. シングルショット(Single Shot)
Single Shot日帰りハイキングからタウンユースまで幅広く活躍する、ノースフェイスの定番モデルです。20リットル前後の程よいサイズ感で、小柄な方や女性にも人気。チェストストラップのバックルにはしっかり笛が内蔵されており、街中での防犯対策としても優秀です。
2. ホットショット(Hot Shot)
Hot Shotブランドを象徴するクラシックなデザインのバックパック。背骨への負担を減らすスパインチャンネル構造など、本格的な機能が満載です。もちろん、胸元のバックルにはホイッスルが備わっており、通勤・通学から軽いトレッキングまでこれ一つでこなせます。
3. ビッグショット(Big Shot)
Big Shot30リットル以上の大容量を誇るモデルです。PCスリーブや整理しやすいポケットが充実しており、荷物が多い学生や旅行者に支持されています。重い荷物を背負う際、チェストストラップは必須。そこに笛が付いていることで、旅先でのトラブルへの備えにもなります。
4. キッズ スモールデイ(K Small Day)
K Small Day未就学児から小学生まで使えるキッズ向けのバックパックです。子供用モデルには、ほぼ例外なく視認性の高いオレンジ色のホイッスルバックルが付いています。万が一迷子になったときや、不審者に遭遇したときに「これを吹くんだよ」と教えてあげられる、親心に寄り添った設計です。
5. リーコン(Recon)
Reconストレッチ性の高いフロントポケットが特徴の多機能モデル。よりアクティブに動くことを想定しているため、ストラップのホールド感が強く、ホイッスルの音抜けも非常に良いのが特徴です。
日頃のメンテナンスと注意点
笛は「いざ」という時に鳴らなければ意味がありません。長く愛用するために、以下の点に注意しておきましょう。
- 掃除を忘れずに:吹き口はむき出しになっているため、お菓子のカスや砂埃が入り込みやすい場所です。たまに綿棒や水洗いで掃除をして、清潔に保つとともに、音が出るか確認しておきましょう。
- 公共の場での取り扱い:子供が面白がって吹いてしまうことがありますが、かなり高い音が出るため、周囲に驚きや迷惑を与えてしまう可能性があります。「これは大切な時のお守りだよ」と伝えてあげることが大切です。
- バックルの破損:もしバックルが割れてしまった場合、ノースフェイスの正規店やアウトドア専門店で、交換用の「ホイッスル付きバックル」を購入できる場合があります。自分で修理も可能ですが、不安な場合は店舗に相談してみましょう。
まとめ:ノースフェイスのリュックに笛があるのはなぜ?意外な使い方と付いているモデルを徹底解説!
ノースフェイスのリュックに付いている笛は、単なるデザインの一部ではなく、ブランドのアイデンティティとも言える「安全へのこだわり」が詰まった大切な機能です。
本格的な登山での救助要請、都市部での防犯、そして災害時の備えとして。この小さな笛は、あなたの冒険や日常にそっと寄り添い、安心を届けてくれます。
次にthe north face backpackを背負うときは、ぜひ胸元のバックルを確認してみてください。その小さな穴が、あなたや大切な人を守るための入り口になっているはずです。
正しい吹き方を一度練習しておき、この多機能なリュックと共に、より安全で快適な毎日を送りましょう!
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the north faceのアイテムは、リュック以外にも機能性に優れたものがたくさんあります。トータルで揃えて、アウトドアライフをさらに充実させてみてはいかがでしょうか。

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