「いつかはプラドに乗って、最高のキャンプ場へ行きたい」
そんな風に夢見ているアウトドアファンの方は多いのではないでしょうか。トヨタが誇るオフローダーの代名詞「ランドクルーザー プラド」は、その圧倒的な走破性と無骨なデザインで、長年キャンパーたちの憧れの的であり続けています。
そして今、そのプラドをさらに一歩先、究極のアウトドア仕様へと昇華させる「ノースフェイス(THE NORTH FACE)」とのエッセンスを掛け合わせたカスタムスタイルが、SNSやキャンプ場で熱烈な視線を浴びているのをご存知ですか?
今回は、単なる移動手段を超えて「一生モノのギア」として愛されるノースフェイス仕様のプラドについて、その魅力と作り方、そして賢い中古車の選び方を徹底解説します。
なぜノースフェイスとプラドの組み合わせは最強なのか
アウトドア界の王者THE NORTH FACEと、四駆界のレジェンドであるプラド。この二つが組み合わさった時に生まれる化学反応は、単なるブランドの寄せ集めではありません。
共通する「信頼」と「機能美」
ノースフェイスの製品が、極寒のエベレストから街中のカフェまで愛されるのは、そこに「本物」の機能が宿っているからです。一方でプラドも、砂漠や泥濘地を走り抜けるタフさと、都市部での洗練された佇まいを両立しています。
「過酷な環境を生き抜くための道具」という共通のフィロソフィーがあるからこそ、プラドにノースフェイスのステッカーを一枚貼るだけで、あるいはルーフにノースフェイスのバッグを積むだけで、驚くほどの一体感が生まれるのです。
キャンプ場で「映える」圧倒的な存在感
最近のキャンプシーンでは、テントやチェアだけでなく「車を含めたサイトレイアウト」が重要視されています。ノースフェイスの代名詞であるジオデシック(三角形の組み合わせ)構造のテントの横に、アースカラーで統一されたプラドが停まっている。それだけで、その場所は一つの完成された作品になります。
伝説のコラボモデル「ニュースケープ(NEWSCAPE)」の衝撃
カスタムの話をする前に、絶対に外せないトピックがあります。それが、トヨタグループのカスタムブランド「CORDE by(コーデバイ)」、THE NORTH FACE、そして次世代素材を開発する「Spiber(スパイバー)」がタッグを組んで生まれた「ランドクルーザープラド ニュースケープ」です。
中古車をアップサイクルするという新しい価値観
このプロジェクトの面白いところは、新車ではなく「厳選された中古の150系プラド」をベースにしている点です。ただ古いものを直すのではなく、現代の感性と最新のテクノロジーを注入して「新しい風景(NEWSCAPE)」を作る。このサステナブルな姿勢が、自然を愛するキャンパーの心に深く刺さりました。
唯一無二のボディカラー「メルドグレー」
ニュースケープの最大の特徴は、その塗装にあります。ノースフェイスの製品ラインナップに登場する「メルドグレー」というカラーをベースにしたマットな質感は、純正のパールホワイトやブラックとは一線を画す落ち着きと高級感を放ちます。派手すぎず、かといって地味すぎない。まさに大人のアウトドア車です。
世界初、人工タンパク質素材の採用
内装にも驚きの仕掛けがあります。シートの背面に、スパイバー社が開発した「Brewed Protein(ブリュード・プロテイン)」という新素材が使われているのです。これは石油由来の素材に頼らず、微生物による発酵プロセスで作られた構造タンパク質。ノースフェイスのハイエンドなジャケットにも採用されているこの未来の素材が、車のシートに使われる。これこそが究極のこだわりと言えるでしょう。
自分のプラドを「ノースフェイス風」にカスタムする具体術
「ニュースケープは限定的で手に入りにくい……」と諦める必要はありません。今乗っている、あるいはこれから買うプラドを、自分なりのノースフェイス仕様にカスタムする楽しみもあります。
1. アースカラーへのオールペン(全塗装)
最もインパクトがあるのは、ボディカラーの変更です。ノースフェイスのテントやジャケットでよく見られる「ケルプタン(ベージュ系)」や「ニュートープ(カーキ系)」、そして「グラファイトグレー」をイメージした塗装を施すことで、一気にギア感が増します。
特にバンパーやグリル、ドアハンドルなどを「チッピング塗装」というザラザラした質感の黒で塗り分けると、岩場を駆け抜けるようなタフな印象を強調できます。
2. ロゴとステッカーの黄金比
ステッカーチューンは最も手軽な方法ですが、センスが問われる部分でもあります。
- リアウィンドウの隅にホワイトのTHE NORTH FACEステッカーを貼る。
- ボディサイドのプレスラインに沿って控えめに配置する。ポイントは「貼りすぎないこと」です。あくまでプラドという車の造形美を主役に、ブランドロゴは「添える」程度にするのが、本物感を引き出すコツです。
3. ルーフキャリアと積載の美学
プラドの屋根には、ぜひ頑丈なルーフバスケットを載せましょう。そこに乗せる荷物自体がカスタムの一部になります。
THULEや「YAKIMA」のラックに、ノースフェイスの定番である「ベースキャンプダッフル」や、四角いフォルムが特徴の「BCギアコンテナ」を積み込み、タイダウンベルトで固定する。この「旅に出る準備が整った姿」こそが、最高のカスタムと言えます。
失敗しない!ノースフェイス仕様のベースとなる中古車選び
カスタムを楽しむためには、土台となるプラド選びが重要です。現在、狙い目となるのは以下のモデルです。
150系プラド(後期型)が王道
現在の中古市場で最も流通量が多く、パーツも豊富なのが150系です。特に2017年以降の後期モデルは、安全装備の「Toyota Safety Sense」が標準装備されており、ファミリーでの長距離キャンプ移動も安心です。
95系プラドの「ナローボディ」カスタム
あえて少し古い90系・95系プラドを選び、フェンダーを外してスリムにする「ナローボディ化」も人気です。丸目ライトに換装し、クラシックなノースフェイスのロゴを合わせると、ヴィンテージアウトドアのような温かみのあるスタイルが完成します。
走行距離よりも「下回りの状態」をチェック
プラドは非常に頑丈な車なので、10万キロを超えていてもメンテナンス次第で長く乗れます。しかし、海辺や雪山で使用されていた車両は、フレームの錆(腐食)が進んでいる場合があります。購入時は必ず車体の下を覗き、錆止め塗装がされているか、腐食が激しくないかを確認しましょう。
ノースフェイスと歩むプラドライフの注意点
憧れの仕様を手に入れた後、長く楽しむために知っておくべきことがあります。
マット塗装のメンテナンス
もしボディをマットカラー(つや消し)にした場合、通常の洗車機は厳禁です。ブラシによって塗装の表面が磨かれ、変なツヤが出てしまうからです。基本は手洗い洗車になります。少し手間はかかりますが、自分の愛車を労る時間もまた、アウトドアライフの醍醐味です。
偽物ステッカーに注意
ネットオークションやフリマアプリでは、ブランドロゴを勝手にコピーした安価なステッカーが出回っています。これらは耐久性が低く、すぐに色褪せたり剥がれたりするだけでなく、ブランドへの敬意を欠く行為でもあります。ステッカーは必ず公式ショップで購入するか、信頼できるカスタムショップに依頼しましょう。
まとめ:ノースフェイス仕様のプラドで、まだ見ぬ景色へ
車は単なる道具ではありません。それはあなたの冒険を支える相棒であり、自分の生き方を表現するキャンバスでもあります。
ノースフェイスの機能美と、プラドの圧倒的な走破性が融合した時、週末のキャンプはただのアウトドアから「特別な体験」へと変わります。自分だけのカラーに染め上げた車に、お気に入りのTHE NORTH FACEのギアを積み込んで、アクセルを踏み込む。その瞬間のワクワク感こそが、このスタイルを追求する最大の理由ではないでしょうか。
中古車選びからカスタムの工程まで、一つひとつにこだわりを詰め込んで、あなただけの最高の一台を作り上げてください。
ノースフェイス仕様のプラドが熱い!キャンプ映えするカスタム術と中古車選びのコツを参考に、次の週末は誰よりも輝くサイトを作りに出かけましょう。
次は、あなたのプラドにどんなギアを積み込みますか?ルーフキャリアに載せるおすすめの防水バッグや、車中泊を快適にするマットの選び方など、お手伝いできることがあればいつでも教えてくださいね。

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