冬の街中を歩けば必ずと言っていいほど目にする、あのアイコニックなダウンジャケット。そう、ザ・ノース・フェイス ヌプシジャケットです。
「いつかは一着持っておきたい」と憧れるファンが多い一方で、購入時に最も多くの人を悩ませるのが「サイズ感」の問題です。
ノースフェイスのヌプシは、販売されている国や製造年によって驚くほどサイズ設計が異なります。何も知らずに「いつものサイズ」を選んでしまうと、「思っていたより小さくてパツパツ…」あるいは「海外サイズでブカブカすぎる…」といった失敗を招きかねません。
この記事では、ノースフェイスヌプシのサイズ感を徹底的に解剖します。日本規格と海外規格の違いから、2022年に行われた劇的なサイズアップデートの詳細まで、あなたが最高の一着に出会うための情報をすべて詰め込みました。
ヌプシ選びの第一歩!4つの「規格」によるサイズの違いを知る
まず理解しておくべきは、ヌプシには大きく分けて4つの規格が存在することです。これを知らずにサイズ表を眺めても、正解には辿り着けません。
1. 日本規格(ゴールドウイン社製)
私たちが日本の正規代理店やスポーツショップで見かけるのは、ほとんどがこの日本規格です。日本人の平均的な体型をベースにパターンが引かれているため、最も馴染みやすいサイズ設計といえます。
特に注目すべきは、2022年秋冬モデルからサイズ設定が大幅に大きくなったことです。これについては後ほど詳しく解説しますが、古いモデルとは別物だと考えてください。
2. US規格(アメリカ仕様・1996 Retro Nuptse)
並行輸入品などでよく目にするのがUS規格です。1996年当時のシルエットを復刻した1996 レトロ ヌプシジャケットが代表的で、世界的に人気があります。
特徴は、とにかく「デカい」こと。特に身幅とアームホール(腕周り)が非常に太く、着丈は短めの「ボックスシルエット」です。左袖に「700」という刺繍があるのが、US規格の分かりやすい目印になります。
3. 韓国規格(ホワイトレーベル)
韓国限定で展開されている「ホワイトレーベル」のヌプシです。近年、ファッション感度の高い層から絶大な支持を得ています。
サイズ感は日本規格に近いですが、トレンドを反映して少しだけスタイリッシュな作りになっていることが多いのが特徴です。ECOモデルなど、環境に配慮した素材使いも人気の一つですね。
4. ヨーロッパ規格
あまり見かけませんが、欧州向けに展開されているモデルです。US規格と同じく高品質なダウンを使用していますが、US規格に比べると身幅が少し絞られており、袖丈が長めに設定されています。
日本規格のヌプシは2022年に「劇的アップデート」を遂げた
「数年前に試着したときはタイトだったのに、最近のはゆったりしている気がする……」
その感覚、正解です。実はノースフェイス ヌプシの日本規格は、2022年に歴史的なサイズアップデートが行われました。
以前までの日本規格は、どちらかというとインナーに近い「タイトな設計」でした。しかし、昨今のビッグシルエットの流行や、ユーザーからの「中にパーカーを着込みたい」という要望に応える形で、サイズが大幅に拡大されたのです。
具体的には、以前のモデルよりも身幅と袖丈が約2サイズ分、着丈が約1サイズ分大きくなっています。
例えば、2021年までのLサイズを着ていた人が現行のLサイズを着ると、かなり大きく感じるはずです。中古市場やフリマアプリでヌプシジャケット 中古を探す際は、必ず「2022年以降のモデル(品番がND92〜)」なのか、「それ以前の旧モデル(品番がND91〜)」なのかを確認するようにしましょう。
失敗しないための身長・体重別サイズ目安(現行モデル)
それでは、現在の日本規格を基準にした具体的なサイズ選びの目安を見ていきましょう。
身長160cm〜165cmの方
基本的にはSサイズがジャストです。現行モデルのSサイズは以前よりもゆとりがあるため、中に厚手のスウェットを着込んでも窮屈さは感じにくいでしょう。小柄な男性や、ゆったり着たい女性にも人気のサイズです。
身長165cm〜170cmの方
標準的な体型であればMサイズがおすすめです。着丈が短すぎず、ヌプシらしいボリューム感を楽しめます。もし、とにかくスッキリとタイトに着こなしたいのであれば、あえてSサイズを選ぶという選択肢もあります。
身長170cm〜175cmの方
この身長帯が最も悩むところですが、基本はLサイズです。170cm前半の方ならLサイズで今っぽいリラックス感を演出できます。逆に「ジャストで着て、パンツを太めにしてバランスを取りたい」ならMサイズもアリです。
身長175cm〜180cmの方
XLサイズを検討してください。高身長の方がLサイズを選ぶと、ヌプシ特有の「着丈の短さ」が強調されすぎてしまい、背中が出てしまうことがあります。XLであれば、袖丈もしっかり確保できるので安心です。
身長180cm以上の方
迷わずXXLサイズ以上を選びましょう。ガッシリした体格の方や、ストリートスタイルで振り切った着こなしをしたい方には、このサイズが最高の相棒になります。
海外規格(USモデル)を選ぶ際の「1サイズダウン」の鉄則
もしあなたがUS ヌプシジャケット 700を手に入れようとしているなら、サイズ選びのルールは全く異なります。
結論から言うと、「日本サイズよりも1つ下、あるいは1.5下」を選ぶのが鉄則です。
- 日本でLサイズがジャストの人は、US規格ならMサイズ。
- 日本でXLサイズがジャストの人は、US規格ならLサイズ。
US規格はとにかく横幅が広いため、サイズを上げすぎると「雪だるま」のようなシルエットになってしまいます。あの独特の「モコモコ感」をクールに着こなすなら、身幅に惑わされず、ワンサイズ落とす勇気を持ってください。
女性がヌプシを着るなら?レディースモデルとメンズの選び分け
女性の間でもヌプシは大人気ですが、選ぶべきはショートヌプシジャケット(レディース)か、あえてのメンズ ヌプシ Sサイズか、という選択になります。
レディース専用の「ショートヌプシ」は、その名の通り着丈がかなり短く、脚長効果を狙ったデザインになっています。
- 155cm前後の女性: レディースMサイズで、トレンドのショート丈として完璧なバランスになります。
- 165cm以上の女性: レディースXLを選ぶか、メンズのSサイズを選んだ方が、袖丈が足りなくなる心配がありません。
メンズモデルを女性が着ると、肩がドロップして丸みのあるシルエットになり、非常に可愛らしく決まります。マニッシュなスタイルが好きな方は、メンズサイズをチェックしてみるのも面白いですよ。
ヌプシのサイズ感でよくある「3つの悩み」を解決!
1. 中に厚手のパーカーを着込みたいけど、サイズを上げるべき?
現行の日本規格であれば、無理にサイズを上げる必要はありません。標準的なサイズ選びで、すでに厚手のインナーを着る余白が設計されています。逆にサイズを上げすぎると、ダウンの保温効率が落ちてしまう(隙間風が入る)こともあるので注意しましょう。
2. 着丈が短すぎて、インナーがはみ出るのが気になる
ヌプシはもともと、登山中の動きを妨げないために着丈を短く設定しているジャケットです。そのため、インナーのTシャツが裾から見えるのは「仕様」と言っても過言ではありません。
どうしても気になる場合は、裾にある「ドローコード」を活用しましょう。裾をギュッと絞って内側に折り込むことで、全体のシルエットを整えつつ、はみ出し具合を調整できます。
3. 肩幅が広くて「ガンダム」みたいにならないか心配
ヌプシは肩の部分がナイロンの切り替えになっており、視覚的に肩が強調されやすいデザインです。
肩幅が広い自覚がある方は、あえてジャストサイズを選ぶのがコツです。オーバーサイズを選びすぎると、ダウンのボリュームと相まって、肩周りがさらに巨大に見えてしまいます。
ブーツも揃えたい!ヌプシブーティーのサイズ選び
ジャケットのサイズ感が決まったら、足元もヌプシブーティーで揃えたくなるものです。しかし、靴のサイズ感もまた独特です。
ヌプシブーティーは「1cm刻み」の展開が多く、ハーフサイズ(26.5cmなど)がありません。
- 基本の選び方: 普段のサイズより「0.5cm〜1.0cm大きめ」を選んでください。
- 理由: 冬場は厚手の靴下を履くことが多く、また入り口がタイトに設計されているため、ジャストすぎると脱ぎ履きに苦労します。
結論:今のあなたに最適な「ノースフェイスヌプシのサイズ感」
ここまで解説してきた通り、ヌプシのサイズ選びは「どの規格の、どの年代のモデルか」を特定することから始まります。
最後におさらいしましょう。
- 最新の日本規格を買うなら: 普段通りのサイズを選べば、ゆとりのある今どきシルエットになる。
- US規格を狙うなら: 日本サイズより必ず「1サイズ下」を選ぶ。
- 中古で探すなら: 2022年を境にサイズが激変しているため、必ず品番をチェックする。
ヌプシは決して安い買い物ではありません。だからこそ、自分の体型と理想のスタイルにぴったりのサイズを選んでほしいのです。
一度自分に合うサイズを見つけてしまえば、その圧倒的な暖かさと、どんなファッションにも馴染む完成されたデザインの虜になるはずです。この冬、最高の一着を纏って、寒さを楽しみに変えてみませんか?
適切なサイズ選びができれば、ノースフェイス ヌプシはあなたのワードローブで10年以上活躍してくれる最強の相棒になるでしょう。
ぜひ、今回ご紹介した「ノースフェイスヌプシのサイズ感」を参考に、あなたにとっての「黄金サイズ」を見つけてくださいね。

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