「ノースフェイスのリュックが欲しいけれど、どれを選べばいいか迷う……」
「最近のデザインもいいけれど、昔のモデルの方がカッコよかった気がする」
そんな風に感じている方は意外と多いのではないでしょうか。特に、ノースフェイスのバックパックの中でも「優等生」として名高いのがTHE NORTH FACE ジェスターです。
実はこのジェスター、2021年頃を境に大きなモデルチェンジを行っています。今、あえて「旧モデル」を探しているファンが絶えないのには、明確な理由があるんです。
今回は、ノースフェイスのジェスター旧モデルにスポットを当て、現行品との決定的な違いから、今から手に入れる方法、そして中古で選ぶ際の注意点まで、余すことなくお届けします。
そもそもノースフェイスのジェスターとはどんなリュック?
ノースフェイスのバックパックといえば「ホットショット」や「シングルショット」が有名ですが、それらと並んで根強い人気を誇るのがジェスターです。
最大の特徴は、その圧倒的なコストパフォーマンス。1万円前後という価格帯でありながら、ノースフェイス独自の背面システム「FlexVent(フレックスベント)」を搭載し、PCスリーブや整理しやすいオーガナイザーポケットもしっかり備えています。
「学校からそのままハイキングへ行ける」をコンセプトに作られているため、ノートパソコンや教科書を詰め込む大学生から、週末の軽いトレッキングを楽しむアクティブ派まで、幅広い層に愛されてきたモデルなんです。
旧モデルと現行モデルの決定的な5つの違い
「旧モデルと現行品、見た目以外に何が違うの?」という疑問にお答えするために、主な変更点を整理しました。ここを知ることで、あなたがどちらを選ぶべきかが見えてくるはずです。
1. デザインの雰囲気と「ギア感」
旧モデルは、フロントのバンジーコード(ゴム紐)が複雑にクロスしており、いかにも「アウトドア道具」といった武骨な雰囲気が漂っています。対して現行モデルは、コードの配置がシンプルになり、全体的に丸みを帯びたアーバンな印象にアップデートされました。
2. 「自立」するか「しない」か
現行モデルの最大の進化ポイントは、荷物を入れた状態で床に置いたとき、リュックがパタンと倒れにくい「自立型」の構造になったことです。旧モデルは底面が斜めにカットされているデザインが多く、壁に立てかけないと倒れてしまうことがよくありました。
3. 生地の質感と耐久性
旧モデルを愛用する人がよく口にするのが「生地の厚み」です。旧モデルは600デニールのポリエステルなど、ガシッとした硬めの素材が使われており、型崩れしにくい安心感がありました。現行モデルはリサイクル素材をメインとしており、環境に優しく軽量化されていますが、少し柔らかい質感になっています。
4. 背面サスペンションの硬さ
ノースフェイス自慢のFlexVentシステムですが、旧モデルの方がショルダーハーネス(肩ベルト)がやや硬めに作られている傾向があります。使い込むほどに馴染む「育てる楽しさ」があるのが旧モデル、最初から柔らかくフィットするのが現行モデルといえます。
5. PCスリーブの保護性能
現行モデルはリモートワークやオンライン授業の普及に合わせて、PCスリーブのクッション性が強化されています。旧モデルもPC収納はありますが、底付き防止のクッションが少し薄いものもあるため、最新のノートPCを保護するという意味では現行品に軍配が上がります。
なぜ今、あえて旧モデルが選ばれるのか?
新しい方が機能的に優れているはずなのに、なぜわざわざ「旧モデル」を探す人がいるのでしょうか。そこには、単なる懐古趣味ではない、旧モデルならではの魅力が隠されています。
まず挙げられるのが、ノースフェイスらしい「ロゴの存在感」です。旧モデルの多くは、ブランドロゴがしっかりとした刺繍で施されています。現行品でも刺繍のものはありますが、最近はプリント仕様のモデルも増えており、「刺繍の立体感が好き」というファンにとっては旧モデルが魅力的に映ります。
次に、収納の細かさです。フロントポケット内のペン差しやメッシュポケットの配置が、旧モデルの方が自分のライフスタイルに合っていると感じるユーザーも少なくありません。「昔の方が、細かいものを仕分けるのに便利だった」という声はよく聞かれます。
そして何より、「人と被りにくい」という点も大きいでしょう。現行品は街中の至る所で見かけますが、絶妙にデザインが異なる旧モデルを背負っていると、さりげないこだわりを演出できます。
ジェスター旧モデルを中古で購入する際の注意点
旧モデルを手に入れるには、フリマアプリやリサイクルショップを活用することになりますが、いくつか注意すべきポイントがあります。長く愛用するために、以下の項目を必ずチェックしてください。
- 内側のコーティング劣化(加水分解)バックパックの内側には防水のためのポリウレタンコーティングが施されていることが多いですが、製造から数年経つと、これが劣化して「白い粉が出る」「ベタつく」「独特の酸っぱい臭いがする」といった現象(加水分解)が起こります。出品者に「内側の剥がれやベタつきはありませんか?」と確認するのが鉄則です。
- バンジーコードの伸びフロントの象徴的なゴム紐は、経年劣化や日光の影響で弾力性を失うことがあります。写真で見て、コードがダランと伸びきっていないか確認しましょう。
- ショルダーハーネスのヘタリ重い荷物を入れ続けて酷使された個体は、肩ベルトのクッションが潰れてペラペラになっていることがあります。背負い心地に直結する部分なので、使用頻度の確認は必須です。
- ファスナーの開閉スムーズさTHE NORTH FACEの製品はYKKなどの高品質なファスナーを使っていますが、砂噛みや塩噛みで動きが鈍くなっている場合があります。
メンテナンスで旧モデルを長く使うコツ
運良く状態の良い旧モデルを手に入れたら、少しのメンテナンスで寿命を延ばすことができます。
汚れた場合は、丸洗いするのではなく、中性洗剤を薄めた液に浸した布で優しく拭き取るのが基本です。洗濯機で回してしまうと、内側のコーティングを一気に傷める原因になります。
また、保管する際は直射日光を避け、なるべく風通しの良い場所に置いてください。湿気は加水分解の最大の敵です。クローゼットの奥に押し込みっぱなしにするのではなく、たまに外の空気に触れさせてあげることが、お気に入りのジェスターを長持ちさせる秘訣です。
自分にぴったりのジェスターを見つけよう
最新の機能を備えた現行モデルか、それとも独特の風合いと武骨さを持つ旧モデルか。どちらが正解ということはありません。
自立機能や環境への配慮を重視し、ストレスなく日常使いしたいなら現行のジェスターがベストな選択になるでしょう。一方で、かつてのアウトドアらしいデザインに惹かれ、少しの手間をかけてでも自分らしい一足を手にしたいなら、旧モデルを探す旅はとても楽しいものになるはずです。
ノースフェイスのバックパックは、手入れ次第で10年選手になってくれるタフな相棒です。あなたが納得できる最高の一足を見つけて、毎日の通勤・通学や週末の冒険をより豊かなものにしてくださいね。
ノースフェイスのジェスター旧モデルを徹底解説!現行品との違いや魅力、入手方法は? というテーマでお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。新旧それぞれの良さを理解した上で、あなたにぴったりのジェスターを選んでみてください。

コメント