「あ、ノースフェイスのロゴが浮いてる……」
お気に入りのジャケットやリュックを見つめて、ショックを受けたことはありませんか?ノースフェイスのロゴは、そのブランドの象徴。でも、長く愛用していると、洗濯のダメージや経年劣化でペロッと剥がれたり、ひび割れたりすることがあるんですよね。
「買い替えるには高いし、でもこのまま着るのは格好悪い……」と悩んでいるあなた、諦めるのはまだ早いです。実は、市販のアイロンシートや公式の補修アイテムを使えば、自分でお直しができるんです!
今回は、ノースフェイスのロゴ剥がれを劇的に復活させる方法や、失敗しないためのアイロンワークの極意、そして長く愛用するためのメンテナンス術を詳しくお届けします。
なぜノースフェイスのロゴは剥がれてしまうのか?
そもそも、なぜあんなに頑丈そうなノースフェイスのロゴが剥がれてしまうのでしょうか。その原因を知ることで、今後の予防にもつながります。
多くのノースフェイス製品に使われているロゴは、刺繍(ししゅう)ではなく「熱圧着プリント」という手法で貼り付けられています。これは、生地の防水性や軽量性を損なわないための工夫なのですが、どうしても熱や摩擦、湿気に弱いという弱点があります。
特に、以下のような状況が重なると剥がれやすくなります。
- 長年の使用による接着剤の劣化
- 乾燥機の使いすぎ(高温で糊が溶けてしまう)
- 日光(紫外線)によるダメージ
- クローゼットの中の湿気
「大切に着ていたはずなのに!」という方も多いですが、これはある種、アウトドアウェアの宿命とも言えます。でも、大丈夫。剥がれたのなら、もう一度正しく貼り直してあげればいいだけなんです。
補修に使うアイロンシートの選び方
修理を始める前に、まずは道具を揃えましょう。一口に「アイロンシート」と言っても、いくつか種類があります。
公式のリペアシートを活用する
最も安心なのは、ノースフェイスの日本代理店であるゴールドウインが展開している THE NORTH FACE リペアシート などの公式アイテムを使うことです。これらは、ウェアに穴が空いた時の補修用として販売されていますが、ロゴが完全に消失してしまった部分を隠したり、生地の補強をしたりするのに最適です。
市販の熱転写ラバーシートを使う
もし、ロゴ自体を自作したり、元の形を再現したりしたい場合は、手芸店やネット通販で売られている「熱転写用ラバーシート」を使用します。ただし、ノースフェイスの公式ロゴをそのままコピーして販売・配布することは著作権に関わるため、あくまで個人で楽しむ範囲にとどめてくださいね。
補修用接着剤という選択肢
ロゴの端が少し浮いている程度なら、裁ほう上手 のような布用接着剤を薄く塗ってアイロンで押さえるだけでも、十分綺麗に直ります。
失敗しない!アイロンシートを使った補修のステップ
それでは、実際に修理を進めていきましょう。アウトドアウェアはナイロンやポリエステルなど、熱に弱い素材が多いため、適当にアイロンを当てると生地が溶けてしまう大惨事になりかねません。慎重に、でも大胆に進めていきましょう!
1. 下準備:接着面を「真っさら」にする
ここが一番重要なポイントです。古いロゴのカスや、ベタベタした糊が残っていると、新しいシートはすぐに剥がれてしまいます。
- 剥がれかかったロゴは、思い切って取り除きます。
- 残った糊は、無水エタノール を含ませた綿棒などで優しく拭き取ってください。
- 生地の表面に汚れや油分がない状態にすることで、接着力が格段にアップします。
2. アイロンの温度設定を極める
アイロンの温度は「中温(140〜160度)」が基本です。ただし、ナイロン100%の薄いジャケットなどの場合は、それよりも低い「低温」からスタートしてください。
- スチーム機能は必ず「オフ」にします。水分があると、接着剤がうまく反応しません。
- 必ずクッキングシート か、薄手のハンカチを「当て布」として使いましょう。
3. 「プレス」であって「アイロン」ではない
ここ、テストに出るくらい大事です!アイロンを左右に滑らせてはいけません。
- 修復したい場所にシートを置き、真上から「全体重をかけてギュッ!」と押し込みます。
- 時間は15秒から20秒。心の中でゆっくり数えてください。
- 一箇所が終わったら、少しずつ位置をずらして、ロゴ全体に熱と圧力が加わるようにします。
4. 完全に冷めるまで「絶対に触らない」
熱を加え終わった直後は、接着剤がまだトロトロの状態です。ここで気になって触ってしまうと、シートがズレたり剥がれたりします。
- アイロンを離したら、そのまま3分以上放置。
- 完全に冷めたことを確認してから、透明な保護フィルムをゆっくりと剥がします。
素材別の注意点とプロの隠し技
ノースフェイスには、さまざまなハイテク素材が使われています。それぞれの特性に合わせたアプローチが必要です。
ゴアテックス(GORE-TEX)の場合
ノースフェイス マウンテンライトジャケット などに使われるゴアテックス素材は、実は熱に比較的強いです。熱を加えることで撥水性が復活する性質もあるため、アイロン補修との相性は悪くありません。ただし、縫い目の裏側にある防水テープ(シームテープ)に直接熱を当てすぎないよう注意してください。
ダウンジャケットの場合
ヌプシジャケット のようなダウン製品は、中の羽毛が熱で傷んだり、表地のナイロンが非常に薄かったりします。アイロンを強く押し付けすぎると、ボリュームが潰れてしまうことがあるため、短い時間でパッと済ませるのがコツです。
テカリ(アタリ)を防ぐコツ
アイロンを当てた場所だけが、不自然にテカテカ光ってしまうことがあります。これを防ぐには、当て布を二重にするか、アイロン用メッシュシート を使うのが有効です。万が一テカってしまった場合は、スチームを遠くから当てるか、専用のテカリ取り液を使うと多少緩和されます。
自分で直せない時の最終手段:公式リペアサービス
「やっぱり自分でするのは怖い」「ロゴが複雑すぎて無理!」という時は、迷わずプロを頼りましょう。
ノースフェイスの日本代理店であるゴールドウインは、非常に質の高いリペアサービスを提供しています。
- メリット: 純正のパーツや素材で修理してもらえる。防水性能(シーム処理)も維持できる。
- デメリット: 修理期間が数週間〜1ヶ月程度かかる。費用がかかる。
愛着のある一着を、これからも10年、20年と着続けたいのであれば、プロに依頼して完璧な状態に戻してもらうのも、ブランドへの愛の形かもしれません。
ロゴを長持ちさせるための日常ケア
せっかく綺麗に直したロゴ。二度と剥がれないように、普段のお手入れも見直してみましょう。
- 洗濯は裏返してネットに入れる: 摩擦はロゴの大敵です。
- 乾燥機は避ける: 自然乾燥(陰干し)が最も生地とロゴに優しいです。
- 防水スプレーを活用する: アメダス などの防水スプレーを定期的につけることで、汚れの付着を防ぎ、接着面の劣化を遅らせることができます。
- 長期間保管する際は、不織布カバーを: ビニール袋に入れっぱなしにすると、湿気がこもり、加水分解を早めてしまいます。
まとめ:ノースフェイスのロゴ剥がれを修理!アイロンシートの使い方と失敗しない補修のコツ
いかがでしたか?「もう着られないかも」と思っていたノースフェイスのウェアも、正しい知識と少しのコツさえあれば、自分の手で蘇らせることができます。
今回ご紹介したステップを振り返ると、大切なのは**「事前の脱脂(掃除)」と「体重をかけた垂直プレス」、そして「冷却時間をしっかり置くこと」**の3点です。
お気に入りのアイテムを自分で直すと、以前よりもさらに愛着が湧いてくるはず。修理したジャケットを着て、また次の山へ、あるいは街へと出かけましょう!
もし、手元に補修用の道具がない方は、まずは使い勝手の良い アイロン台 コンパクト や、精度の高いアイロンを準備することから始めてみてくださいね。
あなたのノースフェイスが、この記事を通じて無事に復活することを願っています!

コメント