トレイルランニングの世界に革命を起こしたと言っても過言ではない、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「VECTIV(ベクティブ)」シリーズ。山道を走るランナーだけでなく、最近ではハイカーやファストパッカーの間でもその名前を耳にすることが増えましたよね。
「カーボンプレートが入っているって聞いたけど、硬くないの?」「モデルが多すぎて自分に合うのがどれかわからない……」そんな悩みをお持ちの方も多いはず。
今回は、実際に多くのランナーから寄せられているノースフェイス VECTIVの評判を掘り下げながら、後悔しないための選び方と、特に失敗しやすいサイズ感について、どこよりも詳しく解説していきます。
そもそもVECTIV(ベクティブ)とは何がすごいのか?
ノースフェイスが満を持して投入したVECTIVは、一言で言えば「エネルギーを推進力に変えるシステム」です。ロード用ランニングシューズでは当たり前になったカーボンプレート技術を、不安定なトレイル環境に最適化させたのがこのシリーズの最大の特徴。
独自のテクノロジーは主に3つの要素で構成されています。
まずは「3Dプレート」です。足の裏に配置されたこのプレートは、着地時の衝撃を分散させるだけでなく、左右のブレを劇的に抑えてくれます。石がゴロゴロしているような不安定な路面でも、足がグネりにくく、まっすぐ前へ進む力をサポートしてくれるんです。
次に「ロッカー構造」のミッドソール。横から見ると、つま先とかかとがグイッと反り上がった「舟形」をしているのがわかりますよね。これが転がるような足運びを助け、長距離を走ってもふくらはぎの筋肉が疲れにくい設計になっています。
そして最後に、独自開発のアウトソール「SurfaceCTRL(サーフェスコントロール)」。これがまた優秀で、乾いた岩場からぬかるんだ泥道まで、驚くほどのグリップ力を発揮します。
これらの技術が合わさることで、私たちは山道をもっと速く、もっと遠くまで、安全に駆け抜けることができるようになったのです。
人気モデルを徹底比較!あなたにぴったりの1足はどれ?
VECTIVシリーズは、本格的なレースモデルから初心者向けのクッションモデルまで、ラインナップが非常に豊富です。それぞれの特徴を掴んで、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
レースで勝ちたいなら「Summit VECTIV Pro」
Summit VECTIV Proは、エリートランナー向けに開発されたフラッグシップモデルです。フルカーボンプレートと、超高反発なミッドソールを組み合わせており、踏み込んだ瞬間の「跳ね返り」が段違いです。100キロを超えるようなウルトラトレイルでも、最後まで足を動かし続けたいというストイックなランナーに支持されています。
テクニカルな路面を攻めるなら「Summit VECTIV Sky」
「Pro」が推進力重視なら、Summit VECTIV Skyは操作性重視。ソールがやや薄めに設計されており、地面の情報をダイレクトに足裏で感じることができます。急峻な登りや、細かいステップが必要な岩場など、テクニカルなコースでその真価を発揮します。スカイランニングのような激しいレースに最適です。
迷ったらこれ!バランス抜群の「VECTIV Enduris」
初心者から中級者まで、圧倒的に評判が良いのがVECTIV Endurisです。このモデルにはカーボンの代わりに「TPUプレート」が採用されています。カーボンよりも柔軟性があるため、扱いやすさが抜群。クッション性もシリーズ随一で、膝や腰への負担を最小限に抑えてくれます。初めてのトレランシューズとしても、練習用の1足としても間違いありません。
どんな悪路も恐れない「VECTIV Infinite」
耐久性を重視するならVECTIV Infiniteがおすすめ。アッパー素材に「Matryx」という非常に強度の高い糸を使用しており、枝に引っ掛けたり岩に擦ったりしても破れにくいタフさが魅力です。長期間使い倒したいコスパ重視のランナーにも選ばれています。
失敗しないために知っておきたい「サイズ感」のリアル
ネットの口コミを見ていると、「ノースフェイスの靴はサイズ選びが難しい」という声をよく目にします。せっかく高い買い物をするのですから、サイズ選びで後悔したくないですよね。
VECTIVシリーズ全体に言える傾向として、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 全体的にタイトなフィット感
- つま先部分にゆとりが少ないモデルがある
- 欧米人向けのラスト(足型)に近い
特に「Pro」や「Sky」といった上位モデルは、足との一体感を高めるためにワイズ(横幅)がかなり狭めに設計されています。普段履いているスニーカーと同じ感覚で選ぶと、走り始めてすぐに足が痛くなってしまう可能性が高いです。
目安としては、普段のサイズよりも「0.5cmから1.0cmアップ」を検討するのがセーフティです。トレイルランニングでは下り坂で足が前方にズレるため、つま先に1cm程度の余裕がないと、爪を痛めてしまう原因になります。
また、厚手のスポーツソックスを履くことも忘れずに計算に入れましょう。幅広・甲高を自覚している方は、必ず一度ショップで試着するか、返品交換が可能なサイトで購入することをおすすめします。
実際に使ってみてわかったVECTIVのメリット・デメリット
どんなに優れたシューズにも、良い面と悪い面があります。ユーザーのリアルな声をまとめてみました。
ここが最高!メリット
- 下り坂での安定感がすごい:プレートのおかげで着地がピタッと決まる感覚があります。
- とにかく足が勝手に進む:ロッカー構造の効果で、意識しなくても足が次の一歩へと踏み出せます。
- デザインがかっこいい:ノースフェイスらしい洗練されたデザインは、山だけでなく街履きとしても通用するレベルです。
ここは注意……デメリット
- くるぶしの干渉:一部のユーザーから、履き口のサイドがくるぶしに当たって痛いという声があります。これは足首の細さや形に左右されるので、試着時に要チェックです。
- 価格が高め:最新テクノロジーを詰め込んでいる分、他ブランドと比べても強気の価格設定です。
- ロードでの摩耗:アウトソールのグリップが強い分、アスファルトの上ばかり走っていると、突起部分(ラグ)の減りが早くなる傾向があります。
VECTIVは登山や普段使いでも活躍する?
「走るわけじゃないけど、VECTIVが気になる」という方もいますよね。結論から言うと、ハイキングや登山でもVECTIVは非常に優秀な相棒になります。
特にVECTIV Fastpackのようなモデルは、防水透湿素材の「FUTURELIGHT」を採用しており、雨の日のウォーキングや軽い登山に最適です。従来の重たい登山靴に比べて圧倒的に軽いので、体力の消耗を抑えることができます。
ただし、本格的な重い荷物を背負う縦走登山では、足首のサポートが強いハイカットの登山靴の方が安全な場合もあります。自分の歩くスタイルに合わせて使い分けるのが賢い選択ですね。
最後に:ノースフェイスVECTIVの評判を信じて一歩踏み出そう
ノースフェイスのVECTIVシリーズは、単なる流行の厚底シューズではありません。長距離をいかに楽に、そして安全に移動するかを追求し尽くした、現時点でのトレイルシューズの完成形の一つと言えるでしょう。
「本当に自分に使いこなせるかな?」と不安に思っているなら、まずはクッション性の高いVECTIV Endurisから試してみてください。一度あの「転がるような感覚」を味わってしまうと、他のシューズには戻れなくなるかもしれません。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。
- 目的(レースか、練習か、ハイキングか)に合わせてモデルを選ぶ。
- サイズは普段より0.5cm〜1.0cm大きめを意識する。
- 自分の足の形(幅やくるぶしの位置)との相性を確認する。
この3点さえ守れば、あなたのトレイルライフはもっと刺激的で快適なものになるはずです。最新のテクノロジーを足元に装備して、次の休みは新しい景色を探しに山へ出かけてみませんか?
今回解説したノースフェイスVECTIVの評判を参考に、ぜひあなたにとっての「最高の一足」を見つけ出してくださいね。

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