キャンプの夜、パチパチと爆ぜる薪の音を聞きながら、揺らめく炎を眺める時間は格別ですよね。そんな冬キャンプの相棒として、圧倒的なコスパと実用性で愛されているのがキャプテンスタッグの薪ストーブです。
特にキャプテンスタッグ KAMADO かまど 煙突 角型ストーブなどのモデルは、窓から炎が見える楽しさもあり、多くのキャンパーに選ばれています。しかし、いざテント内で使おうとすると、一つの壁にぶつかります。それが「煙突の長さ」です。
「標準の煙突だと、テントの幕体に近すぎて怖い」「煙の吸い込みが悪くて、ドアを開けるたびに煙が逆流する」といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、キャプテンスタッグの薪ストーブを安全かつ快適に使いこなすための、煙突延長のメリットと、絶対に押さえておくべき注意点を詳しく解説します。
煙突を延長することで得られる3つの大きなメリット
なぜ、わざわざ煙突を継ぎ足してまで長くする必要があるのでしょうか。実は、煙突を高くすることは、単なる見た目の問題ではなく、薪ストーブの性能を最大限に引き出すための「心臓部」のカスタムなのです。
ドラフト効果の向上で燃焼効率が劇的に変わる
薪ストーブには「ドラフト効果(上昇気流)」という仕組みがあります。煙突の中の暖かい空気が上昇しようとする力によって、ストーブ本体に新鮮な空気が取り込まれる現象です。
煙突が長ければ長いほど、この気圧差が大きくなり、強力な引きが生まれます。標準状態ではなかなか火が安定しなかったり、薪が燃え残ったりすることがありますが、延長することでゴーッという力強い燃焼音とともに、薪が綺麗に灰になるまで燃え切るようになります。
テントの幕体を火の粉から守る
キャンプで一番怖いのは、大切なテントに火の粉で穴が開いてしまうこと。標準の煙突の長さだと、排気口がテントの天井に近すぎて、排出されたばかりの熱い火の粉がそのまま幕体に落ちてしまうリスクがあります。
煙突を延長して、排気口をテントの頂点から30cmから50cmほど高く出すことで、火の粉がテントに触れる前に風に流されるようになります。また、ススによるテントの汚れも防げるため、お気に入りのギアを長く綺麗に保つことができます。
煙の逆流を防いでテント内の安全を確保する
引きが弱いと、ストーブの扉を開けた瞬間に煙がテント内にブワッと逆流してしまいます。これは服にニオイがつくだけでなく、一酸化炭素中毒のリスクを高める非常に危険な状態です。
煙突をしっかり延長して排気をスムーズにすれば、扉を開けても煙はしっかりと煙突側へ吸い込まれていきます。快適な居住空間を作るためには、適切な排気が不可欠なのです。
キャプテンスタッグ純正パーツでの延長方法と仕様
キャプテンスタッグの薪ストーブユーザーがまず検討すべきは、やはり純正パーツでのカスタムです。
継ぎ足し用煙突のサイズを確認しよう
主力であるキャプテンスタッグ KAMADOシリーズや、角型ストーブに使用されている煙突の外径は「100mm(φ100)」です。
延長したい場合は、キャプテンスタッグ 薪ストーブ用 煙突 継ぎ足し用 UG-2012という専用のパーツを用意しましょう。純正品であれば、接続部の精度も高く、カチッとはめ込むだけで簡単に延長が可能です。
必要な本数の見極め方
自分の使っているテントの高さに合わせて、何本追加すればいいかを計算しましょう。一般的に、テントの最高部よりも煙突の先端がしっかり上に出ている状態が理想です。
サイドから煙突を出す横引きスタイルの場合は、L字型のキャプテンスタッグ 薪ストーブ用 煙突 エルボが必要になることもあります。ただし、横に伸ばしすぎるとドラフト効果が弱まるため、横に伸ばした分だけ縦にも高く伸ばすのが鉄則です。
他社製品との互換性や代用についてのリアルな話
「純正品が売り切れている」「もう少し安く済ませたい」という理由で、他社の煙突を検討する方もいるでしょう。特にホームセンターなどでよく見かけるホンマ製作所 ハゼ折り煙突のφ100mmシリーズは、候補に挙がりやすいアイテムです。
結論から言うと、同じφ100mmであれば物理的に繋がるケースが多いですが、注意が必要です。メーカーが異なるため、接続部分の「絞り」の深さがわずかに異なり、少しグラついたり、逆に奥まで入りきらなかったりすることがあります。
もし他社製を組み合わせる場合は、接合部を耐熱アルミテープで固定し、排気漏れがないか入念にチェックしてください。安全を最優先にするなら、やはりフル純正で揃えるのが一番の近道です。
煙突を高くするなら絶対に忘れてはいけない安全対策
煙突を長くすればするほど、別のリスクも生まれます。それが「風の影響」と「熱対策」です。
風対策としてガイロープで固定する
煙突を高く伸ばすと、その分だけ受風面積が増えます。キャンプ場は急に突風が吹くことも多いため、何も対策をしていないと、風にあおられて煙突が倒れたり、最悪の場合はストーブごとひっくり返る危険があります。
そこで役立つのが、煙突を固定するための「支え」です。煙突の途中にキャプテンスタッグ 煙突 固定用パーツや、自作のリングを取り付け、3方向からパラコードやガイロープでペグダウンして固定しましょう。これで、少々の風ではびくともしない安定感が手に入ります。
テントの接触部には煙突ガードを
煙突を延長してテントの外に出す際、どうしても幕体と煙突が接近する箇所が出てきます。煙突は想像以上に高温になるため、直接触れると一瞬でテントが溶けてしまいます。
これを防ぐのが薪ストーブ用 煙突ガードです。煙突の周りに空気の層を作ることで、熱が直接伝わるのを防ぎます。さらに、耐熱布であるスパッタシートを巻き付けるなどの二重、三重の対策をすることで、より安心して冬キャンプを楽しむことができます。
メンテナンスが長持ちの秘訣!煙突の掃除と保管
煙突を延長して快適に使った後は、お手入れも忘れずに行いましょう。
ススの付着を放置しない
延長した煙突は、先端に行くほど外気で冷やされやすいため、ススやタールが付着しやすくなります。これらが溜まるとドラフト効果が落ちるだけでなく、煙突内部で火災が起きる「煙突火災」の原因にもなります。
使用後は煙突掃除用ブラシを使って、内部の汚れをしっかり落としておきましょう。キャプテンスタッグの煙突はステンレス製が多いですが、汚れを放置すると腐食の原因にもなるため、乾いた布で拭き上げてから保管するのが理想です。
キャプテンスタッグの薪ストーブを煙突延長で快適に!まとめ
いかがでしたでしょうか。キャプテンスタッグの薪ストーブは、そのままでも素晴らしい製品ですが、自分のキャンプスタイルに合わせて「煙突を延長する」ことで、その真価を発揮します。
安定した火力、綺麗な幕体、そして安全な車内環境。これらすべては、適切な煙突の長さによって支えられています。
最後に、準備しておくべきポイントをおさらいしましょう。
- 自分のストーブのサイズ(φ100mm)に合った純正のキャプテンスタッグ 継ぎ足し煙突を用意する。
- テントの高さに合わせて、先端がしっかり突き出る本数を計算する。
- 高くした分、風で倒れないようロープでの固定を徹底する。
- 一酸化炭素チェッカーを必ず併用し、換気に気を配る。
これらのポイントをしっかり押さえれば、雪の降るような極寒の日でも、テントの中は春のような暖かさに包まれます。
キャプテンスタッグの薪ストーブを煙突延長で快適に使いこなし、最高の冬キャンプの思い出を作ってくださいね。シュンシュンと鳴るケトルの音を聞きながら、延長された煙突から真っ直ぐに伸びる煙を眺める時間は、きっとあなたにとって至福のひとときになるはずです。

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