「無骨なデザインに一目惚れしてキャプテンスタッグ ワイルダーを買ったけれど、雨上がりに走ったら背中が泥だらけになった……」
そんな経験はありませんか?ワイルダーはそのワイルドな見た目通り、標準状態では泥除け(フェンダー)が装備されていません。太いブロックタイヤは路面の水を豪快に巻き上げるため、実用性を考えると「泥除けが欲しい!」となるのは当然の流れです。
今回は、ワイルダーにぴったりの泥除けの選び方から、後付けする際の注意点、そして特におすすめのアイテムまで、ユーザーの悩みを解決するために詳しく解説していきます。
ワイルダーに泥除けが必要な理由と装着のメリット
キャプテンスタッグのワイルダーは、20インチの極太タイヤを履いた「セミファットバイク」です。この太いタイヤは見た目のインパクトが抜群ですが、実は泥除けがないとかなり不便な思いをすることもあります。
まず、ブロックタイヤの特性を理解しておく必要があります。タイヤの溝が深いため、路面の水たまりや泥をしっかり掴んで、そのまま回転の勢いで上へと放り投げてしまうのです。低速で走っていても、気づけばカバンやジャケットの背中側に点々と黒いシミができている、なんていうのはワイルダー乗りにとっての「あるある」です。
泥除けを装着する最大のメリットは、当然ながら「汚れの防止」です。通勤や通学で使っている方にとって、服を汚さずに目的地に着けるかどうかは死活問題ですよね。また、キャンプ場で使用する場合も、テントサイトと水場の往復で靴やズボンが泥だらけになるのを防いでくれます。
さらに、自転車本体のメンテナンス面でもメリットがあります。泥除けがあれば、フロントフォークやクランク周りに直接泥が飛ぶのを抑えられるため、可動部の劣化を防ぎ、掃除の手間を大幅に減らすことができるのです。
ワイルダー専用の泥除けは存在するのか?
結論から言うと、記事執筆時点ではキャプテンスタッグからワイルダー専用として販売されている泥除けセットはありません。そのため、多くのユーザーは汎用品(社外品)を探して取り付けることになります。
ここで注意したいのが、ワイルダーのタイヤ幅です。一般的な20インチのミニベロ用泥除けを選んでしまうと、タイヤが太すぎてカバーしきれなかったり、そもそも装着できなかったりするトラブルが多発します。
ワイルダーのタイヤ幅は約2.6インチから2.8インチほどあります。通常のママチャリやクロスバイク用の泥除けは1.5インチ前後の幅を想定しているため、それらを無理に取り付けても、タイヤの横から泥が漏れてきてしまいます。ワイルダーに後付けするなら「ファットバイク用」や「ダウンヒル(DH)用」などの、幅広タイプを選ぶのが鉄則です。
泥除け選びで失敗しないための3つのチェックポイント
社外品を自分で選ぶ際、特に確認しておくべきポイントが3つあります。ここを押さえておけば、「買ったけれど付かなかった」という悲劇を避けられます。
1. タイヤ幅をカバーできる「ワイド設計」か
もっとも重要なのがフェンダーの幅です。ワイルダーのタイヤを完全に覆うには、少なくとも70mm〜80mm程度の幅がある製品が理想的です。細身のフェンダーはスタイリッシュですが、実用性を重視するならワイドタイプ一択です。
2. 取り付け箇所の形状とダボ穴の有無
ワイルダーのフロントフォークには、中心に貫通穴が開いているタイプが多いです。ここにL字型の金具を通してボルト留めできるタイプが適しています。リアに関しては、シートポスト(サドルの棒部分)にクランプして固定するタイプが、最も汎用性が高く取り付けも簡単です。
3. クリアランス(隙間)の確保
極太タイヤとフレームの隙間は意外とタイトです。特にフルフェンダー(タイヤを円弧状に長く覆うタイプ)を検討している場合、タイヤとフェンダーが干渉して擦れてしまうリスクがあります。余裕を持って取り付けられるよう、角度調整機能が付いているモデルを選ぶと安心です。
ワイルダーに後付けしたいおすすめフェンダー5選
それでは、ワイルダーのサイズ感や雰囲気にマッチする、厳選した5つのフェンダーをご紹介します。
1. サニーホイル SW-PS1 リアフェンダー
サニーホイル リアフェンダーは、シートポストにワンタッチで固定できるタイプです。工具なしで着脱できるため、「雨が降りそうな日だけ付ける」といった使い方が可能です。ワイドな形状なので、ワイルダーのセミファットタイヤもしっかりガードしてくれます。
2. ゼファール Deflector M60
フランスの老舗ブランド、ゼファール フェンダーのMTB向けモデルです。非常にタフな作りで、オフロードを激しく走ってもバタつきにくいのが特徴です。26インチ用として販売されていますが、シートポスト固定式のため20インチのワイルダーでも違和感なく使用でき、むしろその大きさが太いタイヤと好相性です。
3. OGK技研 フロントフェンダー MF-018
日本メーカーならではの信頼性があるOGK技研 フェンダー。フロントフォークのダウンチューブ下などに取り付けるタイプや、フォークの穴を利用するタイプなど、バリエーションが豊富です。比較的安価で入手しやすく、補修部品も手に入りやすいのが魅力です。
4. ゼファール FM20 フロントマッドガード
フロントフォークのブリッジ部分に結束バンドで固定する、非常にシンプルなタイプです。見た目を大きく変えたくないけれど、顔への泥跳ねだけは防ぎたいという方に最適。ゼファール フロントフェンダーはデザイン性も高く、ワイルダーのワイルドな印象をさらに引き立ててくれます。
5. キャプテンスタッグ 汎用フェンダーセット
もし「やっぱりブランドを揃えたい」というのであれば、キャプテンスタッグ 泥除けの汎用品を加工して取り付ける方法もあります。ただし、幅が狭いモデルが多いため、水たまりを通過する際は速度を落とすなどの工夫が必要です。コストパフォーマンスを重視するなら選択肢に入ります。
自分でできる!泥除けの取り付け方法とコツ
ここでは、最も一般的な「シートポスト固定タイプ」と「フロントフォーク穴固定タイプ」の取り付けのコツを解説します。
まず、シートポストに固定するリアフェンダーの場合、取り付け位置の高さが重要です。低すぎるとタイヤに接触し、高すぎると泥跳ねを防げません。タイヤから5cm〜10cmほど離した位置で固定するのがベストです。また、走行中の振動で横にズレやすいので、クランプ部分に薄いゴム板を挟むと、滑り止めとフレーム保護の両立ができます。
次にフロントフェンダーです。フォークの中心にある穴を利用する場合、付属のボルトが長すぎたり短すぎたりすることがあります。その際はホームセンターなどで適切な長さのステンレスボルトを購入して調整しましょう。フェンダーが前輪に近すぎると、段差を超えた衝撃でタイヤと接触してロックする危険があるため、しっかりと隙間を確保して固定してください。
最後に、全てのネジに「増し締め」を行うことを忘れないでください。ワイルダーのようなブロックタイヤ車は、走行中の微振動が大きいため、しっかり締めたつもりでも緩みやすい傾向があります。
見た目も実用性も妥協しないカスタムの提案
「泥除けを付けると、せっかくのカッコいいワイルダーがママチャリっぽく見えてしまうのでは?」と心配する方もいるでしょう。
そんな時は、あえて「ショートタイプ」のフェンダーをチョイスするのも一つの手です。フルフェンダーのように完璧に泥を防ぐことはできませんが、最も跳ね返りが激しい角度だけをガードすることで、服の汚れを最小限に抑えつつ、オフロードバイク特有のスッキリしたシルエットを維持できます。
また、カラーリングにもこだわってみましょう。ワイルダーのフレームカラーに合わせて、マットブラックのフェンダーを選べば、後付け感のない一体感のある仕上がりになります。逆に、あえて目立つ色のフェンダーを選んで、差し色として楽しむのも自転車カスタムの醍醐味です。
さらに、リアキャリア(荷台)を装着している場合は、キャリア自体を泥除けとして活用することもできます。キャリアの天板の下にプラスチック板を自作して貼り付けるだけで、立派なフェンダーの代わりになります。これなら「荷物も積めて、泥も防げる」という一石二鳥のカスタムになります。
キャプテンスタッグのワイルダーに泥除けは必要?後付け方法とおすすめフェンダーまとめ
ここまで、キャプテンスタッグ ワイルダーの泥除け事情について詳しく見てきました。
ワイルダーは、標準では泥除けがついていないからこそ、自分のライフスタイルに合わせて「育てる楽しみ」がある自転車です。通勤や通学で毎日乗るなら、しっかりとしたワイドタイプのリアフェンダーを。週末のアウトドアがメインなら、軽装でスタイリッシュなフロントマッドガードを。
今回ご紹介したゼファールやサニーホイルなどの製品を参考に、あなたのワイルダーをより快適で最強の一台に仕上げてみてください。
適切な泥除けを選んで正しく取り付ければ、雨上がりの道も、ぬかるんだキャンプ場も、もう怖くありません。背中の汚れを気にせず、思う存分ワイルドな走りを楽しみましょう!

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