キャンプの夜を優しく照らしてくれるオイルランタン。なかでもキャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オイルランタンは、そのクラシックな佇まいと手頃な価格から、多くのキャンパーに愛されている名品です。
しかし、使い続けているうちに「なんだか火が小さくなってきたな」「芯が短くなってハンドルを回しても出てこない」といったトラブルに直面することはありませんか?オイルランタンは、適切なメンテナンスさえすれば一生モノと言えるほど長く使える道具です。そのメンテナンスの要となるのが「芯の交換」です。
今回は、初心者の方でも絶対に迷わない、キャプテンスタッグのランタン芯を交換する方法を徹底解説します。コツさえ掴めば5分ほどで終わる簡単な作業ですので、ぜひ一緒にやってみましょう!
そもそも芯の交換はいつすればいい?交換時期のサイン
「まだ火はつくし、交換しなくても大丈夫かな?」と思っている方も多いかもしれません。ですが、芯の劣化を放置すると、燃料を吸い上げる力が弱まり、炎が安定しなくなるだけでなく、芯そのものが焦げて異臭を放つ原因にもなります。
以下のサインが見られたら、それは芯の交換タイミングです。
- 芯が短くなり、タンクの底に届いていない: 燃料がたっぷり入っているのに、なぜか火が消えてしまう場合は、芯が短すぎてオイルを吸い上げられていない可能性があります。
- 先端が炭化してカチカチになっている: 芯の先が真っ黒に焦げて固くなり、ハサミで切ってもすぐにまた焦げてしまう状態は、繊維が寿命を迎えています。
- 火力調整ハンドルが空回りする: ハンドルを回しても芯が上下しなくなったら、芯の厚みが減っているか、送り出しのギアが噛み合わなくなっています。
- 炎の形が著しく歪んでいる: 芯の先端がボロボロだと、綺麗な「フィッシュテール(魚の尾のような形)」の炎になりません。
特にキャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ランタン用替え芯は非常に安価ですので、少しでも「使いにくいな」と感じたら、早めに交換してしまうのがキャンプ当日に慌てないコツです。
準備するもの:純正芯と使いやすい道具たち
作業を始める前に、必要なアイテムを揃えましょう。特殊な工具は必要ありませんが、ちょっとした工夫で作業効率がグッと上がります。
- 新しい替え芯: キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オイルランタン用替え芯を用意しましょう。中サイズ・大サイズ用であれば幅は約10mmです。
- よく切れるハサミ: 芯は厚手の綿素材です。切れ味の悪いハサミだと切り口がほつれてしまい、炎の形が崩れる原因になります。
- ピンセットまたはラジオペンチ: 芯をタンクから引き抜いたり、新しい芯をガイドしたりする時にあると非常に便利です。
- 新聞紙: オイルランタンの中には、前回の使用時のオイルが残っていることが多いです。机を汚さないように敷いておきましょう。
- ウエス(布切れ)またはキッチンペーパー: 手や本体に付着したオイルを拭き取るために必須です。
準備ができたら、いよいよ交換作業に入っていきます。
ステップ1:ホヤを倒して心臓部を露出させる
まずは、ランタンのガラス部分(ホヤ)を動かして、芯が収まっているバーナー部分を露出させます。
- ランタンのトップにあるリング(持ち手の下にある丸いリング)を上にグッと引き上げます。
- バネの力で押さえられているホヤが自由になるので、そのまま横に倒します。
キャプテンスタッグ オイルランタンの場合、ロゴが刻印されている面の反対側に倒れるようになっています。無理な方向に倒すと故障の原因になるので、軽い力で動く方向を確認しながら行いましょう。
これで、火力調整ハンドルがついた「バーナーユニット」が丸見えになったはずです。
ステップ2:バーナーユニットをタンクから取り出す
次に、芯がセットされているバーナーユニットを本体から取り外します。
- 火力調整ハンドルを持ち、時計回りに少しだけ回します。
- 「カチッ」とロックが外れる感覚があったら、そのまま上に引き抜きます。
すると、バーナーユニットと一緒に古い芯がタンクから出てきます。この時、芯に染み込んだオイルが垂れることがあるので、新聞紙の上で行うか、キッチンペーパーを添えておくのがスマートです。
古い芯は、ハンドルを反時計回りに回し続けることで、ユニットの下から抜き取ることができます。
ステップ3:新しい芯を通すときの「失敗しない」コツ
ここが一番のメインイベント、新しい芯のセットです。多くの初心者が「ハンドルを回しても芯が入っていかない!」と苦戦するポイントでもあります。
- 芯の長さを決める: 新しい芯を13cm〜15cm程度にカットします。あまり長すぎてもタンク内で邪魔になりますし、短すぎると燃料を最後まで吸えません。
- 下から差し込む: バーナーユニットを裏返し、芯を通す隙間に新しい芯を差し込みます。
- ハンドルで送り出す: ハンドルを「芯を出す方向」にゆっくりと回します。内部の歯車が芯の繊維をしっかり噛むまで、指で軽く芯を押し込んであげてください。
- 先端を出す: バーナーの口から芯が1cmほど出ればOKです。
もし、芯が太くて入りにくい場合は、芯の端を少しだけ斜めにカットして「尖らせる」と、歯車に噛み合いやすくなります。
ステップ4:炎を美しくする「台形カット」の裏技
芯を通しただけで満足してはいけません。ここがプロと初心者の分かれ道です。買いたての芯の先端は真っ平らですが、そのまま点火すると、炎の両端が伸びすぎて煤(すす)が出やすくなります。
そこで、ハサミを使って芯の先端を整えます。
- 台形カット: 芯の両角を、斜めに2〜3ミリずつ切り落とします。
- ポイント: 切りすぎると炎が小さくなりすぎるので、ほんの少し角を落とすイメージで十分です。
こうすることで、火をつけた時に炎が綺麗な「山型」になり、安定して燃え続けるようになります。このひと手間で、キャプテンスタッグ オイルランタンの夜がさらに上質なものに変わりますよ。
ステップ5:組み立てと「待ち時間」の重要性
芯がセットできたら、逆の手順で組み立てていきます。
- バーナーユニットをタンクに差し込み、反時計回りに回してロックします。
- ホヤを元に戻し、トップリングを下げて固定します。
組み立てが終わったら、すぐに火をつけたい気持ちをグッと抑えてください。ここが最も重要なポイントです。
新しい芯に交換した直後は、最低でも30分、できれば1時間はそのまま放置してください。綿の芯にオイルがじっくりと毛細管現象で吸い上げられるのを待つ必要があります。
オイルが十分に染み込んでいない状態で点火してしまうと、オイルではなく「綿そのもの」が燃えてしまい、一瞬で芯が真っ黒に焦げて使い物にならなくなります。「新しい芯にしたのに、火をつけたらすぐに芯が短くなってしまった」という失敗のほとんどは、この待ち時間を守らなかったことが原因です。
メンテナンスを楽にする燃料選び
芯の寿命を左右するのは、実は「燃料選び」でもあります。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ランタン用パラフィンオイルのような、専用のパラフィンオイルを使用するのが一番のオススメです。
灯油は安価で手に入りやすいですが、煤が出やすく、芯の先端に不純物が溜まりやすいため、芯の交換頻度が高くなってしまいます。また、灯油特有の臭いも強いため、快適なキャンプを楽しみたいならパラフィンオイル一択と言えるでしょう。
特に虫が多い季節には、キャプテンスタッグ 虫よけパラフィンオイルを使うと、明かりを楽しみながら虫対策もできて一石二鳥です。
もしものトラブル:芯をタンクに落としてしまったら?
交換中や使用中に、ハンドルを回しすぎて芯がタンクの中に「ポチャッ」と落ちてしまうことがあります。これはオイルランタンあるあるの筆頭です。
もし落としてしまっても、焦る必要はありません。
- バーナーユニットを取り外します。
- ピンセットや、針金を曲げて作ったフックを使って、タンクの口から芯を釣り上げます。
- どうしても取れない場合は、一度オイルを別容器に移してから、本体を逆さまにして振り出します。
芯を落とさないための対策は、火を消すときに「ハンドルを回しすぎない」ことです。火が消えるギリギリのラインで止める癖をつければ、このトラブルは防げます。
キャプテンスタッグのランタン芯を交換する方法をマスターして夜を楽しもう
オイルランタンのメンテナンスは、面倒なことではありません。むしろ、キャンプの準備として自分の道具に手をかける時間は、至福のひとときでもあります。
今回ご紹介したキャプテンスタッグのランタン芯を交換する方法を一度覚えてしまえば、もうキャンプ場で火がつかなくて困ることはありません。
- 芯の状態をチェックして早めに交換する
- バーナーユニットを外し、ハンドルを使って新しい芯を通す
- 先端を「台形」にカットして炎の形を整える
- 点火前に30分以上放置してオイルを染み込ませる
この4つのポイントさえ守れば、あなたのキャプテンスタッグ オイルランタンは、いつでも最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
使い込まれたランタンに新しい芯を通し、じっくりとオイルを染み込ませてから火を灯す。その瞬間、いつもより少しだけ明るく、そして安定した炎が、あなたのキャンプサイトをより一層魅力的に演出してくれるはずです。
正しい方法で芯を交換して、オイルランタンならではの温かみのある夜を存分に味わってくださいね。

コメント