キャンプの夜、ぐっすり眠れるかどうかは「マット」にかかっていると言っても過言ではありません。でも、いざ買おうとすると似たような見た目のマットがたくさんあって迷ってしまいますよね。
特に人気ブランドのキャプテンスタッグ。定番の「EVA」と、最近よく見る「IXPE」。
「名前が似ていて何が違うの?」「結局どっちを買えば失敗しないの?」
そんな疑問を抱えている方のために、今回はキャプテンスタッグのキャンプマットを徹底比較しました。素材の特性から寝心地、断熱性まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
そもそも「EVA」と「IXPE」って何の略?
キャンプマットのスペック表を見ると必ず出てくるこの英単語。まずはそれぞれの正体を、難しい専門用語抜きでざっくり理解しておきましょう。
定番中の定番「EVA」
「EVA」とは、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂のこと。サンダルの底やバスマット、子供部屋のジョイントマットによく使われている素材です。
触ってみると、ふかふかとした弾力があり、ゴムに近い柔らかさが特徴。水に強くて軽いので、キャンプ道具としてはまさに理想的な素材として長年愛されてきました。
キャプテンスタッグ EVAフォームマットは、多くのキャンパーが一度は手にしたことがある「銀マットの進化系」とも言える存在です。
進化系の高密度素材「IXPE」
一方で「IXPE」は、架橋ポリエチレンフォームという素材を指します。
「EVA」との最大の違いは、素材の「密度」にあります。IXPEは独立気泡という非常に細かい泡がぎっしり詰まっていて、EVAよりも少し硬めで、型崩れしにくいのが特徴です。
最近ではキャプテンスタッグ IXPEフォームマットのように、表面にアルミを蒸着させた高機能モデルに多く採用されています。
キャンプでの使い勝手を左右する3つの大きな違い
素材の名前だけでは「どっちがいいか」は決められませんよね。ここからは、実際のキャンプシーンで重要になる3つのポイントで比較していきます。
1. 寝心地とクッション性の違い
まず、寝た瞬間の感覚が違います。
EVAは全体的に「柔らかめ」です。体が沈み込むような感覚があり、ソフトな寝心地が好きな方に向いています。ただし、柔らかい分、体重が一点に集中する膝立ちなどをすると、地面の感触がダイレクトに伝わる「底付き感」が出やすい面もあります。
対するIXPEは「コシがある」という表現がぴったり。密度が高いため、寝返りを打ってもマットがしっかり体を押し返してくれます。沈み込みすぎないため、腰痛持ちの方や、少し硬めの寝心地を好む方にはIXPEの方が快適に感じられるはずです。
2. 断熱性能(R値)とアルミの有無
キャンプマットの最も大切な役割は、地面からの冷気を遮断することです。
EVAモデルは素材そのものの厚み(約2cm)で冷気を防ぎます。春から秋の暖かい時期ならこれ一枚で十分快適です。ただ、冬のキンキンに冷えた地面の上だと、冷気がじんわりと伝わってくることがあります。
ここで有利なのがIXPEモデルです。IXPEの多くには「アルミ蒸着加工」が施されています。
このアルミ層が魔法瓶のような役割を果たし、自分の体温を反射して背中を温めてくれるんです。寒い時期はアルミ面を上にして、夏場は地面からの熱を遮断するためにアルミ面を下にする。そんな使い分けができるのがキャプテンスタッグ IXPEフォームマットの強みです。
3. 耐久性と「ヘタリ」にくさ
長く使いたいなら、耐久性も無視できません。
EVAは柔らかい分、何度も使っているうちに表面が潰れて薄くなってきたり、折りたたみの筋が弱くなってきたりすることがあります。
IXPEは素材の特性上、復元力が強く、長期間使っても厚みが減りにくいのがメリットです。また、表面が滑らかなので、泥汚れなどがついてもIXPEの方がサッと拭き取りやすいという利点もあります。
あなたにぴったりのマットはどっち?診断!
「結局、私はどっちを買えばいいの?」という方のために、タイプ別の選び方を整理しました。
EVAフォームマットがおすすめの人
- キャンプ道具の予算を極限まで抑えたい
- とにかく軽さ重視(徒歩キャンプや登山)
- ファミリーキャンプで「ダブルサイズ」を使いたい
- 冬キャンプには行く予定がない
キャプテンスタッグ EVAフォームマット シングルは、とにかくコスパが最強。また、EVAには「ダブルサイズ」の設定があるのが大きな特徴です。広いテント内に2枚敷き詰めれば、お子様と一緒にゴロゴロ過ごすことができます。
IXPEフォームマットがおすすめの人
- 秋や冬など、冷え込む時期もキャンプをしたい
- 少し硬めのしっかりした寝心地が好き
- 長く愛用できる耐久性の高いものがいい
- アルミのキラキラしたギア感に惹かれる
キャプテンスタッグ IXPEフォームマットは、まさに「迷ったらこれ」と言える万能選手です。EVAより少しだけ値段は上がりますが、その分対応できるシーズンが広く、買い替えの頻度も少なくて済みます。
キャプテンスタッグのマットを使いこなすコツ
どちらのマットを選んでも、さらに快適に過ごすための裏技がいくつかあります。
一つ目は「枕」の代用です。蛇腹式のマットは、端の方だけ数枚分パタパタと畳めば、ちょうど良い高さの枕になります。わざわざキャンプ用の枕を持っていく必要がなくなるので、荷物を減らしたい時に便利です。
二つ目は、インフレーターマットとの併用です。もし「これ一枚じゃ体が痛い」と感じる場合は、このクローズドセルマット(EVAやIXPE)を下敷きにして、その上に空気を入れるマットを重ねてみてください。
これだけで、地面の凸凹と冷気を完全にシャットアウトする最強の寝床が完成します。万が一、上のエアマットに穴が空いて空気が漏れても、下のキャプテンスタッグのマットがあれば、最悪の事態(地面の上で寝る)は避けられます。
結論:キャプテンスタッグのマットはどっち?IXPEとEVAの違いを徹底比較!選び方の正解
最後に、今回の比較をまとめましょう。
とにかく安くて軽くて、気軽にキャンプを始めたいなら「EVAフォームマット」。
一年中使えて、耐久性と断熱性をワンランク上げたいなら「IXPEフォームマット」。
これが一つの正解です。
どちらを選んでも、キャプテンスタッグのマットは折りたたむだけで撤収が終わるという、エアー式にはない手軽さがあります。一度この快適さを知ってしまうと、もう他のマットには戻れないかもしれません。
あなたのキャンプスタイルに合った一枚を選んで、最高の朝を迎えましょう!

コメント