キャンプの夜、一番楽しみな時間といえば焚き火ですよね。でも、いざ始めようとしたときに焚き火台の組み立てに手間取って、せっかくのチルタイムが削られてしまった経験はありませんか?
「もっと手軽に、もっと自由に焚き火を楽しみたい」
そんなソロキャンパーやミニマリストの願いを叶える決定版として登場したのが、キャプテンスタッグ ハコグリルです。2024年の発売以来、その圧倒的な設営スピードと使い勝手の良さで、SNSやキャンプ場でも一際注目を集めています。
今回は、この話題の新作ギアを徹底的に掘り下げ、実際の評価や使い心地、そして「買い」なのかどうかを詳しくレビューしていきます。
キャプテンスタッグ「ハコグリル」とは?驚きの10秒設営を解剖
キャンプギアメーカーの老舗、キャプテンスタッグから登場したハコグリルは、これまでの焚き火台の常識を覆すほどシンプルな構造をしています。
最大の特徴は、商品名通り「ハコ(箱)」を広げるだけで準備が完了するという点。従来の焚き火台のように、脚をクロスさせたり、いくつものパーツをパズルのように組み合わせたりする必要はありません。本体を左右にパカッと開くだけ。文字通り10秒もあれば、焚き火の準備が整ってしまいます。
重さは付属品を含めて約1.1kgから1.4kg程度。ステンレス製でしっかりとした剛性がありながら、折りたたむと厚さ4.5cmほどのコンパクトなサイズに収まります。まさに、ソロキャンプやバイクパッキングに最適なスペックと言えるでしょう。
このギアがなぜ、これほどまでに高い評価を受けているのか。その秘密は「ただ組み立てが早いだけではない」という、計算し尽くされた設計にありました。
サイドから薪を投入できる!調理重視の設計が便利すぎる
ハコグリルを語る上で欠かせないのが、調理中のストレスを極限まで減らしてくれる「サイド投入口」の存在です。
多くのコンパクト焚き火台は、上にゴトクや網を乗せてしまうと、薪の追加が難しくなります。火力が落ちてきたなと思っても、一度クッカーをどけて、熱いゴトクをどかして……。この手間が、料理にこだわりたいキャンパーにとっては意外とストレスなんですよね。
しかし、ハコグリルは側面に大きな開口部が設けられています。これにより、上にメスティンやキャプテンスタッグ スキレットを乗せた状態のままで、横から太めの薪や炭を差し込むことができるんです。
「煮込み料理をしながら火力を維持したい」
「焼き物をしていて、あと少しだけ火を強くしたい」
そんな細かな火加減の調整が、片手でサッと行える。この「調理を止めない」設計こそが、ハコグリルが料理好きのキャンパーから絶賛される理由です。
高い燃焼効率と風防性能がキャンプを快適にする
焚き火台選びで重要なのは、見た目や軽さだけではありません。肝心の「火がしっかり燃えるか」という点も非常に重要です。
ハコグリルは、四方をパネルで囲まれた箱型構造を採用しています。これが天然の「風防」としての役割を果たしてくれるため、風が強い日でも火が煽られにくく、安定した燃焼を保ってくれます。
また、本体下部には空気を取り入れるためのスリットが配置されています。ここから吸い込まれた空気が上昇気流を生み出し、いわゆる「煙突効果」によって、放っておいても薪が力強く燃えてくれるのです。
火起こしに慣れていない初心者の方でも、着火剤と小枝を入れておけば、スムーズに大きな炎を育てることができるでしょう。この「燃えやすさ」は、キャンプでの安心感に直結します。
付属ゴトクの安定感と幅広いクッカーへの対応力
ハコグリルには、専用のステンレス製ゴトクが標準装備されています。これがまた、非常に優秀な働きをしてくれます。
多くの格安焚き火台に付いているゴトクは、ただ乗せるだけですぐにズレてしまったり、小さなシェラカップが安定しなかったりすることがあります。しかし、ハコグリルのゴトクは本体の縁にしっかりと引っかかる構造になっており、多少重い鍋を振ってもビクともしません。
さらに、中央部分が絞られた形状になっているため、小さなキャプテンスタッグ シェラカップから、中型のメスティン、さらにはダッチオーブンの小型版まで、幅広いサイズのクッカーを安定して乗せることができます。
ゴトクの位置をあえて端に寄せることで、上部からも薪を追加できるスペースを確保するなど、ユーザーの動線を考え抜いた配置には驚かされます。
他のコンパクト焚き火台と比較して分かる圧倒的なコスパ
さて、ここで気になるのがライバル機との比較です。コンパクト焚き火台といえば、ピコグリルや、同じキャプテンスタッグ V型スマートグリルなどが有名ですよね。
ピコグリルは、確かに圧倒的な軽さと薄さを誇ります。しかし、その分、風の影響を受けやすかったり、調理中にクッカーが滑りやすかったりという弱点もあります。また、価格も1万円を超えることが多く、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
一方でハコグリルは、実売価格が3,000円から4,000円台(時期やショップによります)という、驚異的なコストパフォーマンスを実現しています。
V型スマートグリルと比較しても、ハコグリルの方がパーツが一体化されているため、紛失の心配がなく、設営・撤収のスピードで圧倒的に勝っています。「とにかく手軽に始めたい」という人にとって、この価格帯でこの機能性は、正直言って敵なしと言っても過言ではありません。
知っておきたいデメリットと注意点
ここまでメリットを並べてきましたが、公平を期すために、あえて気になる点も挙げておきましょう。
一つ目は「灰受けと地面の距離」です。ハコグリルは底面が地面に比較的近いため、長時間焚き火を続けると、放射熱で下の地面にダメージを与える可能性があります。芝生のサイトで使用する場合は、必ず焚き火シートを敷いて、フィールドを保護することを忘れないでください。
二つ目は「収納時の厚み」です。薄さ数ミリになるような超軽量モデルに比べると、4.5cmという厚みは、バックパックの中では少し存在感を感じるかもしれません。とはいえ、車やバイクでのキャンプなら全く問題にならないサイズですし、丈夫な収納バッグも付いているので、パッキング自体は非常にスムーズです。
最後に「掃除のしやすさ」について。箱型で一体化されているため、隅の方に灰が溜まりやすい傾向があります。撤収時には、小型のブラシやハケを用意しておくと、隙間の灰をサッときれいに落とすことができ、メンテナンスが楽になります。
焚き火を日常の延長にする最高のパートナー
キャンプに行く際、一番腰が重くなるのが「準備と片付け」ですよね。
ハコグリルが提供してくれるのは、単なる火を燃やす道具ではありません。「思い立ったらすぐに焚き火ができる」という心理的な軽やかさです。
キャンプ場に着いて、椅子を広げ、ハコグリルをパカッと開く。それだけで、自分だけの特別な時間が始まります。凝った料理を作るのもいいし、ただコーヒーを淹れるために火を起こすのもいい。その「自由さ」を支えてくれるのが、このギアの最大の価値ではないでしょうか。
頑丈なステンレス製なので、使い込むほどに焼き色がつき、自分だけの「味」が出てくるのも楽しみの一つ。ガシガシ使って、煤で汚して、自分だけの道具に育てていく過程こそ、キャンプの醍醐味です。
まとめ:キャプテンスタッグ「ハコグリル」の評価は?組立10秒の焚き火台を徹底レビュー!
ここまでキャプテンスタッグ ハコグリルの魅力について語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
改めてその特徴をまとめると、以下のようになります。
- 驚異的な「ワンアクション」での設営と撤収が可能。
- 調理をしながら横から薪を追加できる便利な投入口。
- 風に強く、燃焼効率に優れた箱型構造。
- どんなクッカーも安定して支えるタフなゴトク。
- 大手メーカーならではの、圧倒的なコストパフォーマンス。
ソロキャンプをこれから始めたいという初心者はもちろん、設営・撤収を簡略化したいベテランキャンパーにとっても、ハコグリルは間違いなく「買い」の一台と言えます。
焚き火は、心に静寂をもたらしてくれる最高のエンターテインメントです。そんな時間をより身近に、より快適にしてくれるキャプテンスタッグ ハコグリルを、ぜひあなたのキャンプ道具に加えてみてください。
次の週末、パカッと開くだけの10秒設営で、炎のゆらめきに癒やされる最高のキャンプ体験を楽しみませんか?

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