「キャンプでおいしいコーヒーを淹れたい」「手軽にアウトドア飯を楽しみたい」と思ったとき、真っ先に悩むのが火器選びですよね。
本格的なシングルバーナーは憧れるけれど、専用のガス缶(OD缶)は高いし、どこでも売っているわけじゃない。そんな悩みを抱えるキャンパーの間で、今熱い視線を浴びているのがキャプテンスタッグ トレッカー カセットガスバーナーコンロです。
家庭で使うカセットボンベ(CB缶)がそのまま使えて、しかも使い勝手が抜群。今回は、このバーナーがなぜ「CB缶派の最適解」と言われるのか、その理由を隅々まで深掘りしていきます。
そもそも「キャプテンスタッグ トレッカー カセットガスバーナーコンロ」とは?
日本のアウトドアブランドとしておなじみの「鹿番長」ことキャプテンスタッグ。その中でも「トレッカー」シリーズは、機能性とデザイン性を両立させた人気ラインです。
キャプテンスタッグ トレッカー カセットガスバーナーコンロ(型番:UF-26)は、燃料に家庭用のカセットボンベを使用する一体型のシングルバーナーです。
一番の特徴は、無骨ながらも洗練されたステンレスの質感と、計算し尽くされた安定感。キャンプ初心者から、道具にこだわり抜いたベテランまで、幅広い層に愛用されています。
なぜCB缶タイプが選ばれるのか
キャンプ用のバーナーには、丸くてどっしりした「OD缶(アウトドア缶)」と、細長い「CB缶(カセットボンベ缶)」の2種類があります。
OD缶は火力が安定していて見た目もプロっぽいですが、1缶あたりの価格が高めで、登山用品店や大型ホームセンターに行かないと手に入りにくいのが難点です。
一方で、カセットガスはコンビニ、スーパー、100円ショップでも手に入ります。忘れてしまっても現地調達しやすく、ランニングコストも圧倒的に安い。この「気軽さ」こそが、トレッカーカセットガスバーナーを選ぶ最大のメリットになります。
キャプテンスタッグのトレッカーが圧倒的に使いやすい5つの理由
数あるCB缶バーナーの中で、なぜトレッカーがこれほど評価されているのでしょうか。実際に使ってみてわかる、かゆいところに手が届くポイントを整理しました。
1. 組み立て不要で、出してすぐ使える
多くのシングルバーナーは、足を広げたり、ゴトクを回転させたりといった「儀式」が必要です。それはそれで楽しいのですが、お腹が空いている時や雨が降りそうな時は少し面倒に感じることもあります。
その点、このバーナーは非常にシンプル。専用のハードケースから取り出し、CB缶を差し込んで回すだけ。足が固定式なので、安定性を確認しながらガチャガチャと組み立てる手間が一切ありません。この「クイックスタート」ができる点は、初心者にとって大きな安心材料になります。
2. 抜群の安定感を生む「四本脚」の構造
シングルバーナーの中には三本脚のモデルも多いですが、重い鍋やケトルを乗せた時に少し不安を感じることがあります。
キャプテンスタッグ トレッカー カセットガスバーナーコンロは、低重心でしっかりとした四本の脚で支える構造です。接地面が広いため、多少凹凸のある地面やキャンプサイトのテーブルの上でも、どっしりと構えてくれます。料理中にクッカーをかき混ぜても、ヒヤッとすることが少ないのが嬉しいポイントですね。
3. 調整可能なゴトクで、シェラカップから大鍋まで対応
このバーナーのゴトクは、開閉式になっています。
閉じている状態では、底の小さなシェラカップやマグカップを乗せるのにぴったり。開くと直径16cm程度のクッカーまでしっかりホールドしてくれます。
「ソロキャンプではカップ一杯の湯を沸かし、グループキャンプではみんなでつつく鍋を作る」といった、柔軟な使い分けが一台で完結します。
4. 火口が広く、料理が焦げ付きにくい
コンパクトさを売りにしたバーナーの中には、炎が一点に集中して噴き出す「一点集中型」が多くあります。これだと、アルミクッカーなどを使う際に中心だけが焦げてしまいがちです。
しかし、トレッカーのバーナーヘッドは比較的大きめに設計されています。炎が広範囲に広がるため、鍋底全体を効率よく、均一に温めることができます。炊飯をしたり、炒め物をしたりする際も、火加減の調整がしやすく、料理のクオリティが上がります。
5. 安心の「遮熱板」が標準装備
CB缶タイプのバーナーで一番怖いのは、調理中の熱がガス缶に伝わって過熱される「輻射熱」です。
トレッカーには、ステンレス製の遮熱板が最初から標準で装備されています。これにより、長時間煮込み料理をしてもガス缶が熱くなりすぎるのを防いでくれます。後付けのパーツを買い足す必要がなく、最初から安全に配慮された設計になっているのは、メーカーの良心を感じる部分です。
スペックから見るトレッカーの真価
数字的な性能についても触れておきましょう。
最高出力は2,400kcal/h。これはソロキャンプでの調理には十分すぎるほどのパワーです。気温にもよりますが、500mlの水なら3分〜4分程度でボコボコと沸騰させることができます。
重量は約300g。超軽量モデルと比較すれば少し重いと感じるかもしれませんが、その分、本体に剛性(強さ)があります。専用のハードケースに入れれば、バックパックの隙間に放り込んでも壊れる心配がほとんどありません。道具をラフに扱いたいキャンプシーンでは、この「頑丈さ」こそが正義だったりします。
SOTOやイワタニと比較してどうなの?
CB缶バーナーを検討する際、必ず候補に上がるのがSOTO レギュレーターストーブ ST-310やイワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナーでしょう。これらと比較して、トレッカーはどう立ち回るべきでしょうか。
SOTOのST-310は、寒さに強い「マイクロレギュレーター」を搭載しているのが強みです。しかし、標準状態では点火スイッチが押しにくかったり、足が滑りやすかったりと、オプションパーツを追加購入して完成させる楽しさがあるモデルです。
対してキャプテンスタッグ トレッカー カセットガスバーナーコンロは、最初から「完成品」として使い勝手が完成されています。点火スイッチも押しやすい位置にあり、脚の安定感も抜群。
「自分で改造して楽しむよりも、最初から不満なく使える道具が欲しい」という方には、間違いなくトレッカーが向いています。価格面でもキャプテンスタッグは非常に戦略的で、コストパフォーマンスの高さでは一歩リードしている印象です。
実際に使う前に知っておきたい「注意点」
非常に優秀なトレッカーですが、苦手なこともあります。
まず、CB缶の特性上、氷点下のような極寒の環境では火力が落ちます。これはバーナーのせいではなく、ガスの性質によるものです。冬の雪中キャンプなどで使いたい場合は、パワーガスなどの寒冷地仕様のボンベを組み合わせる工夫が必要です。
また、ゴトクを広げたとしても、16cmを超えるような極端に大きな鍋や鉄板の使用は避けましょう。いくら遮熱板があるとはいえ、ガス缶の上を完全に覆ってしまうようなサイズは危険です。あくまで「ソロからデュオ(2人)」での使用を前提とした設計であることを忘れないようにしてください。
トレッカーカセットガスバーナーがおすすめなのはこんな人
ここまでの情報を整理すると、キャプテンスタッグ トレッカー カセットガスバーナーコンロを導入すべきなのは、次のような方です。
- キャンプ初心者で、まずは失敗のないバーナーが欲しい人
- 組み立ての簡単さと安定感は、初心者にとって最大の味方です。
- 燃料コストを抑えたい人
- 100円ショップのガス缶が使える経済性は、回数を重ねるほど効いてきます。
- ソロキャンプで料理をしっかり楽しみたい人
- 広い火口と安定したゴトクは、クッカーを選ばず快適な調理を約束してくれます。
- 防災用として備蓄しておきたい人
- 家庭にあるガス缶とセットで保管しておけば、いざという時の頼もしいライフラインになります。
まとめ:キャプテンスタッグのトレッカーカセットガスバーナーコンロで自由な旅を
アウトドアの楽しみは、火を操ることから始まります。
キャプテンスタッグ トレッカー カセットガスバーナーコンロは、手軽なCB缶を使いながらも、本格的な調理を可能にしてくれる実力派のギアです。
無駄を削ぎ落とした武骨なデザインは、使い込むほどにステンレス特有の焼き色がつき、自分だけの道具へと育っていきます。専用ケースにパッキングして、週末のフィールドへ持ち出す。それだけで、いつものカップラーメンやコーヒーが何倍も贅沢な時間に変わるはずです。
手軽に、賢く、そして力強く。あなたのキャンプライフの相棒として、このバーナーを選んでみてはいかがでしょうか。
「キャプテンスタッグ トレッカー カセットガスバーナーコンロ」があれば、どこでもそこが自分だけのキッチンになります。さあ、次はどの景色の中で火を灯しますか?

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