キャンプの火おこしやランタンへの点火、あるいは日常のちょっとした作業に欠かせないのが、キャプテンスタッグ スライドミニトーチですよね。火口が伸びて安全に使える、この便利すぎる相棒。しかし、いざ使おうとしたときに「あれ?ガスが切れてる?」とか「充填したはずなのに火がつかない……」なんて困ったことはありませんか?
今回は、愛用者の多いこのトーチを長く快適に使うために、正しいガスの詰め方から、トラブル時の解決策までを徹底的に解説します。これさえ読めば、フィールドで火がつかずにオロオロすることはもうありません!
そもそも「スライドミニトーチ」ってどんなアイテム?
まずはおさらいですが、キャプテンスタッグのこのトーチ、正式名称を「UF-16 スライドミニトーチ」といいます。最大の特徴は、なんといっても火口が約6cmもスライドして伸びること。
焚き火の奥にある着火剤に火をつけたいときや、マントルを焼きたいランタンなど、普通のライターだと指が熱くなってしまうシーンで大活躍します。さらに、炎の形がいわゆる「ターボ式」の極細集中炎なので、多少の風が吹いても消えません。キャンプという過酷な環境において、この「風に強い」というのは絶対的な正義なんですよね。
コンパクトで持ち運びもしやすく、セーフティロックがついているので、バックパックの中で勝手に火がついていた!なんて大惨事も防げます。そんな優秀な道具だからこそ、正しいメンテナンス方法を知って、一生物のギアとして可愛がってあげましょう。
キャプテンスタッグのスライドミニトーチにガス充填する正しい手順
「ガスがなくなったら使い捨て」ではありません。このトーチは、ガスを補充して繰り返し使えるエコロジーな設計です。でも、間違った方法で充填しようとすると、ガスが漏れたり故障の原因になったりします。
1. 適合するガスを確認する
ここが一番の注意点です。キャンプ用品なので、ついつい調理に使うカセットボンベ(CB缶)から直接チャージしたくなりますよね。しかし、キャプテンスタッグ スライドミニトーチの注入口は、一般的な「ライター専用ガス」のノズル形状に合わせて設計されています。
基本的には、ホームセンターや100円ショップ、コンビニなどで売られている「注入式ライター用ガスボンベ」を用意してください。CB缶をそのまま押し付けても、ノズルの太さが合わずにガスが周囲に漏れるだけで、本体には入っていきません。
2. 作業場所の安全を確保する
ガスを扱うので、絶対に火気のない場所で行ってください。キッチンでコンロがついている横や、ストーブの近く、喫煙しながらの作業は厳禁です。できれば風通しの良い屋外や、窓を開けた換気の良い場所で行いましょう。
3. 本体のロックを確認し、逆さまにする
点火レバーにロックがかかっていることを確認したら、本体の底面にある注入口を上に向けます。トーチを逆さまにし、ガス缶も逆さまにして、垂直にドッキングさせるのがコツです。
4. 垂直に押し込む
ガス缶のノズルを注入口に合わせ、グッと強く数秒間押し込みます。「シュー」という音がして液体ガスが入っていくのが見えるはずです。一度にたくさん入れようとせず、2〜3秒を数回に分けて行うと、漏れにくくスムーズに入ります。
5. 常温に戻るまで待つ
ここ、意外と忘れがちですが重要です!充填直後のガスは非常に冷たくなっています。この状態ですぐに点火しようとしても、ガスの気化が不安定で、火が大きく揺れたり点かなかったりします。充填後は数分間放置して、本体が常温に戻るのを待ってから点火テストをしましょう。
「充填したのに火がつかない!」そんな時の原因と対処法
しっかりガスを入れたはずなのに、カチカチいっても火がつかない。あるいは、火が弱すぎて使い物にならない。そんな時にチェックすべきポイントを整理しました。
ガス調節ネジが極端になっていないか
本体の底面を見ると、マイナスドライバーや指先で回せる「+」と「−」の調節ネジがあります。これが「−」に全振りされていると、ガスが出ずに火がつきません。逆に「+」に振りすぎていると、ガスの勢いが強すぎて火花が吹き消されてしまうこともあります。まずは真ん中あたりに合わせてから、少しずつ回してベストな位置を探してみてください。
気温が低すぎていないか(ドロップダウン現象)
冬のキャンプ場でよくあるトラブルです。ガスの成分であるブタンは、気温が氷点下に近くなると気化しにくくなります。本体がキンキンに冷えている場合は、手で握ってしばらく温めてみてください。これだけで「カチッ、ボッ!」と元気に復活することがよくあります。
火口にホコリやゴミが詰まっていないか
キャンプ道具はタフに使われるもの。ポケットやバッグに入れている間に、小さな糸屑や灰が火口に詰まってしまうことがあります。火花の飛び方がおかしいなと思ったら、エアダスターなどでシュッとひと吹きして掃除してあげましょう。
内部に空気が溜まっている
何度も充填を繰り返していると、タンク内にガスと一緒に空気が混入してしまうことがあります。これが原因で点火不良を起こしている場合は、一度ガスを使い切るか、注入口の細いピンを軽く押して中のガス(と空気)を完全に抜いてみてください。空っぽにしてから新鮮なガスを再充填すると、驚くほど調子が良くなることがあります。
SOTOのスライドガストーチと比較してわかる魅力
この手のアイテムで必ず比較対象になるのが、SOTO スライドガストーチですよね。あちらは「CB缶から直接充填できる」というのが大きな売りです。
一方のキャプテンスタッグは、先述の通りライター用ガスが基本。一見不便に思えるかもしれませんが、実はメリットもあります。ライター専用ガスは、CB缶よりも不純物が少なく、目詰まりしにくい高純度なガスが使われていることが多いんです。そのため、長期間メンテナンスフリーで使いたいなら、ライター用ガス仕様の方が安心という考え方もあります。
また、キャプテンスタッグの製品は、圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。1,000円台で購入できる手軽さは、これからキャンプを始める方や、予備のトーチを探している方にとって、非常に大きなアドバンテージです。
もし「どうしてもキャンプ場でCB缶から詰めたい」というのであれば、フィルアダプターという変換プラグを別途用意するという手もあります。これがあれば、カセットコンロ用のガスをライター用ノズルに変換して、キャプテンスタッグのトーチに充填できるようになります。
メンテナンスを楽しみ、長く使い続けるコツ
道具を使い捨てにせず、手をかけて長く使う。これこそキャンプの醍醐味ですよね。キャプテンスタッグ スライドミニトーチは、適切に扱えば何年も応えてくれるタフなギアです。
- 定期的な点火テスト: しばらく使わない時も、たまに点火してガスが固着していないか確認しましょう。
- 高温多湿を避ける: 車内放置は危険です。夏場のダッシュボードなどは絶対に避けてください。
- 無理にスライドさせない: 火口のスライド部分に砂などが噛んでいるときは、無理に動かさず掃除してから動かしましょう。
こうした小さなケアが、いざという時の「確実な着火」につながります。
まとめ:キャプテンスタッグのスライドミニトーチにガス充填する方法!つかない時の対処法も
いかがでしたでしょうか。今回は、多くのアウトドアマンに愛されるキャプテンスタッグ スライドミニトーチのガス充填方法と、トラブル解決策についてお伝えしました。
ガスを正しく補充し、温度管理やノズルの清掃に気をつけるだけで、この小さなトーチは最高のパフォーマンスを発揮してくれます。「火がつかない」と諦めて買い換える前に、ぜひ今回のチェックリストを試してみてください。
正しい知識を持って道具を使いこなせば、キャンプの夜はもっと快適に、もっと楽しくなるはずです。次のキャンプでは、パンパンにガスを詰め込んだキャプテンスタッグのトーチを持って、力強い炎で焚き火を楽しんでくださいね!

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