こんにちは!みなさんはバーベキューやキャンプで炭を選ぶとき、何を基準にしていますか? 「煙が少なくて、火持ちが良くて、食材の味を邪魔しない炭がいいな…」そう思ったことがあるなら、ぜひこの記事をチェックしてください。今回は、アウトドアブランドのキャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)から発売されている「オガ備長炭」を徹底的に使い込んで、その火力と持続時間をレビューします。
このオガ備長炭、実は焼肉店でも使われている本格派なんです。名前の通り、「オガ」=おがくずを再利用して作られた、環境にも配慮したエコな成型炭。果たしてその実力はどうなのか? 長所も短所も包み隠さず、実際に感じたことをお伝えしていきますね。
そもそも「オガ備長炭」ってどんな炭?
まずは基本から押さえていきましょう。「オガ備長炭」は、木材を加工する時に出るおがくずを集め、高圧で固めて棒状に成型した後、備長炭と同様の高温でじっくり炭化させたものです。中心には空気の通り道となる穴が開いているのが特徴的。
この製法は、いわゆる「白炭」に分類されます。高温(1000度以上)で焼き上げて急冷するため、炭の表面が灰白色になり、非常に硬くて火持ちが良いんです。
天然のウバメガシを原料とする高級な「備長炭」とは原料が違いますが、その長所である「長時間の安定した火力」と「煙・臭いの少なさ」を、より手頃な価格で実現しようとしたのがこの「オガ備長炭」なのです。
キャプテンスタッグオガ備長炭の特徴と評価
キャプテンスタッグのオガ備長炭は、主原料としてカシやナラなどの広葉樹から出る木炭粉が使われています。ネット通販では2kg入りや3kg入りなど、用途に合わせたサイズが展開されています。実際に使い、多くのユーザーレビューも参考にすると、次のような長所と短所が浮かび上がってきました。
長所(メリット)
- 火持ちが抜群に良い: これが一番の魅力です。多くのユーザーが「長持ちする」と太鼓判を押しています。一度熾れば、3~4時間は安定した火力が持続するため、ゆっくり食事を楽しむ長時間BBQに最適です。中には「6~7時間燃え続けた」という声も。
- 煙と臭いが非常に少ない:「煙が少ない」「ほぼ無臭」というレビューが多数あります。これは食材本来の味を引き立て、周囲に煙が広がる心配も減らしてくれます。近所やベランダで使う際にも嬉しいポイントですね。
- 火力が安定している: 高密度に成型されているため、熾ると「安定した中〜強火力」をキープします。火力のムラが少なく、焼きムラの心配も軽減されます。
- 爆ぜ(はぜ)にくく安全: 成型炭のため、天然炭に時々ある「パチッ」と火花が飛び散る「爆跳」のリスクが低いとされています。小さいお子さんが近くにいても、少し安心です。
- エコで環境に配慮: 木材の廃材であるおがくずを有効利用している点も、現代のアウトドア愛好家にとっては重要な魅力です。
短所(デメリット)
- 着火に少し手間がかかる: 高密度であるがゆえの弱点です。「着火が難しい」「火付けに時間がかかる」という声は多くのレビューで見られます。初心者がマッチや少量の着火剤だけで熾すのは至難の業かもしれません。
- 価格がやや高め: 一般的な黒炭と比べると、価格は高めに設定されています。ただし、その分燃焼時間が長く、少量で済むことを考えると、コストパフォーマンスは悪くないという見方もできます。
- 天然木炭らしい風味は少ない: 「味がない(雰囲気的に)」という感想も一部にあります。厳密に天然木の香りを求めるこだわり派の方には、物足りなく感じられる可能性があります。
火力と持続時間の実践レビュー:実際に使ってみた
では、私が実際にキャンプで試した様子をご報告します。使用したのはキャプテンスタッグのオガ備長炭3kg入り。焚き火台タイプのBBQコンロで、家族4人での焼肉を想定しました。
着火までの道のり
予想通り、着火にはコツが必要でした。最初に少量の焚き付け用の細い薪と着火剤を使い、その上に「井」の字にオガ備長炭を組みました。うちわで扇いで空気を送ること約20分。炭の表面が次第に白っぽくなり、中心からオレンジ色の炎がゆらぎ始めました。ガスバーナーや火起こし器があれば、この工程はもっと短縮できるでしょう。
燃焼中の火力の感触
完全に熾った炭は、じりじりと強い遠赤外線を発しているのが手に感じられます。火力はガツガツとした強い炎というより、深くて持続力のある「熱の塊」 という印象。肉を焼くと、表面はすぐに香ばしく焼き色がつき、中までじんわり火が通ります。煙がほとんど出ないので、目が痛くなったり、服に臭いが染みついたりする心配がなく、料理に集中できました。
持続時間の実測
午後5時過ぎに着火し、焼肉を始めたのは5時半頃。食べ終わり、後片付けを始めた8時過ぎになっても、炭はまだ十分な熱を保っていました。実際の燃焼時間は3時間半を優に超え、その後も消し炭として利用可能な状態でした。少量の炭で長時間楽しめるのは、準備や後片付けの手間を考えると大きなアドバンテージだと実感しました。
最大の弱点「着火の難しさ」を克服するコツ
ここがクリアできれば、オガ備長炭の魅力を120%引き出せます。いくつか確実な方法をご紹介します。
1. 火起こし器(チャコスター)を使う
これが最も確実で簡単な方法です。火起こし器に炭を入れ、下からガスバーナーや強力な着火ブロックで直接炙ります。10分ほどで全体が真っ赤に熾ります。
2. ガスバーナー・トーチを活用する
火起こし器がなくても、ガスバーナーは強力な味方です。「井」字やピラミッド状に組んだ炭の、底部や中心部分一点に集中して炎を当て続けます。炭の一部が赤く熾るまで根気よく炙り、その後うちわで空気を送れば火が広がります。
3. 「種火」作戦を採用する
着火しやすい安価な黒炭や、細かく割ったオガ備長炭を下層に敷き、その上にオガ備長炭を積みます。下の「種火」から確実に火を移す、伝統的で確実な方法です。
こんな人にオススメです!
キャプテンスタッグのオガ備長炭は、すべての人に万能というわけではありません。その特性から、特に以下に当てはまる方にピッタリだと断言できます。
- 煙や臭いを極力抑えて、食材の味を楽しみたい方。
- 熾す手間を惜しまず、一度火をつけたら長時間安定した火力を欲する方。
- 少人数や家族でのんびりBBQを楽しみ、炭の継ぎ足し手間を省きたい方。
- 環境に配慮した製品を選びたいという意識が高い方。
逆に、「とにかく手早く火をつけてサッと楽しみたい」という初心者の方や、非常に短期間の使用のみを考えている方には、着火性の良い黒炭や、着火剤入り成型炭の方が向いているかもしれません。
キャプテンスタッグオガ備長炭の総合評価
総合的に見て、キャプテンスタッグのオガ備長炭は「本格的な炭火の質を、アウトドアでも気軽に求めたい人への、コストパフォーマンスに優れた選択肢」と言えます。
着火の難易度が高いというハードルはありますが、それは高密度で優れた性能を実現するための裏返し。そのハードルを、火起こし器やガスバーナーといった適切な道具で乗り越えさえすれば、そこから先は「煙が少ない」「火持ちが良い」「安全」という理想的なBBQの時間が待っています。
アウトドアのクオリティを一段階上げたいとお考えのあなた。次回のBBQでは、着火の一手間を覚悟の上で、このキャプテンスタッグオガ備長炭の実力を試してみてはいかがでしょうか。きっと、そのパワフルで持続力のある炎が、いつも以上の美味しい時間を演出してくれるはずです。

コメント